更新日: 2025.07.31
ホームページ(ホームページ)をこれから立ち上げるという方の中には、完成までの期間が気になる方もいるのではないでしょうか。
ホームページ制作には、サイト設計やデザイン、コーディングなどさまざまな工程があり、それに沿って制作を進めなければなりません。そのため、ある程度の時間を要します。
そこで、本記事では下記のような悩みを解決できるように、プロの制作会社がわかりやすく解説します。
● ホームページの制作期間がわからない
● どのような工程で作られるのか知りたい
具体的な完成までの期間やフローなどがわかるので、ぜひ参考にしてください。
目次
基本的に完成までの期間は、どのようなホームページを用意するかによって変化します。
全体のページ数が多い場合、設計から開発までにかかる期間は長くなります。
例えば、10ページよりも20ページ制作する方が、作業ボリュームが増加するため、その分期間も多く必要となります。逆にページ数を削減することで作業工数を削減し、完成までの時間を短縮することも可能です。
20~30ページのコーポレートサイトの場合、WordPressなどのCMS等の機能実装可否によって変動はありますが、約3ヶ月~4ヶ月程度の制作期間が一般的です。また、ホームページ制作全体の流れは、下記の通りになります。
1. 発注フェーズ
2. 制作フェーズ
3. 運用フェーズ
それぞれの工程においては、以下で詳しく解説します。
発注フェーズでは、主に下記の工程があります。
企業選定
初回ヒアリング
見積もり
提案
このフェーズは非常に重要になるため、詳しくチェックしていきましょう。
まず、ホームページ制作を依頼できる企業を選定しなければなりません。どのような制作会社を選定するのかによって技術力や予算などが大きく変化します。そのため、成功するかどうかはこのフェーズが大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
企業を選定するときは、候補をいくつかピックアップするのがポイントです。
関連記事:【失敗したくない】ホームページ制作会社に外注する時のポイントや注意点について解説
契約をする前に多くの制作会社はヒアリングを実施しています。ヒアリングでは、制作の目的やホームページの方向性、デザインなどを話し合うのが一般的です。
例えば、どのようなホームページを作るかはクライアントによって様々で、成果物によってかかる予算や期間も変わるため、ホームページ制作においてヒアリングは必須となります。
初回ヒアリングの際のポイントは、具体的にどのようなサイトを作りたいのかを明確に伝えることです。もし、両者の間に認識の違いが発生しているとイメージ通りのホームページを立ち上げることは難しいでしょう。
また、正確に伝えるためには、前もって準備したり、コンテンツを用意したりしなければなりません。具体的に何を準備すればいいのかわからないという方は、「初めてのホームページ制作で用意すべきものやコンテンツについて」の記事を参照してください。
ヒアリング後に、制作会社から見積もりを提出してもらいます。基本的には、3社前後から相見積もりを取り、制作会社を比較するのがおすすめです。
また、費用感のみで決めるのではなく、その制作会社の強みや体制など総合的な面で評価・選定することがポイントです。
課題解決や構築方法等がまとめられた企画提案書を提出してもらいます。
提案内容から制作会社を評価する際のポイントは、実現したいことや自社の課題に対し、提案内容が則しているかどうかです。初回ヒアリングの際に、どのようなホームページを構築したいのか正確に伝えているつもりでも、制作会社との間に認識違いが発生している場合があります。
そのため、企画提案書をしっかりと確認し、制作フェーズでの認識違いやズレを事前に防ぐことで、修正等にかかる作業工程、確認工程を減らすことができるでしょう。
発注する制作会社が確定したら、次は制作フェーズです。ホームページが公開されるまでの制作フェーズは以下の通りです。
設計
デザイン
コーディング
検証(最終チェック)
それぞれの期間を示しながら、注意点やポイントを解説します。
制作フェーズでは、1つ1つのフローが完了次第、次のフローへと進んでいくため、コーディング段階でのサイト設計やデザインの変更等が行えないことが一般的ですので、注意が必要です。
サイトマップやワイヤーフレームの作成などを行う工程です。
サイトマップの構築では、どのようなサイト構成にするのかを決めます。例えば、トップページの配下に『会社概要』『サービス』などを設置するというようなサイト全体の構成を決定する作業です。
また、ワイヤーフレームはページが可視化された下書きのようなものになります。
サイト設計は、ホームページの土台です。そのため、目的にブレがないかなどをしっかりと確認することがポイントになります。また、サイト設計によって集客効果も変化するため、SEOに配慮した設計になっているかどうかも注意しなければなりません。
デザインのコンセプト設計や素材の準備、デザインカンプの作成などを行います。どのようなデザインにするのか計画を立てて、コーディングフェーズでページに落とし込むためのベースデザインを用意するイメージです。
素材は、発注者側が提出したり、制作会社が有料素材を用意したりして準備をします。素材の選択によって見た目が大きく変化しますので、自身で選択する場合は慎重に選ぶのがポイントです。また、写真には著作権があるため、配布されているものを使うときは注意するようにしましょう。
実際に、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語やマークアップ言語を使用して、ホームページを構築していきます。簡単に言うと、1枚の絵だったデザインを実際に操作することができるホームページにする工程です。
CMSやお問い合わせフォームの機能実装もコーディングにて行うため、制作フェーズの中で比較的時間がかかる部分になり、1ヶ月以上の期間を要するケースもあります。
コーディングの工程は、サイト設計に沿って行われるため、基本的には制作会社に任せるのが一般的です。
検証では、ホームページが正常に動作するのかをチェックする工程です。バグがないか、サイト設計やデザイン通りに制作されているのかをチェックします。
また、発注者側は仕様通りに制作されているかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。検証の段階で設計内容を変更する場合は、修正費用と作業期間が追加でかかることが一般的なので、サイト設計は慎重に取り決めを行うことが必要です。
ランディングページは、特定の製品やサービス、キャンペーンを紹介するための単一ページのホームページです。
一般的に、シンプルなデザインとコンテンツ構造を持つため、制作期間は比較的短いです。
明確な目的とコンテンツが事前に用意されていれば、デザインと開発を合わせて約1週間から2週間程度で完成させることが可能です。
ただし、成果を出すLPにするためにより詳細なターゲットなどの分析を必要とする場合は、その分析だけで2週間前後。そこからデザイン、コーディングなども入ると1.5ヶ月から2カ月程度、期間が必要な場合があります。
制作費用は10万円~50万円と、様々です。
お問い合わせフォームの有り無しや、ページ自体の長さ、事前分析を実施するかなどによって変動します。
小規模なホームページやポートフォリオサイトなど、5ページ程度のホームページの制作は、ランディングページよりは時間がかかりますが、まだ比較的迅速に進められます。
通常、デザインの制作、コンテンツの作成、基本的なSEO対策を含めて、2週間から1ヶ月程度が目安です。ただし、ページごとに複雑なデザインやシステムなどの実装が必要な場合は、それに応じて期間が延びる可能性があります。
5ページ程度のサイトのページ例
トップページ
事業内容(サービス訴求ページ)
会社概要
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
お問い合わせフォーム
制作費用は100万円前後ぐらいが一般的。もちろん、フォームの有り無しや、ページ内のエフェクトの実装などによって費用が前後する場合があります。
10ページ程度のホームページが、一般的な中小企業のホームページとして多いでしょう。
サイト構造の計画、デザインの一貫性、内部リンクの最適化など、考慮すべき要素が増えるため、制作期間は1ヶ月から2ヶ月を見込むことが一般的です。コンテンツのボリュームやサイト内での動的機能の有無によっても、期間は前後します。
10ページ程度のサイトのページ例
制作費用は100万円~200万円が多いでしょう。
この規模のホームページになるとWordPressなどのCMSをいれるケースが多くなります。
WordPressの初期費用等発生するので、どのページをWordPressと連動させるのかによって費用も変わってきます。
50ページを超えるホームページでは、プロジェクトの管理がより重要になります。
詳細なプロジェクト計画、コンテンツ戦略、デザインガイドラインの策定に加え、検証作業にも時間を要します。この規模のプロジェクトでは、最低でも3ヶ月から6ヶ月の制作期間を見積もることが推奨されます。
制作費用は300万円~が多いでしょう。
この規模のホームページだと、フォームやCMSはもちろん、その他のシステムなども入ってくる場合があるので、費用はそれになりかかってしまいます。
100ページ以上の大規模なホームページは、複雑なサイト構造、CMSなどのシステム機能実装、そして多数のコンテンツを管理する必要があります。
このようなプロジェクトでは、計画段階だけでも数週間を費やし、制作自体には6ヶ月から1年以上かかることも珍しくありません。大規模プロジェクトでは、フェーズごとに目標を設定し、制作会社だけでなく発注者側も相応のリソースを確保しておく必要があります。
制作費用は500万円~が多いでしょう。
常に人が半年~1年以上稼働するので、そう考えると妥当な金額とも言えます。
ホームページは、公開すればそれで終わりではありません。
例えば、情報に変更が生じた際は、それに応じてホームページにも変更を加える必要があります。
また、集客効果を得るためには、定期的にコンテンツを制作しなければなりません。ホームページが完成したあとも分析・改善を行いながら、育てていくことが必要です。
運用の仕方にはさまざまな方法があります。例えば、自身で分析してホームページの情報を更新していく方法もひとつの手段です。しかし、社内リソースを十分に確保することができない方やデザイン・コーディングを行える体制がない方は、制作会社をうまく利用するようにしましょう。
制作会社には、ホームページ制作だけでなく、集客などのWEBマーケティング支援も実施している企業が存在します。
ホームページの運用更新と合わせて、WEBでの集客支援等も依頼することでWEB領域を一気通貫で運用・管理してもらえるので、特にWEBマーケティングに力を入れたいという方におすすめの制作会社です。
今回は、ホームページ制作に必要な期間や流れについて詳しく解説しました。
ホームページは完成までにある程度の時間がかかるので、余裕を持ったスケジュールで準備、依頼をすることがおすすめです。
現在デジタルマーケティングにおいてお悩みがある方や、
課題を感じているがどうしていいかわからない方向けに
無料でご相談会を実施しております。
まずは自社の現状を知り、可能な改善施策はどういったものがあるのか、
スケジュール、予算感はどのようなものなのか等も含めて
ご説明しますので、お気軽にご相談ください。
監修者プロフィール
A.一般的な企業サイトで2〜3ヶ月が目安です。小規模なランディングページであれば1ヶ月以内、大規模サイトや多言語対応、EC機能などを含む場合は4〜6ヶ月以上かかることもあります。スケジュールは要件の複雑さや、素材の準備状況によっても大きく左右されます。
A.はい、要件が明確で、原稿や写真などの素材が揃っていれば短縮は可能です。テンプレートを活用したり、構成・デザインの自由度を絞ることで1〜2ヶ月程度に収まることもあります。ただし、内容のクオリティや成果を求める場合は、無理な短縮はおすすめできません。
A.サイトの目的・ターゲット・掲載したい内容の整理、参考サイトの提示、会社ロゴや写真素材などがあるとスムーズです。また、社内の意思決定フローや担当者の体制も明確にしておくと、制作進行が止まりにくくなります。
A.可能です。要件整理からコンテンツ設計、原稿ライティング、写真撮影、公開後の運用支援までトータルで対応している会社もあります。ただし、自社の意図を正確に伝えるための初期ヒアリングや確認作業には協力が必要です。
A. 通常は制作ボリュームと要件に基づいて費用が決まりますが、「短納期対応」の場合は特急対応費が加算されることがあります。逆に、スケジュールに余裕がある場合でも費用が安くなるとは限りません。価格は工数ベースであることが一般的です。
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