WEBサイトをこれから立ち上げるという方の中には、完成までの期間が気になる方もいるのではないでしょうか。
WEBサイト制作には、サイト設計やデザイン、コーディングなどさまざまな工程があり、それに沿って制作を進めなければなりません。そのため、ある程度の時間を要します。
そこで、本記事では下記のような悩みを解決できるように、プロの制作会社がわかりやすく解説します。
● WEBサイトの制作期間がわからない
● どのような工程で作られるのか知りたい
具体的な完成までの期間やフローなどがわかるので、ぜひ参考にしてください。
目次
基本的に完成までの期間は、どのようなWEBサイトを用意するかによって変化します。
全体のページ数が多い場合、設計から開発までにかかる期間は長くなります。例えば、10ページよりも20ページ制作する方が、作業ボリュームが増加するため、その分期間も多く必要となります。逆にページ数を削減することで作業工数を削減し、完成までの時間を短縮することも可能です。
20~30ページのコーポレートサイトの場合、CMS等の機能実装可否によって変動はありますが、約3ヶ月~4ヶ月程度の製作期間が一般的です。また、WEBサイト制作全体の流れは、下記の通りになります。
1. 発注フェーズ
2. 制作フェーズ
3. 運用フェーズ
それぞれの工程においては、以下で詳しく解説します。
発注フェーズでは、主に下記の工程があります。
企業選定
初回ヒアリング
見積もり
提案
このフェーズは非常に重要になるため、詳しくチェックしていきましょう。
まず、WEBサイト制作を依頼できる企業を選定しなければなりません。どのような制作会社を選定するのかによって技術力や予算などが大きく変化します。そのため、成功するかどうかはこのフェーズが大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
企業を選定するときは、候補をいくつかピックアップするのがポイントです。
WEBサイト制作会社の選び方についてはこちらの記事を参照ください。
契約をする前に多くの制作会社はヒアリングを実施しています。ヒアリングでは、制作の目的やサイトの方向性、デザインなどを話し合うのが一般的です。
例えば、どのようなWEBサイトを作るかはクライアントによって様々で、成果物によってかかる予算や期間も変わるため、WEBサイト制作においてヒアリングは必須となります。
初回ヒアリングの際のポイントは、具体的にどのようなサイトを作りたいのかを明確に伝えることです。もし、両者の間に認識の違いが発生しているとイメージ通りのWEBサイトを立ち上げることは難しいでしょう。
また、正確に伝えるためには、前もって準備したり、コンテンツを用意したりしなければなりません。具体的に何を準備すればいいのかわからないという方は、こちらの記事を参照してください。
ヒアリング後に、制作会社から見積もりを提出してもらいます。基本的には、3社前後から相見積もりを取り、制作会社を比較するのがおすすめです。
また、費用感のみで決めるのではなく、その制作会社の強みや体制など総合的な面で評価・選定することがポイントです。
課題解決や構築方法等がまとめられた企画提案書を提出してもらいます。
提案内容から制作会社を評価する際のポイントは、実現したいことや自社の課題に対し、提案内容が則しているかどうかです。初回ヒアリングの際に、どのようなWEBサイトを構築したいのか正確に伝えているつもりでも、制作会社との間に認識違いが発生している場合があります。
そのため、企画提案書をしっかりと確認し、制作フェーズでの認識違いやズレを事前に防ぐことで、修正等にかかる作業工程、確認工程を減らすことができるでしょう。
発注する制作会社が確定したら、次は制作フェーズです。WEBサイトが公開されるまでの制作フェーズは以下の通りです。
設計
デザイン
コーディング
検証(最終チェック)
それぞれの期間を示しながら、注意点やポイントを解説します。
制作フェーズでは、1つ1つのフローが完了次第、次のフローへと進んでいくため、コーディング段階でのサイト設計やデザインの変更等が行えないことが一般的ですので、注意が必要です。
サイトマップやワイヤーフレームの作成などを行う工程です。
サイトマップの構築では、どのようなサイト構成にするのかを決めます。例えば、トップページの配下に『会社概要』『サービス』などを設置するというようなサイト全体の構成を決定する作業です。
また、ワイヤーフレームはページが可視化された下書きのようなものになります。
サイト設計は、WEBサイトの土台です。そのため、目的にブレがないかなどをしっかりと確認することがポイントになります。また、サイト設計によって集客効果も変化するため、SEOに配慮した設計になっているかどうかも注意しなければなりません。
デザインのコンセプト設計や素材の準備、デザインカンプの作成などを行います。どのようなデザインにするのか計画を立てて、コーディングフェーズでページに落とし込むためのベースデザインを用意するイメージです。
素材は、発注者側が提出したり、制作会社が有料素材を用意したりして準備をします。素材の選択によって見た目が大きく変化しますので、自身で選択する場合は慎重に選ぶのがポイントです。また、写真には著作権があるため、配布されているものを使うときは注意するようにしましょう。
実際に、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語やマークアップ言語を使用して、WEBサイトを構築していきます。簡単に言うと、1枚の絵だったデザインを実際に操作することができるWEBページにする工程です。
CMSやお問い合わせフォームの機能実装もコーディングにて行うため、制作フェーズの中で比較的時間がかかる部分になり、1ヶ月以上の期間を要するケースもあります。
コーディングの工程は、サイト設計に沿って行われるため、基本的には制作会社に任せるのが一般的です。
検証では、WEBサイトが正常に動作するのかをチェックする工程です。バグがないか、サイト設計やデザイン通りに制作されているのかをチェックします。
また、発注者側は仕様通りに制作されているかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。検証の段階で設計内容を変更する場合は、修正費用と作業期間が追加でかかることが一般的なので、サイト設計は慎重に取り決めを行うことが必要です。
WEBサイトは、公開すればそれで終わりではありません。例えば、情報に変更が生じた際は、それに応じてWEBサイトにも変更を加える必要があります。
また、集客効果を得るためには、定期的にコンテンツを制作しなければなりません。WEBサイトが完成したあとも分析・改善を行いながら、育てていくことが必要です。
運用の仕方にはさまざまな方法があります。例えば、自身で分析してサイトの情報を更新していく方法もひとつの手段です。しかし、社内リソースを十分に確保することができない方やデザイン・コーディングを行える体制がない方は、制作会社をうまく利用するようにしましょう。
制作会社には、WEBサイト制作だけでなく、集客などのWEBマーケティング支援も実施している企業が存在します。WEBサイトの運用更新と合わせて、WEBでの集客支援等も依頼することでWEB領域を一気通貫で運用・管理してもらえるので、特にWEBマーケティングに力を入れたいという方におすすめの制作会社です。
今回は、WEBサイト制作に必要な期間や流れについて詳しく解説しました。
WEBサイトは完成までにある程度の時間がかかるので、余裕を持ったスケジュールで準備、依頼をすることがおすすめです。
また、本記事に関連した内容を下記のセミナーで詳しく解説しています。よろしければ是非ご参加ください。
「サイト制作の見積書について徹底解説!見るべきポイントや制作会社の選び方をご紹介」セミナーページへ
センタードでは、WEBコンサルタント×WEBディレクターが連携し、『貴社のビジネスを成功に導く』サポートをします。WEBマーケティングに関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
セミナー
さらに学びたい方や、弊社のサービスについて知りたい方向けに通常セミナーや、時間を限定しないオンデマンドセミナーを用意しています。
開催セミナー一覧資料ダウンロード
デジタルマーケティングに関するお役立ち資料や、弊社サービス資料をダウンロードいただけます。
サービスの
お問い合わせ
センタードのサービスに関するご質問やお見積もり、ご発注など様々なお問い合わせはこちらからお気軽にお願いします。
お問い合わせフォーム