ホームページ制作の費用を安く抑えるコツ!内訳や依頼先も紹介


ホームページ制作会社の料金表を確認した際に、会社ごとに料金が異なり戸惑った経験はありませんか?

サイト制作の費用は、求める機能やデザイン、依頼先の会社の規模によって大きく異なります。

そのため、適切な予算で満足のいくホームページを制作するには、内訳や正しい相場を理解する必要があります。

しかし、安く抑えられる部分は安く抑えて制作できるに越したことはないですよね。

そこで本記事では、ホームページ制作の費用と安く抑えるコツを解説していきます。

以下のような悩みや疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてください。

● 求めるホームページの適正価格がわからない
● ホームページ制作の相場がわからない
● 制作会社を選ぶポイントがわからない

ホームページ制作の費用が変わる3つのポイント

ホームページ制作の費用は制作要件によって大きく変わります。

主に以下の3つが変動の原因となり、10万円程度で済むこともあれば、数100万円かかることもあります。

● ホームページの機能やデザイン
● 制作の依頼先
● ホームページ制作の目的

料金が大きく変わる理由について、項目別に詳しく解説していきます。

ホームページの機能やデザイン

ホームページの仕様によって、以下のように費用は変わります。

デザインをフルオリジナルで作成する場合とテンプレートで制作する場合では、オリジナルの方が高価になる傾向があります。

また、システム構築も一から行う場合も同様に、費用は高額になりますが、CMSで制作すればコーディングや開発にかかる費用を削減できます。

また、運用や保守管理を自社で行う際も更新などにかかる費用を抑えることが可能です。

制作の依頼先

ホームページ制作の依頼先は、主に以下の3つです。

● WEB制作会社
● 広告代理店
● フリーランスのWEBデザイナー

WEB制作会社や広告代理店に依頼する場合、会社の規模やレベルによって予算が変わります。

大規模な会社は制作に関わる人員が多く、質の高いサービスを提供していることが多いため、費用が高くなる傾向にあります。

一般的なWEB制作会社はサイト制作のみを行う会社が多いですが、広告代理店の場合は、様々な集客やプロモーションなど幅広く対応していただけるといったメリットもあります。

一方、フリーのWEBデザイナーに依頼する場合は、クラウドソーシングなどを利用して比較的安価になることが多いです。ホームページを発注する際に、制作要件を発注者側から細かく提示することが大切となります。
しかし、依頼先が不透明であったり、依頼者側にもある程度の制作やITについてのリテラシーが求められるため、制作に知見がない場合は注意しましょう。

ホームページ制作の目的

ホームページは、制作する目的によって費用が大きく変わります。

たとえば、名刺がわりにホームページがあればいいという場合、最低限デザインが綺麗なホームページがあれば問題ありません。

無料制作ツールを使ったり、格安制作会社に依頼すれば安価に目的を達成できます。

一方で、ホームページを通して集客や採用、ブランディングなどの成果をあげたい場合は、それなりの予算を用意する必要があります。

また、SEO対策や広告などの施策も考えている場合、別途費用がかかることも覚えておきましょう。

ホームページを作成する目的ごとの費用相場

ホームページを作る目的やサイトの種類によっても費用は変わります。

よく制作される3つのサイトの相場を表にまとめました。

サイトの種類 相場
コーポレートサイト 50万円~500万円程度
サービスサイト 30万円~300万円程度
オウンドメディア 30万円~300万円程度

 
それぞれ詳しく解説していきます。

コーポレートサイト

コーポレートサイトの制作費用は、一般的に50万円から500万円程度です。

企業の紹介やブランディングなど、目的に応じて必要なページ数やデザインの複雑さ、機能の要件によって費用は変動します。

コーポレートサイトでは主に以下のページが必要です。

● TOPページ
● 事業案内
● サービス紹介
● 会社概要
● プライバシーポリシー
● お問い合わせ
● ニュース、お知らせ

また、予算に余裕があれば、必要に応じて以下のページを追加してもいいでしょう。

● 代表挨拶
● 社員紹介
● 採用情報

サービスサイト

サービスサイトの制作費用は、一般的に30万円から300万円程度です。

商品やサービスの種類、注文フォームや決済機能などの追加要件によって費用が変動します。

サービスサイトでは、以下のページが必要となります。

● TOPページ
● 商品、サービスの概要
● 導入事例
● レビュー
● 申し込みフォーム
● よくある質問
● 競合との比較

また、サービスサイトはLPとして上記を1ページに収めることも多いです。

ページ数によっても料金が大きく変動するため、仕様についてもよく考えておきましょう。

オウンドメディア

オウンドメディアの制作には、30万円から300万円程度の費用が必要です。

記事コンテンツの更新が必須となるため、記事コンテンツの作成をどうするかで大きく費用が変わります。

たとえば、記事コンテンツは自社制作する前提でCMSでの制作であれば比較的安価に制作できます。

一方で、記事コンテンツの更新や設計も依頼するとなると、300万円以上の予算が必要になることもあるため、運営方針についても事前に考えましょう。
● TOPページ
● ブログ機能
● 記事の一覧ページ
● 会社概要
● お問い合わせ

また、オウンドメディアは定期的な更新が必要とされるため、使用感や自社で操作できる範囲などの確認も大切です。

ホームページの仕様ごとの費用相場

ホームページの仕様によっても費用が異なります。

以下は、主なホームページの仕様ごとの相場表です。

仕様 相場
完全オリジナルでの制作 100万円~1000万円程度
CMSでの制作 50万円~300万円程度

 
それぞれ詳しく解説していきます。

完全オリジナルでの制作

完全オリジナルで作成するホームページは、制作に必要な作業を全て一から行うため、100万円から1000万円と高額になることがほとんどです。

しかし、細部のデザインや機能など、要望に応じて柔軟なカスタマイズが可能で、希望通りのホームページが構築できます。

また、費用に比例して制作期間も長くなる傾向があります。

CMSでの制作

CMSを利用してホームページを作成する場合、50万円から300万円程度です。

既存のテンプレートや機能を活用して制作を行えば、比較的安価に済ませられます。

しかし、デザインのみオリジナルで依頼したり、新たな機能を追加する場合には高額になることもあります。

また、自社で簡単に更新ができるため、運営にかかるコストは少なくなることが多いです。

依頼先別の費用相場

ホームページ制作の依頼先によって、以下のように費用が異なります。

依頼先 相場
WEB制作会社 小〜中規模:50万円〜300万円
大規模:300万円〜
広告代理店 100万円〜+制作費の20%〜50%
フリーランス 10万円〜50万円

 

WEB制作会社

WEB制作会社は、会社の規模やレベルに応じて相場が異なります。

小〜中規模な制作会社の場合、制作にかかる人員が少ないため、300万円ほどで制作できることが多いです。

一方で大規模な制作会社は、人的リソースを多く使ったり、様々なスキルの社員が揃っているため、多くの技術対応が出来るケースが多いです。

そのため、安くても300万円程度が必要で、1000万円以上かかることもあります。

ただし、お金をかければ良いものが作れるわけではありません。

規模の小さい会社でも、質の高いサービスを提供しているところは多くあります。

また、サイトの仕様によっては安価に制作ができる場合もあるため、数社から見積もりをとり、各社の特徴を加味した上で、適切な制作会社を選びましょう。

広告代理店

広告代理店の相場は、WEB制作会社と同様に依頼先の規模によって異なりますが、100万円程度からの依頼も可能です。
また、運用や集客のサポート費用も発生するためランニングコストが別途必要となることもあります。

WEB広告運用やSEO対策、ホームページの制作から集客までのWEBでの対応に限らず、幅広く依頼することができるため、手間を抑えたい方にはおすすめの依頼先です。

フリーランス

フリーランスの利用は、WEB制作会社や広告代理店と比べて費用を抑えられます。

要件や依頼先の経験値によっても異なりますが、一般的に10〜50万円で依頼できることが多いです。制作会社や広告代理店とは違い、複雑なシステム構築や機能実装を得意としていないことが多いです。

また、クラウドワークスなどのマッチングサービスを使って依頼できるため、条件が合えば早期に制作を開始してもらえるなどのメリットもあります。

しかし、発注する際に具体的な要件を伝えない場合、十分なスキルを持ち合わせていなく対応が出来なかったり、トラブルが起きやすいため注意が必要です。

評価や制作実績をよく確認した上で、信頼できる相手か見極めて依頼しましょう。

ホームページ制作の流れと費用の内訳

制作会社の規模や依頼内容によっても変わりますが、ホームページ制作は、以下のような工程で進みます。

工程 費用の内訳
ディレクション 1万円~80万円
WEBデザイン 3万円~150万円
コーディング 5万円~300万円
検証 1万円~10万円

 
また、SEO対策などの集客施策や写真素材の撮影なども行う場合は、さらに費用がかかることもあるため注意が必要です。

それぞれの項目と内訳について、詳しく解説していきます。

ディレクション費

ディレクションは、ホームページの制作の方針決定や要件定義、コンテンツ企画などを行うセクションです。

最初に行う打ち合わせで、制作内容やスケジュールなどが決定します。

求めるサイトが複雑になるほど、ディレクションにかかる工数や動く人員が増えるため、費用も高額になります。

一方で簡素なホームページを作る場合は安く済むことも多く、相場は1万円〜80万円程度と変動が激しいです。

見積もり段階で詳細な要件を伝え、金額の目安をしっかり確認しましょう。

WEBデザイン費

ホームページのデザインにかかる費用で、相場は3万円〜150万円程度です。

テンプレートを使用して制作する場合は簡単なカラー調整や画像選定だけで済むため、安価に制作できます。

しかし、フルオリジナルでの制作を所望する場合は、工数が格段に増えるため金額も跳ね上がります。

また、ホームページ用に写真を撮影したり、ロゴを作ったりする場合、別途料金がかかることもあるため、依頼先に確認しましょう。

コーディング費

コーディングは、デザインを元にWEBサイトとの機能をプログラムで実装する工程です。

デザインや機能の複雑さに応じて5万円〜300万円程度の費用がかかります。

静的なサイトやCMSを使って制作する場合、複雑な作業を必要としないため、比較的料金は安く済みます。

一方で、高度なアニメーションの実装やオリジナルの機能開発などを行う際は、高い技術を必要とするため、それだけ費用も必要となります。

検証

検証は、ホームページが完成した後に、動作や表示崩れなどの確認をする作業です。

問い合わせフォームが機能しているか、リンク先は間違っていないか、ブラウザごとに表示の違いはないかなど、公開前に最終チェックを行います。

サイトの規模に合わせて、1万円〜10万円程度の費用がかかり、検証が終了すれば、実際にサイトを公開し、納品完了となります。

ホームページ制作を安く抑えるコツ

ホームページ制作の費用を抑えるためには、以下の3つが効果的です。

● パッケージやテンプレートを利用する
● 素材を自社で用意する
● 不要な機能は排除する

それぞれについて詳しく解説していきます。

パッケージやテンプレートを利用する

制作会社の中には、お得に制作できるパッケージプランや、デザインをテンプレートで制作することで料金を抑えているところもあります。

似たようなデザインになりやすい、高度な機能は実装できないなどのデメリットもありますが、低価格で綺麗なホームページが手に入ります。

素材を自社で用意する

写真やロゴなど、ホームページに使用する素材を自社で用意すれば、デザインや撮影にかかる外注コストを抑えられます。

また、自社で用意するのが難しい場合は、写真やロゴだけ安く対応してくれるところに依頼するのがおすすめです。

不要な機能は排除する

依頼前に必要な機能を考慮して、不要な機能を減らすことで費用を抑えられます。

事前にどんなホームページが欲しいか考えることで、不要なデザインや機能の実装を避けられるためです。

しかし、安くしたいあまり必要な機能まで削ってしまっては、本末転倒です。

見積もりの際は、依頼先に目的を伝えた上で、アドバイスをもらうことも忘れないようにしましょう。

費用と費用対効果

ホームページ制作は、一概に安ければいいという訳ではありません。

安さだけを追求すると、制作にかけられる工数やスキルが限定され、品質や成果が十分に得られない可能性があります。

とりあえずホームページがあれば十分という場合は、低予算で簡易的なホームページを作成するのも一つの選択肢です。

しかし、集客や採用などホームページを通して何らかの成果を得たい場合には、制作後の流入や成果を見据えた構築が重要です。

見やすく魅力的なデザインや最適な導線設計、充実したコンテンツは、ユーザーに好印象を与えるため信頼につながります。

また、SEO対策やマーケティング施策などを組み合わせることで、集客や売上の向上も可能です。

相応の予算をかけた方が、長期的な目線でビジネスにメリットをもたらすことが多いため、よく検討して予算を決めましょう。

まとめ

ホームページ制作の費用は、依頼先やホームページの種類、仕様によって大きく異なります。

そのため、制作の目的や予算に合わせた適切な依頼先選びが重要です。

また、費用だけでなく費用対効果も考慮しましょう。

予算を抑えて作成することも一つの選択肢ですが、集客や採用などの成果を望む場合は、相応の予算をかける必要があります。

下調べを入念に行って、信頼できる制作会社を見つけ、コミュニケーションを取りながら制作を進めていきましょう。

いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば嬉しいです。

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