metaタグとは、WEBページの内容を簡潔に要約したHTML要素です。検索エンジンがWEBページの内容を素早く認識し、検索クエリに基づいてユーザーに最も関連性の高いWEBページを表示するために使用されます。
そのためSEO対策において、metaタグはあらゆるWEBサイトにとって非常に重要な要素となります。
この記事は以下のような方を対象としています。
・自社WEBサイトの自然検索における集客を強化したい方
・metaタグとはどういうものかを知りたい方
・サイト集客に繋がるようなmetaタグの設計について知りたい方
目次
SEOの内部対策施策のひとつとして、metaタグの最適化について耳にする機会は多いと思います。ですが、なぜSEOにおいてmetaタグが重要とされているのでしょうか?
冒頭でもお伝えしたように、metaタグはWEBサイトの内容を簡潔に説明するためのもので、検索エンジンはそのmetaタグによる説明をもとに、サイトやページのテーマ、そのキーワードで検索しているユーザーが欲しい情報が含まれているコンテンツか、といったことを判断・評価し、検索結果の順位を判定しています。
つまり、WEBサイトにおいて抜け漏れなく適切なmetaタグを設定することは、検索結果での高い順位やページへの自然検索トラフィックを獲得するのに有効な手段といえます。
metaタグには、title、description、hタグ、meta keywordsの4種類があり、それぞれのタグは、SEOとWEBサイトの視認性に独自の効果をもたらします。
titleタグとは、検索エンジンにページのタイトルを伝えるHTML要素であり、検索結果画面においてページのタイトルとして表示されるものです。検索エンジンとユーザーの両者へページのテーマを正確に伝えるために、コンテンツに関連する正確かつ明確なtitleタグを作成することが重要となります。
また、検索エンジンはtitleタグを読み取ることで検索結果の順位を決定しています。そのため、ページの内容に適したキーワードが盛り込まれているか否かが、検索エンジンの評価に大きな影響を及ぼすことになります。このことからtitleタグは、ページのコンテンツに関連している上位表示を狙いたいキーワードを盛り込んで設定することが望ましいとされています。例えばあるコーポレートサイトのTOPページの場合、「〇〇(社名の略称)」というtitleよりも、「企業のホームページである」ということを表現するような「株式会社〇〇」というtitleの方が、SEO的に評価を得やすくなる可能性が高まります。
さらに、titleタグの内容は各ページでユニーク化し、重複を避けることが推奨されています。これはtitleタグのみならず、descriptionやhタグにも共通することですが、異なるページで重複した内容のmetaタグを設定すると、各ページのテーマが不明瞭となり、検索エンジンの評価が得づらくなる傾向があります。
たとえば、サイト内で製品Aと製品Bに言及しているページがあるとしたら、その2つのページtitleを「製品情報│(TOPページのtitle)」等で統一するのではなく、「製品Aの概要│(TOPページのtitle)」「製品Bの概要│(TOPページのtitle)」というように、異なる内容で設定しましょう。
検索エンジンの結果ページでタイトルの下に表示されるdescriptionタグは、そのページの概要を要約して分かりやすく説明しているものです。
このタグはtitle、h1に比べると、検索結果での順位に直接影響を与えるものではありません。しかし、ユーザーが探しているコンテンツがそのページにあるかどうかを判断するうえでの判断要素となり、クリックスルー率(CTR)を向上させるために重要な役割を果たします。そのため、CTR促進を意識して、ページの内容を簡潔かつ正確に要約することが望ましいと言われています。
また、検索エンジンによる説明文の切り捨てや書き換えを防ぐために、推奨文字数である156文字以内に収めることも重要となります。
descriptionタグはtitleタグやhタグと比較して、「こういったキーワードを盛り込む」という具体的な基準はありません。そのため、どのようなdescriptionがユーザーのクリックに繋がるかということは、自社のCTRの変化を見たり、上位表示されているサイトの中でも特に多くの流入を獲得しているところのdescriptionを比較したりすることで研究する必要があります。
hタグはいわゆるページの見出しであり、検索エンジンにそのページの構成内容を伝えるために使用されます。サイト内の見出しとしてもユーザーから見られるため、hタグを設定する際には、ビジュアル面における考慮も必要となります。
見出しの大きさ順にそれぞれh1、h2、h3となり、その中でもSEOにおいて重要な役割を果たすのが、ページの大見出しとなるh1タグです。
h1タグの設定個数に制限はありませんが、一般的には、1つのページ内で設定するh1タグはなるべく少数に絞ることが好ましいとされています。なぜなら、h1はページの大見出しの役割を担っており、あまりにも多くのh1タグを設定するということは、「ページの主題が複数ある」ことで検索エンジンが評価する際に基準が揺れ、上位を獲得しづらくなる恐れがあるためです。
検索エンジンからの評価対象となることから、h1タグにおいてもtitleタグ同様、対策キーワードを盛り込むことが望ましいとされています。そこで、h1タグに含めることで上位表示されやすくなるキーワードを見つけるために、キーワード調査を行うことが重要となります。
meta keywordsは、検索エンジンにページのコンテンツに関する追加情報を提供します。このページがどういうキーワードと関連しているかを表したものであるため、かつては、meta keywordsに対策したいキーワードを設定することが重要とされていました。
しかし現在においては、検索エンジンはこのタグで順位を評価する傾向がなくなったため、ほとんど重要視されていません。その代わり、上位表示を獲得したいキーワードは、titleやh1タグに盛り込むことが推奨されています。これまでmeta keywordにのみ対策キーワードを設定しており、titleやh1タグへ盛り込みができていない場合は、今一度、キーワード対策の観点からtitleやh1タグを見直すことが必要かもしれません。
SEOにおいて効果的なmetaタグを設定するためには、まず、サイトやコンテンツの内容に応じて、どのようなキーワードが適切であるかを考える必要があります。titleタグはページのテーマを一言で表現し検索エンジンや読者に認識されるように、descriptionタグはページ内容の概要をユーザーに伝えるように、そして最後にh1タグは、見出しとしてサイトビジュアルにも影響することも踏まえたうえで、対策キーワードを検索エンジンに伝えるように設定することが重要です。
metaタグを正しく活用することで、検索エンジンからの評価を得て検索結果画面の上位を獲得し、WEB上でのサイトページの認知度を向上させやすくなるといえます。
どのようなキーワードを盛り込むべきか、どのような文章であればユーザーがクリックしやすくなるかを考慮しながら各ページでユニーク化されたmetaタグを設定することは、たしかにページ数の多いサイトであればあるほど、より工数などのコストがかかる大変な作業かもしれません。しかしそうであるからといって、全て同一の内容にしたり未設定の箇所を作ったりすることは、SEOの観点から見るともったいないことになる可能性があります。WEBでの集客においてより高い成果を得るためにも、適切なmetaタグの設定を行いましょう。
いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば幸いです。
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