オウンドメディア制作のポイント

オウンドメディアで集客を想定するターゲットは貴社サービスの顕在顧客ではなく、潜在顧客になります。よって貴社サービスのターゲットとなる層を見つめ直し、どのような課題を持っており、ウェブ上でどのようなリサーチを行う可能性があるかを見極める必要があります。

• オウンドメディアの目的とターゲット設定
• SEO/コンテンツマーケティングでの検索エンジンからの流入戦略が必須
• 継続的にコンテンツを生み出す社内体制、メディアサイトの運営体制が重要

• ポイント1

  オウンドメディアの目的とターゲット設定

  もちろん企業としての最終目的は企業利益の向上ですが、オウンドメィアでの目的は「現時点で貴社のサービスに興味はないが、何らかの課題に対して興味関心を持っているような消費者を流入させること」となります。

  その後、継続的な情報発信を続けることで貴社や貴社サービスを認知してもらい、ファン化することで購入までつなげます。

  ターゲットユーザーの設定

  

  サービスサイトやコーポレートサイトでのターゲット

  リスティング広告を中心としたWEB広告のターゲット

  オウンドメディアで狙っていくターゲット

• ポイント2

  SEO/コンテンツマーケティングでの検索エンジンからの流入戦略が必須

  オウンドメディアでの主要な流入経路はGoogle、Yahooといった検索エンジンからのユーザーの流入になります。
  そのためにどのようなキーワードでの流入が必要なのかを、そのキーワード群の検索需要や競合の流入状況なども鑑みながら設定していきます。
  上記の説明からもわかるとおり、オウンドメディアでは主に情報型＝knowクエリといわれる「～について知りたい、解決したい」という意思を持った検索キーワードからの流入者がターゲットとなります。つまり、貴社サービス検討のさらに前段階にいる、貴社サービスに関連する何らかの課題を抱えている潜在顧客に対し、どのようなキーワードで集客していくことがよいかを検討することととなります。

  その際重要となる考え方として、貴社サービス契約に至るまでの顧客層の思考フローを分解し、課題レベルでのキーワードや関連知識などでの集客を想定することです。ただし、購入段階での思考から遠ざかれば遠ざかるほど、より大きな区分での集客が可能である一方、最終のサービス購入までの確率は下がる傾向にあります。オウンドメディアではそのようなサービス購入から距離がある流入者をオウンドメディア内のコンテンツによって顕在顧客層へと転換させていくことが重要になります。

  オウンドメディア作成は単なるホームページ（WEBサイト）制作にとどまらず、SEOやコンテンツマーケティングなどの高度なマーケティング知識が求められます。よってマーケティング視点から制作を行える企業での制作か、またはマーケティング企業と制作会社を緻密に連動させて戦略設計と制作を行うことが重要です。

  対策のターゲットとなるキーワード候補の違い

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    知りたい・解決したいキーワード

    キーワード例：

    • コンテンツマーケティング 方法
    • コンテンツマーケティング 記事数
    • コンテンツマーケティング 効果 期間

    貴社・サービスへの興味関心度低

    検索ボリューム多

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    知りたい・解決したいキーワード

    キーワード例：

    • コンテンツマーケティング 発注
    • コンテンツマーケティング 依頼
    • コンテンツマーケティング 資料 ダウンロード

    貴社・サービスへの興味関心度高

    検索ボリューム少

• ポイント3

  継続的にコンテンツを生み出す社内体制、メディアサイトの運営体制が重要

  オウンドメディアは短期的な集客を狙うものではなく、中長期的にホームページ（WEBサイト）と流入するユーザーを育てる視点が必要になります。
  その際、コンテンツの継続的配信とそのクオリティが重要になるため、その発信体制を維持できるかが問われます。弊社をはじめとしてキーワード精査からコンテンツ制作までを請け負う企業も多いですが、独自性の高い商材、サービスであればあるほど、外部コンテンツ制作会社単体でメディアを運営するというよりも、そのコンテンツの設計から確認まで少なくとも共同で行っていく必要があります。

  また、オウンドメディアが有効な商材・サービスとそうでないものがあり、ホームページ（WEBサイト）制作前に十分な有効性の検討が必要です。
  このあたりの課題がクリアできるのであれば、それらの工数に見合った強力な集客経路として有効に機能させることが可能です。