更新日: 2025.01.31
SEO対策の初歩として、各ページ内のタイトル(title)タグが非常に重要です。
このタイトルタグが魅力的(=ユーザーを惹きつける)なものになっていると、検索結果画面でのCTR(クリック率)が増加し、より多くのユーザーに閲覧される機会が増えるためです。
それでは、魅力的なタイトルにするためにはどうすればよいのでしょうか。
この記事では、魅力的なタイトルにするための方法や考え方をご紹介します。
目次
タイトルタグ(<title>タグ)は、HTMLの要素の一つで、ウェブページの題名や内容を簡潔に表現するために使用されます。
このタイトルタグの内容は、検索結果ページやブラウザのタブに表示されるため、ユーザーがページを閲覧するかどうかを判断する重要な要素となります。
タイトルの表示例として、ブラウザのタブに表示されるのが一番わかり易いだろう。
なお、ブラウザによっても異なるのだが、上記のように設定したすべてのタイトルが表示されるわけではなく、長い場合は一部だけが表示される。タブの数が増えていくにつれて、より表示される文字数は少なくなっていく。
タイトルリンクは検索結果の見出し部分となり、クリックする検索結果を判断する際の参考になります。Google がこのタイトルリンクを生成する際に使用する情報源には、
<title>
要素(タイトル テキストとも言います)やページ内の見出しに使われている言葉など、いくつかの種類があります。このタイトル テキストは、ブラウザやブックマークのタイトルにも使用されます。
PCでの検索結果画面では、タイトルは30~32文字程度で表示されることが多いです。
この文字数を超えると、タイトルが途中で省略される場合があります。そのため、重要なキーワードを前半に配置し、30~32文字以内に収めることが推奨されます。
スマートフォンでの表示は、デバイスやブラウザによって異なりますが、一般的に30~41文字程度が目安とされています。気持ち、数文字ほどデスクトップと比較するとタイトルの文字数が多く表示されています。
ただし、モバイルについても表示可能な文字数は限られているため、できるだけ簡潔で的確なタイトルを心掛けましょう。
PCとモバイルの両方に対応するためには、35文字以内にタイトルを収めることが理想的です。
この文字数であれば、ほとんどの場合で省略されることなく表示されます。また、重要なキーワードを前半に配置することで、省略されたとしても必要な情報が伝わるようにしましょう。
タイトルの前半に重要なキーワードを配置することで、ユーザーと検索エンジンに対して効果的に内容を伝えることができます。また、タイトルが省略された場合でも、重要な情報が表示されるようになります。
タイトルは簡潔でわかりやすい表現を心掛けましょう。冗長な表現は避け、ユーザーが一目で内容を理解できるようなタイトルを作成します。的確なタイトルは、ユーザーのクリック率向上にもつながります。
数字や特殊文字(【】や|)を活用することで、タイトルを目立たせることができます。
また、ユーザーの興味を引くような表現を使うことで、クリック率を高めることが可能です。ただし、煽るような表現は避け、適切な範囲内で工夫しましょう。
タイトルはページ内容と一致している必要があります。
ミスマッチがあると、ユーザーの期待を裏切ることになり、サイトの信頼性を損ねる可能性があります。ページ内容を的確に表現したタイトルを設定しましょう。
タイトルタグとh1タグは、どちらもページのタイトルを表現するために使用されますが、役割が異なります。
タイトルタグは主に検索結果ページやブラウザのタブに表示されるのに対し、h1タグはページ内で最も重要な見出しを表現するために使用されます。両者を適切に設定することが重要です。
各ページにはユニークなタイトルを設定しましょう。
重複したタイトルは、検索エンジンから重要度の低いページと判断される可能性があります。また、ユーザーにとっても、どのページが目的のコンテンツなのかを判断しづらくなります。
記号や特殊文字を使用する際は、検索エンジンでの認識や表示への影響を考慮する必要があります。
使用する記号や文字が検索エンジンに正しく認識されない場合、SEO効果が損なわれる可能性があります。また、表示が崩れるなどの問題が生じる場合もあるため、適切な範囲内で使用しましょう。
titleタグに設定したタイトルは必ずしもGoogleの検索結果に全く同一の文章で反映されない場合があるということも留意しましょう。
基本的にはtitleタグで設定したものが優先して反映されるようになっていますが、Google側の処理の過程で別のtitleが適していると判別された場合、こちらが意図していないtitleが反映される場合があります。
これまで、最適なタイトルの文字数に触れてきましたが、本当に長いタイトルは意味がないのでしょうか。
海外のSEOアナリストのJoy Hawkins氏は下記のように分析しています。
Breaking SEO Rules: The Power of Long Title Tags
Think long title tags are bad for SEO? Think again. A test adding over 200 characters to title tags led to a 15% increase in visibility for local businesses.
Here’s why it works:
✔️ Google ranks for more terms in the tag.
✔️… pic.twitter.com/z2PhB3SnYh— Joy Hawkins (@JoyanneHawkins) January 27, 2025
タイトルタグに200文字以上追加したテストでは、検索エンジンでの可視性が15%向上したとのこと。
なぜそのような結果になったかというと、Googleはタグ内のより多くの用語でランク付けしている為のようです。
つまり、タイトルタグは長すぎると表面上の見え方としては省略されるものの、Googleはタイトルタグの全体を読み取っており、そのタグ内に設置されている単語が多いと単純に検索エンジンで順位付けされるキーワードも多くなるという考え方のようです。
また、長いテキストは前述の通り省略されるので、UXを損ねず、SEO対策ができるのも魅力的だとか。
ただし、すべてのウェブサイトで有効とは限らないので、ABテストなどで試す価値はありそうです。
SEOに最適なタイトルの文字数は、PCでは30~32文字程度、モバイルでは30~41文字程度が目安となります。
ただし、両方に対応するためには、35文字以内に収めることが理想的です。タイトルを作成する際は、重要なキーワードを前半に配置し、簡潔でわかりやすい表現を心掛けましょう。
また、クリックを促す工夫やページ内容との一致にも注意が必要です。
タイトルタグとh1タグの違いを理解し、各ページにユニークなタイトルを設定することも重要です。記号や特殊文字の使用は適切な範囲内にとどめ、検索エンジンでの認識や表示への影響を考慮しましょう。
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監修者プロフィール
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
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