更新日: 2025.08.01
SEO対策は見込み顧客との接点を増やすための重要な集客手段です。しかし社内では「リソース不足」や「専門的な知識がない」ことから、十分に取り組めないという声をよく耳にします。
そこで注目されているのがSEO対策の外注です。ただし外注といっても「どの会社に頼めばよいのか」「何をどこまで依頼できるのか」「費用対効果はどうなのか」など、判断に迷うポイントも多くあります。
本記事ではSEO支援14年・1,200社以上の実績をもつ当社が、SEO外注のメリット・デメリット、依頼できる作業範囲、費用相場、外注先を選ぶ際のチェックポイントなどをわかりやすく解説します。
SEO対策を外部に依頼すべきか悩んでいるマーケティング担当者・経営者の方はぜひ最後までご覧ください。
目次
SEO対策の外注とは、自社ではなく外部の専門業者に検索エンジン最適化(SEO)の業務を委託することを指します。
たとえばキーワードの選定、コンテンツ制作、内部・外部の技術的な最適化、効果測定など検索順位を向上させるために必要な施策を専門知識を持った外部のパートナーに任せることで、効率的な対応を図ることができます。
SEOは継続的かつ多角的な取り組みが求められる分野であり、専門性や人的リソースの確保が課題となる企業も少なくありません。
そうした背景から社外のプロフェッショナルの力を借りる「外注」という選択肢がひとつの手段として注目されています。
SEO対策によって自社のサイトコンテンツの上位表示を目指す事業者にとって大きな課題としては下記のようなものが挙げられます。
・SEO対策を自社で行う為のリソースがない
・自社内にSEO対策に関する専門的知見がない
・SEO対策の重要性は理解しているが、優先順位でどの手法を行えばよいかわからない
上記のような課題があるからこそ上位表示を成し遂げるためにSEO対策の専門家に協力してもらう必要があります。
Googleの検索アルゴリズムは年に数百回の頻度でアップデートが行われており、順位評価の基準も少しずつ変化しています。
たとえば、「ページエクスペリエンス」「E-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)」「Helpful Content Update」など、近年はコンテンツの質やユーザー視点がより重視されるようになっています。
こうした複雑かつ変化の激しいアルゴリズムに対し、外注先のSEO専門業者は日々の検証・情報収集・他社事例の蓄積を通じて知識をアップデートし続けています。アルゴリズムの変化を捉えたうえで検索順位に影響しやすい要素を優先的に改善し、具体的なアクションに落とし込む力があるのは専門家に依頼することの最も大きなメリットです。
自社内でこれらの情報を追いかけ対応策を実行するには相当な時間と専門知識が必要ですが、外部の専門家に任せることでそうした負担を軽減しつつ、より精度の高い施策を安定的に実施することができます。
SEO対策はキーワードの選定、競合調査、コンテンツ作成、内部リンクの最適化、順位計測など、多岐にわたる作業が必要となります。
これらの業務を社内だけで担おうとすると、かなりの時間と工数が必要になり、本来注力すべき営業活動やサービス開発などのコア業務に支障をきたす恐れがあります。
SEOを外注することで専門的で手間のかかる作業を外部に任せることができ、社内では経営判断やサービス改善などより戦略的な業務に集中することが可能です。
特にマーケティング担当が少人数で構成されている中小企業やスタートアップにとってはリソースの最適配分ができるという点で大きなメリットと考えられます。
SEO対策は「一度やって終わり」ではなく、検索順位の変動やユーザー行動の分析をもとに継続的に改善していくことが重要な施策です。
外注先のSEO業者はGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール、ヒートマップなどの各種SEOツールを活用し、ユーザーの検索意図やページ内行動、成果の出ているキーワードなどをデータに基づいて把握しています。
これらのデータをもとに、どのコンテンツを優先して改善すべきか、どのページに流入を集中させるべきかといった、客観的かつ論理的な戦略設計が可能になります。
自社だけで行う場合は分析の精度や判断の正確性に限界がありますが、外部の専門家と連携することで仮説・検証サイクルを効率よく回せるようになることもメリットのひとつです。
多くの企業は市販の書籍やWEB上に書かれていることを実践すれば必ず上位表示されると考えてしまいがちです。
もちろん、書籍やWEB上に記載されている情報をもとにした施策によるSEO対策も有効ですが、それだけでは不十分であることもあります。
SEOの専門会社では過去の実績や長年蓄積したノウハウを活用することで、競争力のあるSEO対策だけでないWEBにおけるマーケティング戦略の策定などの根底の部分から実践。企業や業界にあった最善のSEO対策を実行できるようになります。専門の企業では、自社で集めたSEOの膨大な成功ノウハウを自由に活用することができます。
これと同じことをSEOの経験がない自社のSEO担当者が行うことは難しいことから、SEO専門会社には多数の企業の成果などをもとに最善のSEO対策が実践できる点にメリットがあると言えるでしょう。
SEO対策は短期間で成果が出るものではなく、検索エンジンの変化や競合の動向に応じて継続的に見直しと改善を行っていく必要があります。
しかし、自社内で常に最新情報を把握しながら先を見据えた戦略を立てるのは容易ではありません。
外注先のSEO専門業者は日々の順位変動や検索ボリュームの推移、ユーザーの検索意図の変化などさまざまなデータをもとに次の打ち手を提案してくれます。
過去の施策結果を分析し将来的に取り組むべきキーワードやコンテンツの方向性を示すことで場当たり的ではない計画的なSEO施策が可能になります。
上記のように単なる作業代行ではなく長期的な視点からの戦略パートナーとして機能してくれるのも外注を活用する大きなメリットのひとつです。
SEO対策を外注することで多くのメリットが得られる一方でいくつかの注意点やデメリットも存在します。
特に自社に知見がないまま外注を進めると業者に任せきりになってしまい、思うような成果が得られないケースもあります。
外注によるデメリットやリスクをあらかじめ理解しておくことで「自社で対応すべき部分」「外注先に任せるべき部分」の線引きがしやすくなり失敗の回避につながります。
ここでは代表的なデメリットを紹介します。
SEO対策の外注ではキーワード設計やコンテンツの制作、技術的なSEO施策などの実務を基本的に外部の業者が担当します。
そのため社内では結果の報告を受け取るだけになりやすく、具体的な手法や判断基準を自社に蓄積する機会が限られます。
将来的にSEOを内製化したい、あるいは社内でも一定の理解を持って判断に関わりたいと考える場合は、外注先から積極的にノウハウを吸収する姿勢が重要です。定例会などの場ではただ報告を受けるだけでなく、施策の意図や評価基準、不明点を必ず確認するようにしましょう。
また、外注先によっては内製化支援や社内教育を提供している企業もあります。
将来的な社内運用を視野に入れている場合はそうしたサービスを提供している会社を選ぶのも一つの方法です。
SEO対策を外注する場合は当然ながら一定の費用が発生します。
詳しい費用は後述しますが、料金体系は業者によって異なります。月額数万円〜数十万円と幅があり、対策の内容や規模によって大きく変動します。
また、費用だけでなく外注先とのやり取りにも社内の時間とリソースを割く必要があります。たとえば定例会での進捗報告の確認、コンテンツのレビュー、社内情報の提供など、施策を円滑に進めるための連携体制を整えることが不可欠です。
こうした「見えにくいコスト」も外注には含まれることを念頭に置き、費用対効果だけでなく、社内の工数や対応可能な体制を含めて総合的に判断することが重要です。
SEO対策を外注する際に最も注意すべき点の一つが業者選定です。
選び方を誤ると十分な成果が得られないばかりか、検索順位の低下やGoogleからのペナルティを受けるといったリスクにつながることもあります。
たとえば検索順位を一時的に上げることだけを目的に、不自然な被リンクを大量に獲得するような手法(いわゆるブラックハットSEO)を行う業者も存在します。
また、レポート内容が不明瞭だったり施策の意図や優先順位について説明がなく改善サイクルが回らないといったケースも少なくありません。
成果を上げるためには実績があることはもちろん、施策内容が透明かつKPIに基づいた進捗管理を行ってくれるパートナーを選ぶことが重要です。
契約前には必ず施策の方針や進め方を確認し、単に「安い」「すぐに成果が出る」といった表面的な条件だけで選ばないよう注意しましょう。
メリットとデメリットを理解したところでSEO対策を外注する場合に具体的にどのような業務を依頼できるのかを見ていきましょう。
SEO対策を外部の専門業者に依頼することで、単に作業の一部を代行してもらうだけではなく戦略立案から実装・検証までを一貫して支援してもらうことが可能です。
以下に一般的に外注で依頼できる主な項目をご紹介します。
SEO対策の外注先には、事業目標の達成に向けたWebサイト全体のSEO戦略を策定するコンサルティングを依頼することが可能です。
市場分析や競合調査に基づき、後述するコンテンツSEO、内部SEO、外部SEOといった個別の施策をどのような戦略・優先順位で実行していくかを設計・管理します。
施策全体の進捗管理から効果測定、改善提案までを包括的に担う、いわばSEOの司令塔のような業務です。
検索エンジンからの集客を目的としたコンテンツに関する一連の業務です。
具体的には、ユーザーの検索意図を分析した上でのコンテンツ企画、記事構成案の作成、専門的なライターによる記事執筆、既存コンテンツの改善(リライト)などが挙げられます。
検索エンジンにサイトの価値を正しく伝え、評価を高めるためにサイト内部を総合的に最適化する作業です。
クローラーやインデックスの制御といった「テクニカルSEO」の領域をはじめとして、サイトの表示速度の改善、HTMLタグの適切な設定、内部リンク構造の整理などその対象は多岐にわたります。
サイトの新規制作やリニューアル時にSEOの要件を定義することも内部対策の重要な役割です。
近年、特に重要視されているサイトの「権威性」や「信頼性」といった、第三者からの客観的な評価を高めるための施策です。
具体的には、関連性の高いサイトからの被リンク獲得や、リンクのない形での言及(サイテーション)を促す活動を行います。
質の高い情報発信などを通じて、外部から自然な形で参照・評価される状況を構築することが主な業務内容です。
SEO対策を外注した場合、業者は一般的に以下のプロセスに沿って作業を進めます。
SEO対策を外注するとSEO対策会社は、KPI達成につながるキーワードを見出します。
会社の保有しているサイト郡だけでなく、そのサイト郡の目的や事業・サービスに関連する内容をヒアリングした上でどういったキーワードを検索しているユーザーが依頼元の会社への発注を検討する可能性があるのかを考察した上で、本来対策するべきキーワードを選定していきます。
SEOはキーワードの選定が非常に重要である為、単純に検索需要の大きいキーワード(ビッグキーワード)を対策するという観点のみにとらわれず、ビジネスを理解し、どのようなユーザーの流入が必要か、それに応じたキーワードを選定して実際の対策に活用します。
また、KGIやKPIなど数値的目標に関してもしっかりとすり合わせを行っていきます。
チェック項目
月間検索ボリュームが一定以上見込めるキーワード
現状順位が上位表示できていないキーワード
貴社の認知度向上に繋がるキーワード
上位表示可能なキーワード(サイトコンテンツとの関連性
流入後、いずれCV(問い合わせ等)に繋がる可能性があるキーワード
上記のような”本来獲得するべきキーワードなのかどうか”という専門家視点での観点からSEO対策を行うにあたって必要なキーワードを選定します。
外注したSEO対策会社は以下のような流れで対策キーワードを設定していきます。
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上記のような流れでサイトで対策するべきキーワードを設定したら、SEO対策の施策を実施していきます。
SEO対策を目的とした施策に関しては例えば下記のようなものが考えられます。
対策するべきキーワードを対策するために新規ページを作成します。
SEO対策の専門家は上記流れにおけるSEO対策するべきキーワードに関してだけでなくどういった検索キーワードはどういったコンテンツで対策を行う事ができるのかを判断しつつ、対策したいキーワードの対策が可能なページが存在しない場合には新たに対策を目的としたページの作成を提案します。
業者によっては新規のページ作成は対応してくれない事もあるので対応領域を確認することをおすすめします。
実際に対策を行うべき検索キーワードを対策可能なコンテンツが既にサイト内にページとして存在している場合には、既存のコンテンツを改修して対策したい検索キーワードの検索結果上位に表示させられるようなコンテンツに調整していきます。
現状、上位表示させたい検索キーワードの検索結果上位にいるコンテンツの中で記載されている内容などを踏まえた上で、差分を埋めてさらに独自の内容を盛り込んでいくなどSEO対策における専門的知見をもって既存のコンテンツの強化を行っていきます。
前述したようなページ内におけるコンテンツ的観点の調整だけでなくSEO内部対策の観点からも最適化を行います。
SEO内部対策とはSEOを行う対象サイトをGoogleに正しく認識させるための施策であり、いわばサイトが適切な形で検索エンジンに評価を受けるための土台作りの部分です。
各種メタタグ(title、description、hタグ)などの実装他、検索エンジン側からのサイトに対する適切な評価を得るための細かな設定も行っていきます。
サイト内におけるタグなどの調整が発生するため実装が必要な施策です。こちらも対応領域をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
また、下記はSEO対策を依頼する際の施策別料金相場の表です。
SEO対策項目 | 内容 | 費用相場 |
SEOコンサルティング | SEO対策の他にもサイト改善など 全般的なコンサルティング |
月額:15万~50万以上 |
SEO対策を目的としたサイト設計 | SEO対策を目的としたキーワードの選定 各種SEO対策の観点から必要なタグの最適化 アクセス解析ツールを含む初期段階で必要な設定など |
単発:20万~50万以上 |
コンテンツマーケティング | SEO対策に必要なコンテンツの作成 記事の設計図である記事構成案やライティングなど |
記事構成案1本:5万円~ ライティング1本:1万から5万円 |
外部SEO対策 | 被リンクの獲得に関するコンサルティング | 単発:10万~20万以上 |
各社の提供する料金に関しては上記図の例の金額帯であることが多いです。
もちろん、あくまで目安の費用のためサイトや施策の規模によって前後しますが、おおよその金額を把握しておくことで費用感のイメージをつけつつ依頼を検討することができるでしょう。
より詳しいSEO対策を外注する際の費用相場は以下の記事にて解説しています。併せてご覧ください。
関連記事:SEO対策の費用相場は?項目別の費用相場やその仕組を解説
SEOは多くの場面で有効な施策ですが、すべての企業・サービスに向いているとは限りません。
検索ニーズが極端に少ない、社内での連携体制が整わないなど、状況によっては外注しても効果が出にくいケースがあります。
ここでは外注を見送るべき代表的なパターンをご紹介します。
SEO対策は検索されるキーワードに対して自社のページを上位表示させることで流入を得る手法です。
そのためそもそも検索される回数が極端に少ない商品やサービスにおいては、SEOの効果自体が限定的になります。
たとえばニッチすぎる業界やまだ市場に浸透していない新しいサービスなどは検索ボリュームがほとんど存在しないことがあります。このようなケースではSEOで流入を増やすよりも広告や営業活動による認知拡大を優先すべき段階である可能性が高いといえます。
検索需要がない状態でSEOに多くの費用や時間を投じても期待する成果が得られない恐れがあります。事前にキーワードの検索ボリュームを確認し、SEOに取り組むべきかどうかを慎重に見極めることが重要です。
SEO対策を外注する際、施策の実行自体は外部パートナーに任せることができますが成果を上げるためには最低限の情報提供が欠かせません。
特に商品・サービスの強みやターゲット顧客のニーズといった事業理解に関わる情報は、外注先だけで把握することは困難です。
これらの情報が提供されないまま施策を進めると、ユーザーの意図とずれたコンテンツが作成されたり、訴求力の弱い施策になったりする可能性があります。
完全外注であっても、「どんな顧客に、何を届けたいか」といった基本情報の共有は成果を左右する重要な要素です。
施策の方向性を誤らないためにも外注先が事業を理解できるよう、初期段階での情報提供やヒアリングの場は確保することが望まれます。
SEO対策は施策を実施してから成果が表れるまでに一定の時間を要する中長期的な取り組みです。一般的には、検索順位の改善や自然検索からの流入増加が目に見えてくるまでに3〜6ヶ月、場合によってはそれ以上かかることもあります。
そのため、「1〜2ヶ月で確実に成果を出したい」といった短期的な成果を絶対条件とする場合、SEOは外注しても期待に応えられない可能性が高いといえます。
短期的な集客を目的とする場合は、リスティング広告など即効性のある施策を優先した方が現実的です。
SEO対策の外注は将来的な集客基盤の構築を目的とした投資であるという前提を理解した上で適切な期間と期待値を設定することが重要です。
SEO対策は継続的なコンテンツ制作や技術的な最適化、効果測定など多くの工程が必要な施策です。外注する場合、これらを専門業者に任せるため一定の費用が発生します。
一般的に、信頼できる業者に依頼する場合は月数万円〜数十万円の予算を想定する必要があります。
しかし、経営層がSEOの重要性や性質を理解していない場合「すぐに結果が出るものではない」「施策内容が目に見えにくい」といった理由から十分な予算が確保されないことがあります。その結果、格安業者に依頼して効果が出ずかえってコストが無駄になるケースも少なくありません。
成果を出すためには一定の投資が必要であること、またその投資が中長期的なリターンにつながることを社内全体で共有し、適切な判断を下すことが求められます。
自社サイトのSEO対策を外部に依頼する場合には下記のような内容をすり合わせておくことを推奨します。
・自社サイトのどのページの自然検索流入を増加させたいのか
・どういったキーワードを対策していきたいのか
上記のようなSEO対策を行うにあたっての目的をすり合わせておかないと、施策の優先順位や戦略設計が円滑に進まなくなるだけでなく事業的な観点からみて根本的な「何故SEO対策を行うのか」といった部分でズレが生じた結果SEO対策を行う意味がなくなってしまいます。
SEO対策を初めとするWEBマーケティング施策を行う上での成功の秘訣の一つとして、KGIをしっかりと意識することが挙げられます。ビジネス的観点からも踏まえた上で、外注先企業とゴールや目的他すり合わせは綿密に行いましょう。
前項でも触れた通りSEO対策を目的とした施策は、サイト上で施策を”実装”する必要があります。
したがって、サイトに手を加えて検索エンジンからの評価を適切に受けるための作業を行う際には「誰がその作業を行うのか」を明確化させて必要があります。
例えばSEO対策を目的とした記事の公開を行うにあたっては下記の様な流れで公開が行われます。
1,記事の企画
2,記事のライティング
3,記事原稿のサイトへの反映
上記のフローにおいて、
企画からライティングまで行ってくれるのか?
実際のサイトに原稿アップロードは行ってくれるのか?
など、作業範囲を両社どこまでと定めるのか共通認識を持っておく事をおすすめします。SEO対策をソリューションとして提供している企業によって各作業領域の対応可否が異なります。
自社で積極的に外注していきたい作業領域を踏まえた上で、外注先の企業にはどの領域を対応してもらえるのかをすり合わせおくことを推奨します。
上記の作業領域の棲み分け及び明確化だけでなくSEO対策を外注する先に費用を支払って納品されるものに関しても確認しておくことが重要です。
検索順位に関する動向をを追いかけたいと思ったのにレポートが出てこない!といったトラブルを防ぐためにも納品物は把握しておくことをおすすめします。
例えば、弊社センタードの例では下記のような納品物をご提供するケースが多いです。
・順位レポート
・各ページごとに対策するべきキーワードの一覧
・各ページの推奨metaタグ案のリスト
….他
そのプロジェクトにおける納品物として、どのようなものが提供されるのかあらかじめ確認しておくことによって後から話が違ったといったトラブルを防ぐ事がができます。
関連記事:SEO対策はインハウスと外注どちらで対策すべき?選び方とポイントを解説
SEO対策の経験が浅い事業者にとって、効果的なSEO戦略を立案することはもちろん簡単なことではありません。そこで、豊富な経験と膨大な成功データを保有するSEOの専門家に依頼をしたいと考えるケースもあるでしょう。
そういった場合に”依頼すべき会社”はどのように見極めたらよいのかという点において、確認するべき項目として下記のようなものが挙げられます。
SEO対策における上位表示実績と、長年の経験があるSEOの専門家を見つけましょう。
SEOの実績と経験の見極めは意外と難しい場合もありますが、このようなときはサイト内に記載されている「利用者の声」などを始めとする事例を参考にすることをおすすめします。
こういった事例コンテンツの中から自社の業界または自社の業界に近い実績がないかを確認して見極めていきましょう。
SEO対策は、上位表示して終わりというわけではありません。
上位表示した後に、
・どのような属性の顧客(ユーザー)が集まったのか
・どこから来た顧客(ユーザー)なのか
・申し込み件数は増えたのか
などを詳しく分析、改善して次の手を打つなど改善を続ける必要があります。
一度作成したまま一切更新を含む改良が行われていないサイトと、流入やサイト内の分析を行った上で改良を続けるサイトでは、その差は歴然です。
SEO対策を外注する際は、アクセス解析を含む定量及び定性的な分析を行ってくれるかどうかも判断材料の1つとなりうるでしょう。
SEO対策の専門家は、特定のキーワードで上位表示を目指す為の施策に関する専門家です。
しかし、WEBマーケティングにおける全体的な戦略については、自社の商圏や商材への理解ももちろん重要になります。
自社の扱っている商品に関してや商圏について、場合によっては社内的な体制の部分など、あらゆる意味で自社に対する理解をしようとしている企業など、SEO対策を専門家に依頼する際には、専門的手法が優れているかどうかだけでなく自社を理解してくれるSEO会社を選択しましょう。
企業によっては、無料相談やヒアリングが設けられるので、そういった場の中で見極めていく事を推奨します。
外注先選定チェックリスト
WEBマーケティングの手法であるSEO対策によってビジネスを継続的に成長させたいのであれば正しい施策を打つ必要があります。しかし、多くの事業者は正しいSEO対策に必要なリソース、スキル、専門知識を持ち合わせていません。単に人気のあるキーワードを織り込み、大量のコンテンツを書き続けるだけでは不十分である事が多いです。
こういった課題を解決するための選択肢として、SEO対策を専門家に依頼するという選択肢もあるという事を念頭におきつつWEBマーケティングを進めていきましょう。
弊社センタード(CENTERED)ではSEO内部対策からSEO外部対策サポート、コンテンツマーケテイング支援を行っていますので実際の外注事例を紹介します。
・今までSEO対策に力を入れず有料のWEB広告に集客を依存していた
・他社でSEOを行っていたが伸び悩んでいる
・ホームページでの基本SEO内部対策は行ったがそれ以降、流入強化について考えていない
・ホームページリニューアルを行ったあとに流入数が激減した
等様々な理由からのSEOの外注を受け付けています。
実際に外注いただいたあとは以下のフローにて進行します。
①対策キーワード選定
貴社事業と商材を理解したあと、各キーワードの検索需要・検索意図、競合サイト状況を考慮しながら、対策キーワードを選定し、内部対策実装状況を確認します。
②内部対策の実装
内部SEO指示書を作成し実装します。弊社はホームページ制作に関する技術者を多数取り揃えているため、SEOコンサルタントにおける内部実装指示を1社完結で実装することも可能です。
(ホームページの仕様や状況によってはホームページを制作された会社にて作成するほうが良い場合もあります)
③継続的SEO対策
コンテンツマーケティングによるコンテンツ記事実装や外部対策による被リンク対策の強化を行っていきます。また、同時に流入数を増加させつつ、リード獲得やお問い合わせなどのCV獲得への導線改善、内部リンク対策などを並行して進め、設定したKPI達成に向け継続的に試作を続けます。
関連参考:センタードSEOコンサルティングページ
ここまで、SEO対策の外注について、依頼できることや料金相場、外注する際の注意点から外注先の見極め方を解説してきました。
改めて以下にSEO対策を外注するメリット・デメリットをまとめます。
SEO対策外注のメリット | SEO対策外注のデメリット |
---|---|
社内リソースをコア業務に集中できる | 金銭的・時間的なコストが発生する |
最新の知見と成功ノウハウに基づく専門的な対策が実現する | 社内にSEOのノウハウが蓄積されにくい |
データに基づいた客観的な戦略立案が可能になる | 業者選定を誤ると成果が出ないリスクがある |
SEO対策は、ビジネスの成長に直結する重要な施策です。しかし、自社だけで対策を行おうとすると、専門知識の習得や作業リソースの確保といったハードルが高く、成果が出るまでに時間を要することも少なくありません。
こうした背景から、SEO対策を外部の専門家に依頼することで、効果的かつスピード感のある施策の実施が可能になります。専門的な視点からのキーワード選定や競合分析、施策の実装、そして継続的な改善に至るまで、プロのノウハウを活用することでより確実に成果へと繋げられるでしょう。
もちろん、外注には費用や社内ノウハウの蓄積といった懸念点もありますが、信頼できるパートナー企業を選定しKGIやKPIのすり合わせ、納品範囲の明確化などを徹底することでそのリスクも最小限に抑えられます。
SEO対策を成功させるためには、インハウスでの取り組みに固執せず、時には専門性を持った外部の力を借りる柔軟な発想が求められます。限られたリソースの中で最大限の成果を出すためにも、SEO外注という選択肢をぜひ前向きに検討してみてください。
現在デジタルマーケティングにおいてお悩みがある方や、
課題を感じているがどうしていいかわからない方向けに
無料でご相談会を実施しております。
まずは自社の現状を知り、可能な改善施策はどういったものがあるのか、
スケジュール、予算感はどのようなものなのか等も含めて
ご説明しますので、お気軽にご相談ください。
監修者プロフィール
A.SEO対策を外注する際の費用相場は、一般的に月額5万円〜50万円程度が相場です。
作業内容や業者の実績、サポート体制によっても大きく異なるため、事前に複数社から見積もりを取るのがおすすめです。
A.専門知識やノウハウを持つプロに任せることで、最新の検索アルゴリズムに対応した戦略的なSEO対策が可能になります。社内リソースや人的リソースを節約しながら、効率的に成果を上げることが期待できます。
A.記事の品質や執筆範囲によって異なりますが、一般的なSEO記事の外注費用は1本あたり3万円〜5万円が相場です。
文字数や専門性、構成(KW設計・見出し構成含む)によって価格は上下し、リサーチが必要な高品質な記事や画像などリッチメディアが多く必要な記事では1本5万円を超える場合もあります。
A.正しい理解と実践がなされないまま行うSEO施策は効果が得られにくく、意味がないと感じられます。以下のようなケースが該当します。
・検索意図やユーザー価値を無視したコンテンツ制作
・キーワードの過剰な詰め込みやテンプレート依存
・質の低い量産コンテンツや更新されていない記事
・不自然・購入リンクなどの被リンク施策(ガイドライン違反)
質の高いユーザーファーストに基づいたコンテンツ、E‑E‑A‑T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識した施策、適切な内部構造設計などがSEO成果につながります。
A.一般的にSEOの成果が出るまでには4ヶ月から1年程度かかるとされています。Googleの評価が段階的に進む仕組みや、ドメインの信頼性・競合状況・施策の質によって差が出るためです。特に新規サイトや検索難易度の高いキーワードでは、より長期的な視点が必要になります。
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