【2025年最新】SEOとは？SEO対策の基本とやり方までを解説

SEOとは”検索エンジン最適化”を意味する「Search Engine Optimization」を略したもので、ユーザーが検索した内容に対して良質な「回答」を用意し、検索結果で上位表示されることを目指すものです。

自社のWEBマーケティングにおけるSEO対策を行う中で浮かんだ、

・SEOが大事なのはわかるけど、対策のやり方がわからない
・SEOをすることによって、どんな効果があるのかあまりよく分かっていない
・記事を書いているけど、何を指標にしたら良いのか、わからない

といった疑問やお悩みをお持ちの方に向けて、SEOとは一体何なのかについて目的や具体的なやり方、ノウハウと共に解説していきます。

SEOとは？

SEOとはSearch Engine Optimization（検索エンジン最適化）の略称であり、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを自然検索（オーガニック検索）の結果で上位に表示させるための取り組み全般を指します。検索ユーザーのニーズと自社ページを適切に結び付けることで、安定したアクセスと継続的な接点を生み出すことを目的としています。

SEOは単にアクセス数を増やすための施策ではなく、問い合わせや資料請求、購入といったビジネス成果につなげるための集客基盤をつくるマーケティング手法です。Web広告やSNSと並ぶチャネルの一つとして、中長期的に効く集客の柱を構築する役割を担っています。

検索エンジンの評価では、ユーザーにとって役立つ情報かどうかを判断するHelpful Content System（有用なコンテンツを優先する仕組み）や、情報の信頼性を評価するE-E-A-T（経験・専門性・権威性・信頼性）が重視されています。検索ユーザーの意図を正しく捉え、その疑問や課題に分かりやすく答える有益で信頼できるコンテンツを提供できているかどうか が、SEOの重要な評価軸になります。

実務レベルのSEOは、内部対策・外部対策・コンテンツ施策の三つを組み合わせて進めます。サイト構造や内部リンク、ページ表示速度、スマートフォン対応、良質な被リンクの獲得、検索ニーズに沿った記事やページの企画・改善などを総合的に最適化し、検索エンジンとユーザー双方から評価されるWebサイトをつくることがSEOの役割です。

SEOのメリット・デメリット

SEO施策を実施する目的は、単に検索順位を上げることではなく、中長期的に安定した集客を実現する「資産型のマーケティング基盤」を築くことにあります。
とはいえ、SEOには明確なメリットとデメリットの両面が存在し、それらを理解したうえで施策方針を決定することが重要です。

SEOのメリット

【メリット1】購買意欲の高いユーザーを獲得できる（能動的に検索するユーザー）

検索行動をしているユーザーは、能動的なので自社のWEBサイトへ流入した際にもお問い合わせなどの行動につながる可能性が高いと言えます。能動的な行動を起こすユーザーを集められるということは、結果的に購買意欲の高いユーザーを集めることができるようになります。

【メリット2】資産となる（中長期的に流入を見込める）

リスティングなどの広告による集客は、広告費をかけて配信をしている際には効果がありますが、その集客効果はコストに比例するため、配信を止めると効果がなくなってしまいます。それに対して、SEO対策を行ったコンテンツはWEBサイトを閉鎖しない限り、コンテンツが消えないため半永久的な効果が見込めます。

【メリット3】広告と比べて費用対効果が高い

前述の通り、SEOは購買意欲の高いユーザーを集めることに長けており、WEBサイトを閉鎖しない限り効果が見込めます。そのため即効性の高い施策である広告による集客と比較すると、中長期的に見れば費用対効果が高いといえます。

SEOのデメリット

【デメリット1】効果が出るまでに時間がかかる

SEOは検索エンジンからの評価が蓄積されていくプロセスであるため、施策を講じたからといってすぐに成果が出るものではありません。
特に新規ドメインや競合が強いジャンルの場合、成果が出るまでに数ヶ月～半年以上を要することもあります。

【デメリット2】成果に再現性がなく、変動リスクも存在する

SEOは外部環境の影響を強く受けるマーケティング手法です。
たとえば、Googleのアルゴリズムアップデートにより検索順位が変動することも珍しくなく、一時的に成果が出ていても、それが永続的に続くとは限りません。

特に、年に数回実施される大規模な「コアアルゴリズムアップデート」は順位への影響が大きいため、仕組みを正しく理解しておくことが重要です。

関連記事：【2025年8月最新】Googleコアアップデートとは？概要から傾向、対策までを徹底解説！

【デメリット3】継続的な運用と改善が必要不可欠

SEOは一度施策を行えば完結するものではなく、検索意図や競合状況、検索トレンドの変化に応じて常に最適化を続ける必要があります。
また、成果の分析・仮説・検証を繰り返すPDCA運用が前提となるため、一定のリソースや体制が求められます。

SEO対策の種類

SEO対策には主に「内部対策」「外部対策」の２つの種類があります。

種類	概要	主な施策
内部対策（コンテンツSEO含む）	サイト内の構造やコード・コンテンツ品質・ページスピードを最適化し、検索エンジンがサイト内容を把握しやすくする	検索意図に合致したコンテンツ作成 キーワード調査 専門性・網羅性の高い記事作成 タイトルタグやメタディスクリプションの最適化 内部リンク構築 画像最適化 モバイル対応 ページ読み込み速度改善
外部対策	外部のサイトから被リンクを獲得し、自社サイトの信頼性や権威性を向上させる	自然な被リンク獲得 信頼性のあるコンテンツ制作 PR活動

内部対策

内部対策は、自社のウェブサイト内を最適化することで検索エンジンにとってわかりやすい構造にし、評価を高めるための施策です。

具体的には、適切なキーワードを調査し、ユーザーの検索意図に応える内容のコンテンツを作成することが重要です。

また、HTMLのタイトルタグやメタディスクリプションを設定することで、検索結果に表示される情報が分かりやすくなり、クリック率を向上させる効果があります。

さらに、内部リンクを適切に配置することで、ユーザーや検索エンジンがサイト内をスムーズに巡回できるようになります。

加えて、ページ読み込み速度を改善し、モバイル端末からの閲覧にも対応することで、ユーザーの体験（UX）を向上させることができます。これらを行うことでサイトの滞在時間が増え、検索順位にも良い影響を与えます。

以下の記事に内部対策についての詳細な施策内容やメリットなどを説明しております。併せてご確認ください。

関連記事：SEO内部対策とは？目的から具体的な施策を3つに分けて解説

関連記事：コンテンツSEOとは？基本やメリット、注意点を紹介

外部対策

外部対策は、外部のウェブサイトからの被リンク（バックリンク）を獲得することで、自社サイトの信頼性と権威性を向上させる施策です。検索エンジンは、質の高い外部サイトからのリンクを自社サイトへの評価として判断するため、リンク元のサイトの質が非常に重要です。

自然な被リンクを獲得するためには、有益で信頼性の高いコンテンツを作成し、他のサイトが紹介しやすくすることが重要です。また、SNSや広報活動を活用してコンテンツの認知を広げることも効果的です。ただし、リンクを購入したり、質の低いサイトから大量にリンクを得ると逆に検索エンジンからの評価が下がるリスクがあるため、自然で質の高いリンクを意識した運用が必要です。

関連記事：SEO外部対策とは？重要性や具体的な対策方法、注意点を解説

優先的に取り組むべきSEO施策12選

SEO対策は非常に幅広く、すべてを同時に行うのは現実的ではありません。特に、初めてSEOに取り組む企業や、既存の施策を見直したいと考えているWeb担当者にとっては、「どこから着手すべきか」が大きな課題になります。

そのような状況においては、検索順位の決定に影響を与える基本的な評価要素を理解したうえで、優先度の高い施策から順に実行していくことが重要です。

本章では、マーケティング会社の支援現場で実際に活用されることが多く、比較的汎用性が高いとされる基本的なSEO施策を12個に整理して紹介します。すべての施策がすべてのサイトに当てはまるわけではありませんが、コンテンツの改善や技術的な最適化に取り組む際の出発点として有効なものを厳選しています。

1. タイトルタグの最適化

検索結果で最初に表示されるタイトルタグは、ユーザーがクリックするかどうかを判断する最も重要な要素です。ページの内容が自分の課題を解決してくれそうか、ユーザーは数秒で見極めます。

また、タイトルに含まれるキーワードは検索順位にも影響する要素であり、検索意図にマッチした語句を自然に組み込むことが求められます。文字数の目安は30〜35文字程度とし、「誰に向けて」「何を伝えるのか」が一目でわかる構成が理想です。

たとえば「SEOとは？初心者が知るべき仕組みと対策方法」のように、検索意図に沿った具体性とベネフィットを含むタイトルを設定しましょう。

関連記事：SEOに最適なタイトルの文字数とは？魅力的なタイトル作成のコツ

2. メタディスクリプションの最適化

メタディスクリプションは検索結果の説明文(スニペット)として表示され、ユーザーがクリックするかどうかを左右する補助的な要素です。検索順位には直接影響しないとされていますが、クリック率（CTR）の改善には直結します。

文章はユーザーの検索意図に即した内容にしつつ、ページの要点やメリットを端的に伝えることが重要です。120文字前後を目安に、自然で読みやすい文体を心がけましょう。

ユーザーの期待に応える内容を端的に伝えることで、検索結果に表示された際の視認性とクリック率の向上が見込めます。

関連記事：meta description(メタディスクリプション)とは？意味や書き方を解説！

3. 検索意図に合致したコンテンツ設計

SEOでは単にキーワードを盛り込むだけでなく、その背後にあるユーザーの検索意図を正確に捉えることが何より重要です。たとえば「SEO 初心者」と検索する人が知りたいのは、専門用語の列挙ではなく、「今すぐ何をすれば良いか」という実践的な内容である場合が多いです。

そのため、まずは検索キーワードに込められたユーザーの期待や目的を想像し、ページ全体をその意図に沿って構成することが重要です。タイトル・見出し・本文が論理的に整理されていること、課題→理由→解決策の順で進行するようなストレスのない情報設計が求められます。

結果として、ユーザー体験の向上だけでなく、検索エンジンからの評価も高まり、中長期的な流入増につながります。

4. キーワードの選定・配置と関連語の活用

SEOで成果を出すためには、適切なキーワードを選び、それを正しくページに反映させ、さらに情報を補強するという3つのステップが重要です。

• 調査と選定（リサーチ)
  Googleキーワードプランナーなどのツールを使い、ユーザーの需要や競合を分析します。検索ボリュームだけでなく、具体的で成約に近い「ロングテールキーワード」も漏らさず発掘しましょう。
• 適切な配置（実装）
  選定した語句は、タイトルタグ・見出し（Hタグ）・本文などに組み込みます。ただし、過剰な詰め込みは避け、自然な文脈の中で使用することが鉄則です。
• 関連語での補強（網羅性)
  単一キーワードだけでなく、「共起語・関連語」も盛り込みます。例えば「SEO対策」なら、「検索順位」「インデックス」といった関連概念も交えて解説することで、コンテンツの専門性と網羅性が高まり、検索エンジンからの評価が向上します。

5. 内部リンクの最適化

内部リンクの設計は、SEOにおいて軽視できない重要な要素です。関連性の高いページ同士を適切につなぐことにより、サイト全体の構造を明確にし、検索エンジンに対してページ同士の関係性を伝える役割を果たします。

また、ユーザーにとっても次に読むべき情報へスムーズに遷移できるため、回遊性や滞在時間の向上にもつながります。特に、「この用語について詳しく知りたい方はこちら」といった自然な導線を意識することがポイントです。

重要なのは、機械的にリンクを羅列するのではなく、ユーザーの行動導線に合わせて配置することです。内部リンクの整理は、サイト全体の情報設計の見直しにも繋がる基本施策として優先的に実行すべきです。

6. Hタグ構造の整理

Hタグ（見出しタグ）はコンテンツの構造を検索エンジンに伝えるための重要なマークアップ要素です。特にH1～H3の階層を正しく設定することで、ページ内の情報が整理され、検索エンジンが内容を理解しやすくなります。

また、ユーザーにとっても段階的で視認性の高い構成となり、読みやすさが格段に向上します。よくある間違いとして、「見た目だけ」で見出しを装飾し、Hタグとして機能していないケースがあります。これはSEO上マイナスに働くことがあるため注意が必要です。

H1はページタイトルに1つだけ使用し、H2はセクションの区切りに、H3はその補足情報に使用するというルールに沿って設計することで、情報の階層構造が明確化され、SEO評価の安定化にも寄与します。

7. 構造化データの活用

構造化データ（Schema.org）とは、検索エンジンにページ内の情報を正しく伝え、検索結果での表示を最適化するためのマークアップ形式です。これを設定することで、通常のリンクに加えてFAQやレビューなどが表示される「リッチリザルト」が可能になり、視認性とクリック率（CTR）の大幅な向上が期待できます。特に信頼性が重視されるYMYL領域においては、コンテンツの意図や正確性をGoogleに伝える上で欠かせない施策です。

実装にはGoogleが推奨するJSON-LD形式を用いますが、「構造化データマークアップ支援ツール」を活用すればスムーズに導入できます。競合との差別化を図るために「HowTo」などのニッチなスキーマも検討し、設定後は必ず「リッチリザルトテスト」でエラー検証を行って、検索パフォーマンスを最大化させましょう。

リッチリザルトは、通常の青色リンクよりも高度な機能を持つ、Google サービス（Google 検索など）での検索結果です。
引用元：リッチリザルト テスト – Google Search Console

8. モバイルフレンドリー対応

検索流入の大半がモバイルデバイスからの現在、スマートフォン表示に最適化されたサイト設計は必須です。Googleはモバイルファーストインデックス（MFI）を採用しており、モバイル環境での表示や操作性を評価基準の中心に据えています。

レスポンシブデザインの採用、テキストの視認性、ボタンのタップしやすさ、不要なポップアップの排除など、ユーザー体験を損なわない設計が求められます。また、PCとモバイルでコンテンツ量や構造に差が出ないよう統一することも重要です。

モバイル対応が不十分なサイトは、上位表示のチャンスを失っているといっても過言ではありません。基本中の基本として、表示チェックと継続的な最適化を行う運用体制の構築が必要です。

9. ページスピードの改善

ページの表示速度は、ユーザー体験を大きく左右する要素であり、検索順位にも影響を与えるとGoogleは明言しています。特にスマートフォン環境では、表示が遅いだけで多くのユーザーが離脱してしまうため、直帰率の上昇にもつながります。

画像の圧縮、CSSやJavaScriptの軽量化、キャッシュの活用、不要なプラグインの削除など、技術的な調整によって改善可能な項目が多いのが特徴です。まずはPageSpeed Insightsなどの無料ツールでスコアを可視化し、優先度の高い問題から対応していきましょう。

表示速度はコンテンツの品質とは別軸で評価される項目のため、SEOの基盤整備として早期に取り組むべきポイントです。

10. 画像SEOの強化

画像は視覚的に訴求力の高い要素ですが、適切なSEO対策を行わなければ検索評価の対象外となることがあります。Googleは画像の内容を直接理解できないため、検索エンジン向けに情報を補足する施策が必要です。

具体的には、alt属性に画像の内容を的確に記述することが基本です。さらに、ファイル名にキーワードを含める・画像サイズを圧縮する・WebPなど軽量フォーマットを活用することで、ページスピードの向上とユーザビリティ改善にもつながります。

画像検索経由の流入も増加傾向にある中で、視覚的訴求力と検索最適化の両立を図ることが今後ますます重要になるでしょう。

11. URL構造と正規化の設定

検索エンジンにとってシンプルで一貫性のあるURL構造は、クローリングとインデックス精度を高める重要要素です。ユーザーにとってもわかりやすく記憶しやすいURL設計は信頼性を高めます。

理想的なURLは、階層が浅く、意味のある単語で構成されていることです。たとえば /seo/basic-principles のように内容が一目で分かる構造が好まれます。

また、重複URLへの評価分散を防ぐためにcanonicalタグを適切に設定することも不可欠です。これにより、検索エンジンに「評価を集約すべきURL」を明示できるため、SEOの効率化が可能になります。

12. Google Search Consoleの活用

SEO施策の成果を確認し、次のアクションを判断するには、正確なデータの取得と改善指標の把握が欠かせません。その中心的なツールがGoogle Search Consoleです。

このツールでは、検索キーワード別の表示回数やクリック数、掲載順位、インデックスの状況、モバイルユーザビリティの問題、ページエラーの検出などが確認できます。これにより、検索パフォーマンスの可視化と改善サイクル（PDCA）を高速で回す運用が可能になります。

特に、インデックス登録のリクエストや被リンクの確認など、実務上で即効性のある対応も行えるため、SEO担当者にとって必須の運用ツールと言えるでしょう。

SEO対策の検索順位が決まる仕組み

SEO対策における重要な考え

日本の検索エンジンの9割以上はGoogleの検索アルゴリズムが使われており、「SEO対策 ＝ Google対策」であるとも言えます。Googleの検索順位アルゴリズム自体は、具体的な内容は公開されていませんが、Googleの姿勢や理念から推測することは可能です。

そのGoogleの理念とは、「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」というものですが、弊社ではこの言葉を次のように解釈しています。
「“ユーザーの需要”を的確に捉えた上で、より本質的な価値あるコンテンツを提供しつつ、それが的確に届くように検索エンジンを意識し続けること。」

これがSEOを行う上で重要となる基本姿勢だと考えています。
ですから、ユーザーの需要に答えられる、価値のあるコンテンツを作った上で、検索エンジンを意識してSEOを行っていきましょう。

SEO対策における3つの決定要素

検索エンジンがホームページの検索順位を決定する要素として、「クロール」、「インデックス」、そして「検索アルゴリズム」の３つの要素があります。
検索結果において上位表示を狙う為には、この3つの要素を押さえておく必要があります。
検索エンジンはこの３つの要素を定期的にアップデートすることで、ユーザーが検索した際に知りたい情報が優先的に来るよう、検索結果の品質を向上させているのです。

クロール（スパイダー）

クローラー（またはスパイダー）と呼ばれる検索エンジンのプログラムがインターネット上のホームページを自動的に巡回しており、ホームページのリンクを順番に辿りながら新しいページを発見することや、既に公開されているページの更新をチェックしています。これによって、ホームページ上の情報が検索エンジンに収集されます。

インデックス

クローラーによって収集されたホームページの内容は、インデックスと呼ばれる検索エンジンのデータベースに保存されます。
インデックスされる内容としては、ページ内のテキスト、画像、動画などのメディア、リンクなどが解析され、キーワードやフレーズがカテゴライズ化されます。このインデックスを行うことで、ユーザーが検索したクエリに対する検索応答速度を迅速にするための基盤となります。

検索アルゴリズム

ユーザーが検索クエリを入力すると、検索エンジンのアルゴリズムがインデックス内の情報を用いて最も関連性の高い結果を選び出し、検索順位を決定します。検索順位は、ページの関連性、信頼性、権威性、コンテンツの質、ユーザーエクスペリエンスなど、多くの要因を考慮して決まります。
検索アルゴリズムは非常に複雑で、検索エンジンによって異なりますが、ユーザーにとって最も重要と思われる情報が上位に表示されるように設定されています。

SEO対策とはつまり、この検索アルゴリズムを紐解き、自分たちの狙っているホームページが上位に表示させるため、どのようなキーワードを入れるかなどノウハウを考慮することが肝となります。

SEO対策を行う上で重要な指標

E-E-A-T

SEOを行う上でよりよいコンテンツを作る際には、「E-A-T」と呼ばれる3つの指標が重要です。

「E-A-T」とはGoogleが検索品質評価ガイドラインで言及しているもので、平たく言えば「Googleが考える、高品質なコンテンツに必要な要素」だと言えます。より効果的なSEO対策を行うためには、この「E-A-T」の理解が必須です。

E （Expertise）= 専門性

テーマが統一されている、問題が解決できる、新しい情報を得る、情報が網羅されているなど、ユーザーにとって深い価値が得られる高品質なコンテンツであることが重要な指標の一つです。例えば、自社で情報を発信するオウンドメディアを運営していたとします。

そのオウンドメディア全体のコンテンツのテーマが統一されており、問題が解決できるようなコンテンツが存在していて、新しい情報が更新されており、さらに情報が網羅されていると、それを見たユーザーは専門性が高く、よいコンテンツだと判断してくれます。

このようにWEBサイトで情報を発信する際には専門性が高いものを作成していきましょう。

A （Authoritativeness）= 権威性

信頼できる第三者から評価されているコンテンツは、価値の高いコンテンツであるので、これもまた重要な指標な一つです。

権威性に関しては「コンテンツの発信者を重視」するものです。身近な例として、肩書の無い個人が発信したコンテンツよりも、肩書がある発信者のコンテンツのほうが信頼度が高いと判断されます。SEOのノウハウにおいても同じく、肩書のある発信者のコンテンツは優良なコンテンツと判断されます。記事の執筆者や監修者として、専門家のプロフィールを用意することで、権威性を高められる可能性があります。

T （Trustworthy）= 信頼性

オリジナル性が高く、コピーや模倣されたコンテンツではなく、さらに専門家としての認知や信頼性が得られていることも、重要な指標の一つです。企業やサービスとしてのオリジナル性・USP（ユニークセールスポイント）を見出し、記事コンテンツで表現することが必要です。他社の記事では取り上げていない内容や、自社独自の見解や統計データ、自社サービスの運用事例などを記事に盛り込むことで、差別化が行いやすくなるでしょう。

新しい指標「E-E-A-T」

2022年12月に「E-A-T」という3つの指標から「E-E-A-T」という4つの指標になりました。
この指標は、従来のE-A-TにExperience（経験）の要素が加わったもので、実際に製品を使用したり、実際に場所を訪れたり、人が経験したことを伝えたりする等といった、コンテンツがある程度の経験に基づいて作成されたことが示されているか？という指標です。

関連記事：SEOにおけるE-E-A-T とは？E-A-Tとの違いは？

YMYL

YMYLは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleが定義した重要なウェブページのカテゴリーの1つです。
このカテゴリーに属するページは、人々の健康、幸福、財政的安定などに重要な影響を与える可能性があると考えられています。

例えば、医療情報、健康や安全に関するアドバイス、金融や法律の情報、重要な決定を支援する情報などが含まれます。
YMYLページは、ユーザーにとって正確で信頼性の高い情報を提供することが特に重要であるため、高い品質のコンテンツが必要とされます。

Googleのアルゴリズムは、特にYMYLページのランキングにおいて、専門的で正確で信頼性の高い情報を提供しているページを優先的に評価するようになっています。
したがって、YMYLページを作成する場合は、正確で信頼性の高い情報を提供することが不可欠であり、SEOのノウハウにおいても高品質なコンテンツの提供が必要とされます。

長期的に取り組むべき施策

低品質コンテンツの見直し

検索エンジンは、サイト全体の品質を総合的に評価するため、ひとつでも質の低いコンテンツが含まれているとドメイン全体の評価に悪影響を及ぼします。ここで言う低品質コンテンツとは、情報量が少ない・内容が重複している・情報が古い・検索意図に応えていないなどが該当します。

まずは、Google Search Consoleやアナリティクスを使って流入がほとんどないページや滞在時間が極端に短いページを洗い出しましょう。必要に応じて、情報を加筆修正して価値を高める、他ページと統合する、または思い切って削除するなどの対応が求められます。

SEOにおいては足し算だけでなく引き算も重要です。品質を高めるために、不要なコンテンツは積極的に見直す姿勢が成果に直結します。

外部リンク（被リンク）の獲得

SEOにおける被リンクとは、他サイトから自サイトへのリンクのことを指し、Googleはこれを「他者からの評価」や「信頼の証」とみなします。特に信頼性の高いメディアや業界サイトからのナチュラルリンクは、検索順位に大きな好影響を与えます。

ただし、量よりも質が重要であり、不自然なリンク交換や購入リンクはGoogleのガイドライン違反となる可能性があります。あくまで、ユーザーにとって有益なコンテンツを制作し、シェア・紹介される仕組みづくりが本質的なアプローチです。

例えば、業界課題を解説するホワイトペーパーの公開、事例紹介、データ分析記事などはリンクを得やすい傾向にあります。時間はかかりますが、長期的な信頼構築こそがSEO効果の源泉です。

トピッククラスターの構築

トピッククラスターとは、あるテーマを中心に複数の関連コンテンツを体系的に構成する内部SEOの戦略手法です。中心となる「ピラーページ」があり、それを補完・深掘りする「クラスターコンテンツ」が内部リンクで接続されている構造です。

この手法により、検索エンジンはサイトが特定の分野で高い専門性を持っていることを理解しやすくなり、トピック全体の評価が高まる傾向にあります。ユーザーにとっても情報の関連性が明確で、回遊性の高いUXを実現できるのが特徴です。

特に、企業サイトやメディアサイトで中長期的にSEOを強化したい場合には必須の設計思想であり、早期から意識してサイト構造を設計していくべきです。

クローラビリティとインデックス最適化

サイトが大きくなると、Googleのクローラーがすべてのページを効率的に巡回できなくなることがあります。
上級者はこの「クローラビリティ」を意識して、検索エンジンが重要なページを確実に認識するよう調整します。

具体的には、「robots.txt」を編集して不要なページへのアクセスを制限したり、「XMLサイトマップ」を更新して優先度の高いページを強調したりします。

robots.txt ファイルとは、検索エンジンのクローラーに対して、サイトのどの URL にアクセスしてよいかを伝えるものです。これは主に、サイトでのリクエストのオーバーロードを避けるために使用するもので、Google にウェブページが表示されないようにするためのメカニズムではありません。
引用：robots.txt の概要とガイド | Google 検索セントラル

また、SEO目的でないLPや低品質なコンテンツのページに「noindex」タグを付けることで、無駄なくクロールを防ぎサイトの評価分散も防ぐことができます。

さらに、Screaming Frogのようなツールでサイトを分析し、404エラーやリダイレクトループを解消することも大切です。Google Search Consoleの「クロール統計」を定期的にチェックすれば、クローラーの動きを把握でき、問題があればすぐに対応できます。

ユーザー行動データの活用（UXシグナル最適化）

Googleはユーザー体験を検索順位に反映させるため、SEOに精通したプロはユーザー行動データを徹底的に分析します。

Google Analyticsでページごとの滞在時間や直帰率を確認し、ヒートマップツールのMicrosoft Clarity（※無料、事前にサイトにタグを埋め込む必要あり）でユーザーがどこをクリックしているか見極めます。

例えば、滞在時間が短いページがあれば、コンテンツが薄いか分かりにくい可能性があるので、リライトして情報を補強します。

さらに、「Core Web Vitals」を意識して、ページの読み込み速度やインタラクティブ性を改善することも重要です。具体的には、CSSやJavaScriptの遅延読み込みを導入したり、サーバーの応答速度を上げるためにCDNを活用したりします。

これにはWeb開発の知識が必要で、初心者にはハードルが高いですが、UXシグナルを最適化すれば検索順位に明確な差が出ます。

関連記事：無料のヒートマップツールMicrosoft Clarity(クラリティ)とは？特徴やメリット、設定方法について解説

SEO対策は効果は出るまでどのくらい時間が掛かるのか

SEO対策を施して効果が出るまでにかかる期間は、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度といわれています。
Google公式の検索セントラルでは、4ヶ月から1年程度の時間がかかることを伝えています。

成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/do-i-need-seo

新規ドメインや新しく公開されたホームページの場合、より長い時間がかかる可能性があります。これだけ長くかかる主な理由は、Googleの検索アルゴリズムがホームページを発見した後、インデックスを作成し、そのページを評価する過程を踏まえるためです。
Googleはユーザーにとって価値のあるホームページを優先して表示するため、新しいページ、または更新されたホームページが上位に表示されるまでには時間がかかってしまいます。

関連記事：SEOは効果が出るまでなぜ期間がかかるのか？

罰則対象となる不正なSEO対策手法

SEOにおける不正な対策、いわゆるスパム（ブラックハットSEOともいいます）は罰則の対象となり、検索結果に表示されなくなってしまうかもしれません。
意図的ではなくても、不正と判断されることもあります。ポイントは「ユーザーにとって有益であるかどうか」です。

不正と判断されないよう、以下のポイントに注意してください。

キーワードを詰め込み過ぎない

キーワードを過剰に詰め込むと、文章が不自然になります。
ユーザーにとって有益な情報を提供できるよう、ユーザーが求める内容を分かりやすく提供できるコンテンツの作成を心がけましょう。

関連記事：SEO対策で集客をする際に重要なキーワード選定に関して

不自然なリンクは控える

被リンクが多いサイトは検索エンジンから高く評価されますが、これは自然なリンクに限った話です。
かつては多くみられた「リンク集」のように検索順位向上を目的とし、ユーザーにとって意味の無いリンクはかえって低評価になります。
被リンクを購入するなどの行為は、絶対にしないようにしましょう。

コンテンツの内容にも気を配る

重複コンテンツの項目でも触れましたが、無断でコピーしたコンテンツは罰則の対象になります。
内容が薄い、タイトルとコンテンツの内容が一致しないといったページも評価されません。
ユーザーが求める情報を正確に提示できているかを意識してください。

SEO対策で使用する計測ツール

Google Analytics

参考：Google Analytics

Google Analyticsは、ホームページの検索エンジン最適化とトラフィックデータを収集、分析し、理解するための無料のウェブ分析サービスです。

Google Analyticsを使用すると、ホームページの訪問者数、流入数、コンテンツのパフォーマンス、コンバージョン率などの情報を把握することができます。これらのデータを分析することで、ホームページの流入数を増やし、コンバージョンを増やすための戦略を立てることができます。

Google Analytics利用することでホームページのトラフィックがどのデバイスから来ているか、どの地域から来ているか、どのページで離脱するかなどを確認することができます。これらの情報を基に、SEOのノウハウを駆使し最適化することができます。

関連記事：【Googleアナリティクスの使い方】初心者向けに分析時に見るべき指標や意識すべきポイントを徹底解説
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Google Search Console

参考：Google Search Console

Google Search ConsoleもSEOにとって重要なツールです。Google Search Consoleを使って以下のようなことができます。

・ホームページの検索エンジンランキングの監視
どのキーワードでランクインされているか、どのページがトラフィックを獲得しているかなどの情報を確認できます。これにより、ホームページのSEO戦略を改善するための方向性を決定することができます。

・ホームページのインデックス状況の確認
Googleがホームページをクロールしている状況を確認することができます。ホームページのインデックス状況が正常でない場合は、対策を講じることでランキングを向上させることができます。

・クロールエラーの確認
ホームページのクロールエラーを確認することができます。クロールエラーが発生している場合は、それらを修正することでホームページのランキングを向上させることができます。

・被リンクの分析
ホームページの被リンク状況を分析することができます。この分析を通じて、ホームページへのバックリンクの品質や数量を把握することができます。被リンクの品質が悪い場合は、検索エンジンランキングに悪影響を与える可能性があるため、修正する必要があります。

・ホームページの表示速度の測定
Google Search Consoleを使用すると、ホームページの表示速度を測定することができます。ホームページの表示速度が遅い場合は、ユーザー体験が悪化し、検索エンジンランキングに悪影響を与える可能性があるため、速度改善の対策が必要です。

このように、Google Search Consoleは、ホームページのSEO戦略を最適化するために重要なツールとしてその役割を果たすことができます。

関連記事：Search Consoleとは？見るべき項目5つとSEOの課題解決のポイント
関連記事：Search Consoleを活用してSEO対策を行う方法

今後のSEO対策動向について

2025年以降、SEO（検索エンジン最適化）の概念は大きく変わりつつあります。その背景には、Googleが導入した「AI Overviews」や「AI Mode」など、新たな検索機能の普及があります。

従来は、特定のキーワードで検索順位の上位を狙い、検索結果ページからのクリック数を増やすことがSEOの主な目的でした。しかし今後は、検索結果画面上でAIが直接回答を提示する時代へと移行しています。重要なのは、「ユーザーの検索意図にどれだけ的確に応えられるか」、そして「どの経路からも見つけてもらえる存在になるか」です。

AI Overviewsによる検索構造の変化

Googleは2024年、検索機能の一環として「AI Overviews（旧SGE）」の提供を日本でも順次開始しました。この機能では、検索結果の最上部にAIが自動生成した要約を表示し、ユーザーの疑問をその場で解決できるようになっています。

この変化により、いわゆる“ゼロクリック検索”が増加傾向にあります。ただし、その影響はキーワードの種類や分析手法によって差があります。

Googleは「AI OverviewsのためのSEO対策は不要」と明言しつつも、「高品質で独自性のある情報が評価される」とも述べています。これは、従来以上にコンテンツの質が重視されることを意味しています。

項目	従来のSEO	AI Overviews時代のSEO
ユーザー行動	上位ページをクリックして情報を得る	要約のみで離脱するケースが増加
評価軸	キーワード密度や文字数	検索意図への対応力、独自性の有無
対策の方向性	上位表示を目的化	要約に選ばれる「信頼性」と「深度」の確保

AI Overviewsの登場は、「検索結果の表示形式」を変えるだけでなく、「情報の届け方」そのものに変革をもたらしました。SEOの目的は、単なる上位表示ではなく、AIが信頼し引用できる情報を提供することへと進化しています。

参考：Google Generative AI in Search: Let Google do the searching for you

AI Modeとマルチモーダル検索の台頭

2025年、Googleは新たに「AI Mode」を発表し、検索体験はさらに多様化しました。この機能では、テキスト入力に加え、音声・画像・動画など複数のメディアを組み合わせた“マルチモーダル検索”が可能になります。

たとえば、ユーザーが製品の写真をアップロードし、「この商品のレビューを知りたい」といった質問をすれば、AIが複数のサイト情報を統合して回答を提示します。

このように、検索対象は「文字情報」だけにとどまらず、「構造」「形式」「文脈」にまで広がりました。今後は、本文の最適化に加え、画像のaltテキスト、動画のメタ情報、音声の文字起こしといった要素もSEO評価の対象となります。

つまり、SEOは「テキスト最適化」から「検索体験全体の最適化」へと進化しているのです。これが2025年における最大の潮流といえるでしょう。

参考：Google AIモード

関連記事：AIモードとは？Google検索が変わる新機能をわかりやすく解説！【2025年10月更新】

生成AI活用と品質担保

生成AIの活用により、コンテンツ制作はかつてないほど効率化が進んでいます。構成案の作成や見出し設計、初稿の生成までAIが支援可能となり、制作工数を大幅に削減できるようになりました。

一方で、AI任せで量産されたコンテンツは「正確性」「独自性」「専門性」に欠けるケースも少なくありません。実際、Googleはスパムポリシーに「大量生成されたコンテンツの不正使用（scaled content abuse）」の項目を追加し、低品質なAIコンテンツの取り締まりを強化しています。

これからのSEOでは、「AIによる効率化」と「人による品質保証」の両立が不可欠です。AIを使って素早く作り、人の手で精度と信頼性を磨く。このハイブリッドな運用こそが、生成AI時代における理想的なSEOの形です。

参考：Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

Search Everywhere最適化

AI OverviewsやAI Modeの普及により、ユーザーの情報探索は検索エンジンに限らなくなりました。生成AIチャット、SNS、音声アシスタント、画像検索など、検索の“入口”は多様化しています。

その結果、従来の「Search Engine Optimization（検索エンジン最適化）」は、「Search Everywhere Optimization（あらゆる場所での最適化）」へと進化しつつあります。

以下は、今後のSEOで重要となる取り組みの整理です。

施策内容	目的・効果
FAQ構成や明確な見出し設計	AIや検索エンジンがページ構造を正確に把握しやすくなる
構造化データの活用	コンテンツの意味や文脈を検索システムに明示できる
サイテーション（引用）の強化	SNSや外部サイトからの信頼性向上と評価獲得につながる

SEO対策の成功事例

それでは実際にどのようにSEO成果を改善すべきなのか、センタードでの顧客事例の一部をご紹介します。

株式会社ヘルツ

 

以前別のSEO会社で運用していましたが、Googleアルゴリズムのアップデートの影響で、ペナルティを受けてしまうことに。
原因は、当時運用していたSEO会社によって実施された質の悪い外部リンクの多用によるもの。それまでは、SEOは一通りの効果が出ており、ドメインも比較的強かったため、急激な順位の下落は大きな問題でした。
しかしそのSEO会社ではペナルティ解除の対応ができそうになく、対応してくれる新しい会社を探していたところ、センタードにSOSが。

基本的には月に一度のミーティングで、ペナルティ解除に向けた打ち合わせや進捗状況の確認を実施。リスクの高いであろうリンクを丁寧に否認していくことでペナルティを解除。現在までSEOのコンサルティングをご依頼いただいています。

新サイトを公開してから約5年で、オーガニック検索からの流入数は3倍以上に。ヘルツの店舗はすべて路面店ですので、ネット上でお客様に認知してもらうことが集客に直結となりました。

IT機器保守サービス企業の自然検索流入/CV数の向上を実現

IT機器保守サービス企業のSEO改善事例では、自然検索流入数とコンバージョン数（CV）の向上を目指し、SEOコンサルティングが実施されました。クライアントは、サイトの流入数とCVが低調で、SEOに関する知識不足や既存パートナーとの連携不足が課題でした。

施策として、まず内部SEO対策を実施。titleタグやdescriptionタグの最適化、内部リンク構造の改善、画像のaltタグ追加、URL構造の見直しを行い、SEO基盤を強化しました。さらに、需要の高いキーワードに基づいたコンテンツの新規作成や既存ページの最適化を進め、ユーザビリティ向上にも注力しました。加えて、定期的な効果測定と戦略調整を行い、PDCAサイクルを確立。

その結果、流入数は約1.5倍、表示回数は1.3倍に増加し、コンバージョン数も向上。特に「お問い合わせ」や「資料請求」の数が増加し、関連キーワードで順位が大きく上昇しました。

株式会社ビー・ファクトリー

 

ボーカルやギター、ピアノなどさまざまなミュージックスクールを展開しているビー・ファクトリー。

もともとホームページの制作や運営は、別の業者に依頼していましたが、WEBサイトの修正や改善に関して、プロ目線の提案がいただけなかったので新しい業者を探していたところセンタードを選定いただく。

無料体験レッスンの申し込み数を増やすことを目的に、WEBサイトの改善を実施。
具体的には、ボタンの配置やコンテンツの並び替えなど、小さな変化を付けてユーザーの反応を調査し、より高いコンバージョンにいたった方を採用していくという細かな試験の繰り返しです。この作業を繰り返すことでユーザーの動向が分析でき、サイトを改善していくうえで重要な資産が蓄積されていきます。

数字の面でいうと、問い合わせ数(コンバージョン)は前年に比べて116％上がっています。体験レッスンの申し込み数も安定して増加しました。
こういったWEBサイトの改善とSEO施策のやり方を組み合わせることで更なるコンバージョンの増加を図っています。