SEOとリスティング広告の違いは?リスティング広告を選ぶ理由

更新日: 2024.05.09

SEOとリスティング広告の違いは?リスティング広告を選ぶ理由

検索エンジンによるホームページへの集客には、SEOとリスティング広告の2つが挙げられます。どちらも検索エンジンを活用した集客手法ですが、違いが明確にあります。

それぞれの特性を理解し、事業やフェーズに応じて使い分けることが重要です。この記事では、SEOとリスティング広告の違い・特徴を解説し、使い分けの方法を解説します。

この記事は以下のような方を対象としています。

自社のホームページへの集客でお悩みの方
SEOとリスティング広告の使い分けを検討している方
SEOとリスティング広告の特徴を知りたい方

 

SEOとリスティング広告の違いとは?

SEOとリスティング広告は主に、
即効性
費用
ターゲット層
などといった点において異なります。

SEOは低コストで実施できますが即効性が低く、潜在層がターゲットになります。リスティング広告は有料になりますが、即効性が高く顕在層がターゲットです。以下でそれぞれの特徴を具体的に説明します。

SEOとは

SEOはコンテンツ最適化やキーワード対策により、検索結果での順位向上による流入増加を図る手法です。

検索ニーズを持つユーザーに対し、
関連性のある情報や解決策
有益な知識の提供
などの価値をコンテンツによって生みます。

コンテンツがユーザーの検索ニーズを満たさない限り、上位表示は見込めないでしょう。
コンテンツが検索ニーズに対して十分な価値を提供し、ユーザーの体験を向上させることがSEOにおいて重要であると考えられます。

リスティング広告とは

リスティング広告は広告スペースでの課金型表示により、即効性のある流入拡大を狙う手法です。出稿先媒体としては、主にGoogle広告とYahoo!広告の2つが挙げられます。

商品やサービスに一定の興味・関心を持っている顕在層へ直接的にアプローチできるため、他のWEB広告と比較して費用対効果を高めやすいという傾向があります。

出稿額の最低金額は定められておらず、予算に応じた設定ができるので、低予算から気軽に始めることが可能です。

 

リスティング広告のメリット:迅速な結果とターゲティング精度

リスティング広告は即座に検索結果画面上部の広告スペースに表示され、ターゲットユーザーに直接アプローチできます。

そのため、設定によるターゲティングで関連性の高いユーザーにアクセスしやすくなり、集客やコンバージョンにおいて迅速に成果をあげやすくなります。

地域ターゲティング

地域ターゲティングは、選択した地域に該当するユーザーへ広告を出す機能です。
実店舗や、サービスの提供範囲が明確に決められている企業には有効になります。

ターゲットした地域にユーザーがいない場合でも、ユーザーが指定した地域に関心を持っていれば、地域外にいたとしてもユーザーへ広告の配信が可能です。

曜日・時間帯ターゲティング

曜日・時間帯ターゲティングでは、広告配信したい曜日または時間帯を指定して広告の配信ができる機能です。

例えば、月曜日は休業日のためお問い合わせがあっても対応できない企業の場合、月曜日の広告配信を停止して、営業日のみ広告の配信ができます。

また、営業時間が10:00から18:00の場合では、営業中の時間帯のみ広告を配信して、それ以外の時間帯は広告を停止することも可能です。

デバイスターゲティング

デバイスターゲティングは、デバイスを指定したうえで広告を配信する手法です。デバイスの指定のほかに、OSやOSバージョンを細かく設定できます。

スマートフォン向けのサービスに関する広告を配信するなら、パソコンよりスマートフォンに絞ったほうが費用対効果は高いでしょう。

ターゲットとするユーザーがどのデバイスを使うのか調査したうえでターゲティングを行うことが必要です。

リターゲティング

リターケティングは、一度自社サイトにアクセスしたユーザーに対して、WEB広告を表示する手法です。

見込みの高いユーザーに対してアピールできるため、自社サイトに再度アクセスする可能性が高まります。

複数回に渡って表示させられるのはメリットでもありますが、中にはしつこい印象を与えてしまうため、広告の表示回数を適切に設定することが重要です。

SEOのメリット:自然検索における信頼性と長期にわたる効果

SEOは自然検索結果画面で上位表示されることでユーザーの信頼性を得やすく、長期間にわたって検索エンジンからの評価を蓄積することにより、集客における効果が期待できます。

ユーザーに価値ある情報を提供することにより検索結果画面の上位に表示され、サイトの認知度向上につなげることが可能になります。

サイトやブランドの認知度の向上は、自社が提供する商品・サービスの成約率向上の要因の一つと言えるでしょう。

上位表示を図る施策を続けることで、ブランド力の継続的な成長が可能となることもあります。

リスティング広告を選ぶ理由:需要の高いキーワードでの効果的な表示

リスティング広告は需要が高く競合の激しいキーワードで、SEOよりも短い期間で画面の上部へ広告表示が可能です。

SEOでは時間がかかるため、リスティング広告により需要のピークを逃さず、ターゲット層にアクセスしやすい点が大きく異なります。

キーワードを探す

可能な限り多くのキーワードを洗い出すことにより、網羅性を高めてより売上に繋がりやすいキーワードを探します。

上記のようなキーワードは、無料ツールを活用することで効率的に抽出をすることが可能です。またツールの活用以外にも、キーワードを探す際には、
SNSの投稿
本・雑誌
などを参考にしてユーザーにどのようなニーズがあるのか、広い視点で探しましょう。

ユーザーのニーズを満たしているキーワードが上位表示されることも多いため、一つの判断軸として、検索結果を調査しておくことが大切です。

キーワードを選ぶ

ユーザーのニーズが潜在化していると考えられるキーワードを優先的に設定することで、コンバージョン率の向上に期待がもてます。

候補が絞り込まれたキーワードや購入を前提としたキーワードは、コンバージョンにつながる可能性が高いと考えられるからです。

たとえば、自社で価格に関する競合優位性を持っている場合は、価格系のキーワードを最優先で設定しておきましょう。

実際の配信結果から
入札単価
競合
などを確認してチューニングを行い、目標数値を達成できるように運用していきます。

SEOとリスティング広告の戦略比較

SEOは長期的に自然検索結果での表示を目指すことで、ブランドの信頼性が構築できます。リスティング広告は需要に即してすぐに広告表示させることが可能です。

両者の性質の違いを踏まえて、どの手法を取るかは目標と競争状況に合わせて選択する必要があります。

リスティング広告は、タイムリーにユーザーへ情報を届けたい場合にとる手法として、効果に期待ができるでしょう。

SEOとリスティング広告はそれぞれに特徴があり、正反対の性質を持ったマーケティング手法とも言えます。

SEOを中長期的な戦略
リスティング広告を短期的な戦略
上記のような戦略をすみ分けることで理想的なWEBマーケティングを展開していけるのではないでしょうか。

まとめ

リスティング広告とSEOでは特性に違いがあり、状況に応じて適切な選択を行う必要があります。

選択を間違えてしまうと、求める効果が得られない可能性もあるでしょう。
たとえば、リスティング広告も一括りではなく、正しくターゲットを設定する必要あり、この記事でも
地域ターゲティング
曜日・時間帯ターゲティング
デバイスターゲティング
リターゲティング
についてそれぞれの特徴を解説しました。

また、ユーザーから信頼を構築するためにはリスティング広告よりも、コンテンツを使うSEOのほうが向いていると考えられます。

リスティング広告とSEOのどちらかを重点的に実施するよりも、併用により検索経由の集客効果を高めることも可能です。

ぜひこの記事を参考にして、リスティング広告とSEOの違いや特性を理解して自社に合う施策を実施してみてはいかがでしょうか。

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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