AEO対策とは?SEOとの違いと不要な施策・必要な施策

公開日: 2026.10.27

AEO対策 サムネ支援会社の提案に「AEO対策」が入り、FAQの構造化データやllms.txt(AI向けに置くテキストファイル)の設置も勧められた。SEOと何が違い、どこまで手を付けるべきか、提案書だけでは判断しにくいものです。

AEO対策とは、AIが質問に直接答える仕組みで、自社の情報を正しく使ってもらう取り組みです。AIによる概要などの登場で注目される一方、Googleは公式のガイドで、Google検索ではAEOもSEOと同じとしています。

本記事では、似た呼び方の整理から、Google検索とそれ以外の回答エンジンの違い、取り組む手順、Google検索では求められない施策までを扱います。提案された施策の要否を、自社で判断できます。

AEO対策とは?AIの回答に選ばれるための取り組み

AEO対策は、AIの回答に自社の情報が正しく使われるようにする取り組みです。ここでは言葉の意味と、似た呼び方との違い、AEO対策が注目される背景を順に見ていきます。

AEOは「回答エンジン最適化」の略

AEOは、日本語では「回答エンジン最適化」と訳されます。検索結果にリンクを並べるだけでなく、質問に直接答える仕組みの中で、自社の情報を扱ってもらうことが対象です。

Googleの生成AI向けのガイドでも、AEOは、AI検索での見つけられやすさを高める作業を指して使われることがある用語と説明されています。なお、税関の「AEO制度」は名前が同じ別の制度で、本記事では扱いません。

AIO・GEO・LLMOとの違い

AEOのほかに、AIO・GEO・LLMOといった呼び方もあります。統一された定義はなく、支援会社や記事によって指す範囲が異なります。呼び方ごとの訳と、Googleのガイドでの扱いは次の表のとおりです。

呼び方 日本語訳 Googleのガイドでの扱い
AEO 回答エンジン最適化 用語として言及あり
GEO 生成エンジン最適化 用語として言及あり
AIO 各社で異なる 記載なし
LLMO 各社で異なる 記載なし

※英語の略さない形は、AEOがAnswer Engine Optimization、GEOがGenerative Engine Optimizationです。

※AIOはAI Optimizationの略として「AI検索最適化」と訳される例があります。LLMOはLarge Language Model Optimizationの略で、「大規模言語モデル最適化」という訳も見られます。

本記事では、4つを「生成AIの回答に自社の情報を正しく反映させる取り組み」の呼び方として、同じものとして扱います。呼び方よりも、どのサービスに向けて何をするかを見るほうが、提案の中身を比べやすくなるでしょう。AIOの定義は、次の記事で解説しています。

関連記事:AIO(AI検索最適化)とは?対策方法と従来SEOとの違いを解説

AEO対策が注目される背景

Google検索のAIによる概要やAIモードでは、検索結果のリンクを開く前に、AIがまとめた回答を読めます。ChatGPTやPerplexityのように、質問に答えながら参照元のサイトを示すサービスもあります。

回答の中で自社の情報が使われるか、使われ方が正しいかは、サイトを訪れる前の読者の判断材料の一つです。Googleは、AIによる概要が表示される検索結果からのクリックは質が高いことが確認されているとし、理由として、サイトに長く滞在する傾向を挙げています。

SEO対策とAEO対策の違い

Google検索に限れば、AEOはSEOと同じ考え方で進められます。違いが出るのはChatGPTやPerplexityなどGoogle以外の回答エンジンで、表示に関わる設定と、確かめ方が変わります。

Google検索ではAEOもSEOとされている

Googleは、AEOやGEOと呼ばれる作業も、検索体験に向けた最適化である以上、SEOであることに変わりはないと位置づけています。名前を変えた別の施策を、Google検索のために新しく始める必要はありません。

仕組みの面では、Googleの生成AI機能は、検索インデックスにあるページを使って回答を作ります。関連する情報を検索して回答の作成に使う検索拡張生成(RAG)と、関連する質問を追加で検索するクエリ ファンアウトという手法です。

クエリ ファンアウトでは、元の質問に近い別の質問でも検索が行われます。そのため、関連する質問にも答えられるページが、回答の根拠に使われる可能性があるのです。顧客が続けて抱く疑問を先に洗い出しておくと、後述する対象の質問の決め方にも生かせます。

Google検索の生成AI機能のために、特別な最適化は求められません。ただし表示には、ページがインデックスに登録され、スニペット(検索結果に表示されるページの説明文)を表示でき、検索の技術要件を満たしている必要があります。

これらに加えて、Search Consoleの「検索の生成 AI 設定」で、サイトを生成AI機能に含める設定になっていることも条件として挙げられています。設定の確かめ方は、後述の「AI検索に表示される設定を止めていないか確かめる」で説明します。検索の基本の整え方は、次の記事で紹介しています。

関連記事:【2026年最新】SEOとは?SEO対策の基本とやり方までを解説

参考:Google 検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」

違いが出るのはGoogle以外の回答エンジン

OpenAIとPerplexityは、それぞれの検索結果にサイトを表示するためのクローラーを案内しています。回答の根拠に使われるかどうかに関わるため、確かめる設定もGoogle検索とは別に見ておく必要があります。

OpenAIのヘルプには、ChatGPTの検索はプロンプトをもとに検索すると書かれています。個人と結びつかない検索語を、Bingなど外部の検索サービスと共有することがあるとの記載もあります。SEOとAEOが同じ部分と違う部分を、観点ごとに次の表で比べてみましょう。

観点 SEO AEO
主な表示先 検索結果のリンク一覧 AIの回答と根拠のリンク
Google検索での進め方 SEOの基本に沿う SEOと同じ進め方
表示に関わる設定 robots.txtやnoindex 生成AI設定と各社のクローラーも
成果の見え方 順位やクリック数 回答への登場と説明の正しさ

※noindexは、ページがGoogle検索に表示されないようにするための指定です。

表のとおり、取り組みの土台はSEOと共通です。Google以外で差が出るのは主に表示の設定と確かめ方で、具体的な確かめ方の手順は、次の「AEO対策のやり方」で紹介します。

AEO対策のやり方

AEO対策は、確かめる順番を決めて進めると、手を付ける範囲を絞りやすくなります。おおまかな流れは、次の1〜4で対策を整え、5の効果の確認を続けていくものです。各手順の中身は、この後の見出しで1つずつ見ていきましょう。

  1. 対象の質問を決め、AIでの出方を確かめる
  2. 質問に答える構成になっているかを見直す
  3. 独自の情報が載っているかを確かめる
  4. AI検索に表示される設定を止めていないかを確かめる
  5. 効果を記録しながら確かめ続ける

対象の質問を決め、AIでの出方を確かめる

最初に挙げるのは、顧客が自社の領域で調べそうな質問です。サービス名を知っている人の質問だけでなく、課題に気づいた段階や、候補を比べる段階の質問も含めると、新しい接点になり得る範囲が見えてきます。

質問は、検討の段階ごとに分けて書き出すと漏れを防げます。段階ごとに2〜3問ずつ挙げておくと、後で記録するときにも比べやすいでしょう。例えば、勤怠管理のシステムを提供する企業なら、次のような質問です。

  • 「勤怠の集計を自動にする方法は?」(課題解決型)
  • 「勤怠管理システムはどう選べばよい?」(比較検討型)
  • 「〇〇(自社のサービス名)の特徴は?」(指名型)

質問が決まったら、Google検索で実際に検索し、AIによる概要が出るかを確かめます。AIによる概要は、通常の検索結果に加えて表示する価値があるとシステムが判断した場合にだけ表示されるため、質問によっては出ません。

AIによる概要が出ない質問は、通常の検索結果での順位を中心に確かめます。ChatGPTなどでの出方は、一度見ただけでは判断しにくいものです。後述の「AEO対策の効果を確かめる」の方法で、続けて見ていきましょう。

見出しの直後で答え、重要な情報はテキストで書く

答え方の基本は、通常のSEOと変わりません。1つの見出しで1つの問いに答え、見出しの直後に結論を置くと、読者は前置きを読まずに、知りたい答えの場所を見つけられます。手順は番号付きの箇条書き、選択肢の違いは表にするなど、内容に合う形で整理すると、読者が内容をつかみやすくなります。

例えば「勤怠管理システムの選び方」という見出しの直後に、市場の動向から書き始めた文章があったとしましょう。これを「まず、自社の就業規則どおりに集計できるかを確かめます」と結論から書き直すと、見出しの問いにすぐ答えられます。

強調スニペット(回答の抜粋を先に示す、検索結果の特別な枠)について、Googleは、ページ側では指定できず、Googleのシステムが選ぶと説明しています。書き方を整えるのは、選ばれるための工夫というより、答えにたどり着きやすいページにするためです。

重要な内容は、画像の中の文字ではなくテキストで書きましょう。Googleは、重要なコンテンツをテキストで示すことを、AI機能でも有効なSEOの基本として挙げています。構造化データを、ページに表示される内容と一致させることも、その一つです。

あわせて、会社やサービスの説明は、サービスページや会社概要、記事の間でそろえておきます。AIの回答から訪れた人が、着地したページで回答と同じ情報を確かめられるようにしておくと、問い合わせまでの迷いを減らせるでしょう。

こうした考え方を情報設計に落とし込んだ例として、当社の提案を1つ紹介します。オンラインスクールを運営する企業への提案では、AIへの質問を課題解決型・比較検討型などに分け、どの比較検討の文脈で候補に入るべきかを定義しました。

企業の説明についても、業種・強み・対象顧客・実績などの観点で整理し、AI上での認識をそろえる方針を示しています。提案の段階の内容のため、ここでは成果の数値は扱わず、提案の考え方の紹介にとどめます。

関連ページ:AI検索対策の比較検討文脈での推薦獲得を見据え、SEO・CV導線改善までの統合型改善提案

独自の情報と一次情報を載せる

Googleの生成AI向けのガイドは、AIシステムがさまざまな情報源を確かめるため、独自の視点があると役立つとしています。誰でも書ける一般的な知識をまとめた内容は「コモディティ化されたコンテンツ」とされ、読者に新しい洞察をほとんど与えないと説明されています。

BtoB企業であれば、自社で集計した導入前後の変化や、顧客からよく受ける質問、実際に使っている手順書などが独自の情報になります。まずは既存のサービスページや導入事例に、こうした自社でしか書けない情報が足りているかを見直しましょう。

経験・専門性・権威性・信頼性を表すE-E-A-Tについて、Googleは、それ自体はランキングに直接影響する要因ではないとしています。E-E-A-Tが優れたコンテンツを見分けられる要素を組み合わせて使うことは有効とされ、中でも信頼性が最も重要だと説明されています。

信頼性を示す方法の一つが、誰が書いたかを明らかにすることです。Googleは、著者の情報が求められるコンテンツでは、バイライン(執筆者名などの署名)などで正確な著者の情報を載せることを強く勧めています。執筆者や監修者の専門分野が分かるページにつなげると、読者が内容を判断する材料になります。

なお、関連する質問ごとにページを増やしても、サイトの質が高まるわけではないとされています。生成AIの回答を操作する目的でページを大量に作ると、Googleのスパムに関するポリシーの違反に当たります。独自の情報を盛り込んだ記事の企画と改善の進め方は、次の記事で解説しています。

関連記事:コンテンツSEOとは?メリットとやり方、支援事例を解説

AI検索に表示される設定を止めていないか確かめる

内容を整えても、サイトの設定で表示を止めていると、そのサービスでは表示の対象から外れます。とくにChatGPTやPerplexityは、Google検索とは別のクローラーの設定を確かめる必要があります。確かめる場所はサービスごとに違い、主なものは次の表のとおりです。

サービス 許可・確認するもの 止めた場合
Google検索の生成AI機能 Googlebotと生成AI設定 生成AI機能に表示されない
ChatGPTの検索 OAI-SearchBot 検索の回答に出ない
Perplexity PerplexityBot 表示用の取得が止まる

※ChatGPTの行の「検索の回答に出ない」は、案内用のリンクとして表示される場合を除きます。

※Google検索の行の出典は、Google 検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」です。生成AI設定の扱いは、Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」によります(2026年10月時点)。

※ChatGPTの行の出典は、OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」です。Perplexityの行はPerplexity「Perplexity Crawlers」によります(いずれも2026年10月時点)。

Google検索の行では、robots.txtでGooglebotを止めていないかを確かめます。あわせて、Search Consoleの[設定]にある[検索の生成 AI]の選択も見ておきます。Googlebotへの指定はGoogle検索全体に影響するため、管理担当者と相談してから変えましょう。

Search Consoleの検索の生成AI設定は、2026年8月31日にすべてのサイトに公開され、既定は含める設定です。除外すると、リンクとコンテンツは生成AI機能に表示されず、そこからのインプレッションやトラフィックも生じません。通常の検索での掲載やランキングには影響しません。

ChatGPTとPerplexityは、表示用のクローラーをrobots.txtで許可するよう、それぞれ勧めています。OpenAIは、OAI-SearchBotを拒否したサイトでも、案内用のリンクとしては表示される場合があるとしています。

robots.txtで許可していても、CDN(コンテンツの配信網)やWAF(不正なアクセスを防ぐ仕組み)の設定で、クローラーが止められている場合があります。OpenAIとPerplexityは、公開しているIP範囲からのアクセスの許可も勧めています。設定はサーバーの管理担当者に確かめましょう。

OpenAIによると、robots.txtの変更の反映には約24時間かかることがあります。Perplexityは最大24時間としています。変更した日を記録しておくと、AIでの出方を確かめるときに比べやすくなります。

利用者の依頼で取得する仕組みは、表示用とは別です。ChatGPT-Userにはrobots.txtが適用されない場合があり、Perplexity-Userは通常robots.txtに従わないとされています。また、ChatGPT-UserはChatGPTの検索への表示の判断には使われません。

AIの学習などに使わせるかどうかは、表示用のクローラーとは別に設定できます。OpenAIのGPTBotは基盤モデルの学習に使われるもので、OAI-SearchBotとは別に許可・拒否を決められる仕組みです。

参考:OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」

robots.txtのGoogle-Extendedという指定で、Geminiのモデルの学習に使うかどうかを管理できます。拒否すると、Geminiアプリが回答の根拠づけに使う対象からも外れます。Googleは、この指定がGoogle検索への掲載やランキングには影響しないとしています。

AEO対策の効果を確かめる

AEO対策の効果は、AIに実際に質問して自社の出方を見て、その結果を続けて記録することで確かめます。記録の形を先に決めておくと、施策の前後で結果を比べられ、担当者が変わっても同じ形で続けられるでしょう。

AIに質問して自社の出方を見る

やり方の最初に決めた対象の質問を、ChatGPT・Gemini・Perplexity・GoogleのAIモードなどに入れて、回答を読みます。回答では、次の3点を確かめましょう。

  • 自社が回答に出てくるか
  • 自社の説明が正しいか
  • 根拠として示されたページはどれか

AIの回答は、毎回同じとは限りません。Googleのヘルプには、AIの回答には間違いが含まれる場合があると書かれています。AIモードのパーソナル インテリジェンス機能のように、過去の検索などを参照し、好みに合わせた候補を示す機能もあります。

そのため、1回の回答で良し悪しを決めず、期間を空けて同じ質問を繰り返し確かめるのが基本です。ログインの状態や履歴の設定でも回答が変わり得るため、確かめる環境もそろえておくと比べやすくなります。

施策の効果が、すぐ回答に表れるとは限りません。AIの仕組みや各社のサービスが変わり、同じ質問への回答が変わることもあります。回答が変わったときは、記録した日付と施策の実施日を並べて見るのが、理由を探す近道です。

確かめる質問と頻度を決めて記録する

確認を続けるには、質問と頻度を先に決め、同じ形で記録しておくと比べやすくなります。例えば、課題解決型3問・比較検討型2問を、月1回確かめるとします。記録する項目は、次のとおりです。

  • 確かめた質問
  • 使ったAIのサービス
  • 確かめた日付
  • 自社が回答に出たか
  • 自社の説明は正しかったか
  • 根拠として示されたページ

5問を4つのサービスで確かめると、1回の記録は20件になります。質問の数と頻度は一律の基準ではないため、社内で続けられる量から始めて調整してください。説明の誤りが続く質問は、根拠になったページや自社の説明を見直す候補になるでしょう。

Google検索のAIによる概要とAIモードでの表示回数は、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで見られます。ChatGPTなどからサイトに来た訪問を見るときは、GA4の参照元が手がかりになります。GA4の基本的な画面の見方は、次の記事で解説しています。

関連記事:【初心者向け】Googleアナリティクス(GA4)の基本的な見方と使い方を徹底解説!

Google検索では不要な施策と注意点

Google検索では、AEO向けとして勧められる施策のうち、対応しなくてよいものがあります。不要なものを見分けておくと、限られた工数を必要な施策に回せます。ここでは、FAQのリッチリザルト、llms.txtやチャンク化、ツールの見極め方を順に確かめましょう。

FAQのリッチリザルトはGoogleで表示されなくなった

FAQ(よくある質問)の構造化データは、質問と回答を検索結果に展開して見せるリッチリザルトのために使われてきました。Googleによると、このリッチリザルトは2026年5月7日以降、Google検索に表示されなくなりました。

Googleは、2026年5月8日にサポート終了を告知し、6月15日にはこの機能のドキュメントを削除しています。FAQの構造化データの追加を勧められた場合は、Google検索での表示を目的にした提案になっていないかを確かめてください。

ただし、FAQの本文が読者の疑問に答えているなら、ページに残してかまいません。構造化データ全般について、Googleは生成AI検索のための特別なマークアップはないとしています。そのうえで、リッチリザルトの対象になるのに役立つため、SEOの一部として使い続けることを勧めています。

参考:Google 検索セントラル「ドキュメントの最新の更新内容」

llms.txtやチャンク化はGoogle検索では必要ない

Googleの生成AI向けのガイドによると、AEOやGEOの名で提案される「ハック」の多くは効果がなく、Google検索の仕組みにも裏付けられていません。Google検索で対応しなくてよいとされる主な施策と、代わりにすることは次の表のとおりです。

施策 Google検索での扱い 代わりにすること
llms.txtの設置 読み込まれず無視される 使うサービスがあれば判断
ページのチャンク化 細かく分ける必要はない 読者に合わせて構成する
AI向けの書き換え 類義語も理解される 読者に伝わる言葉で書く
構造化データの追加 生成AI用の特別な形はない リッチリザルト用に続ける
不自然な言及集め あまり役に立たない 独自の価値ある情報を出す

llms.txtを置くかどうかは、読み込むサービスがあるかで決めます。Googleは、ほかのサービス向けに用意して保つのはかまわないとしていますが、Google検索はこのファイルを無視します。Google以外のサービス向けに提案されたら、対象のサービスと、その公式の案内を確かめましょう。

コンテンツの「チャンク化」は、AIに理解させるために、ページを細かく分ける手法です。Google検索では細かく分ける必要はなく、Googleのシステムは1ページにある複数の話題も理解できるとされています。Googleは、ページの長さに理想はなく、読者に合わせて構成するよう勧めています。

Google検索の生成AI機能は、ブログや動画、フォーラムなどでウェブ上の製品やサービスについて語られていることも表示できます。ただしGoogleは、ウェブ上で不自然な言及を集めようとすることは思うほど役に立たず、Google検索ではそうした戦術は無視してよいとしています。

こうした言及集めは、自社の説明の誤りを確かめる取り組みとは別の話です。AIの回答で自社の説明が正しいかを確かめ、誤りがあれば自社のページを見直すことは、前述の効果の確かめ方として続けましょう。

上位表示の約束や内部の指標をうたうツールを見極める

AEOやGEOをうたうツールや支援サービスを選ぶときは、数値の根拠を確かめます。Googleは、ランキングでの上位獲得を約束したり、Googleの内部の指標を使うと主張したりするツールに注意するよう呼びかけています。

サードパーティのツールに関するGoogleのガイダンスでも、ツールは内部のランキングデータにアクセスできず、パフォーマンスも保証できないとの記載があります。そこで強く勧められているのが、Google検索から直接データを得られるSearch Consoleの利用です。

ツールの数値を見るときは、どの質問を、どのAIのサービスで、どの頻度で測った結果かを確かめましょう。効果の確かめ方で紹介した記録の項目と照らし合わせると、自社の確認とずれている点に気づきやすくなります。

まとめ

AEO対策は、AIの回答で自社の情報が正しく使われるようにする取り組みです。Google検索での進め方は、SEOと変わりません。Google検索では、llms.txtの設置は求められず、FAQのリッチリザルトも表示されなくなったため、やることを絞れます。

一方で、ChatGPTやPerplexityなどGoogle以外の回答エンジンでは、表示用のクローラーの設定と回答での出方を、サービスごとに確かめます。対象の質問を決め、同じ形で記録しながら確かめ続けることは、どの回答エンジンにも共通する進め方です。

生成AIの回答への対策を支援する当社のLLMOコンサルティングでは、生成AIが自社や競合をどう整理し、言及しているかを確かめます。そのうえで、対象の質問の整理から改善までを、SEOとあわせて支援しております。

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監修者プロフィール

平岡 悟

平岡 悟

株式会社センタード 代表取締役

WEBマーケティング歴25年。セプテーニとSBIホールディングスのJVでの金融広告事業をはじめ不動産・人材・旅行・化粧品等多業界広告での経験を経て2010年に株式会社センタードを設立。クライアントワークでWEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの改善設計まで、自社ではSFA/MAを活用したインバウンドマーケティングからインサイドセールスまでを統括。現在も実践の最前線でAIでWEBマーケティングを最適化しサービス強化。1,300社以上の実績と顧客満足度96%、顧客推奨度90%を実現。
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よくある質問

  • Q1AEO対策で最初にやることは何ですか?

    A.まず、自社の顧客が調べそうな質問を検討の段階ごとに2〜3問決め、Google検索や顧客が使うAIサービスで、自社がどう扱われているかを確かめます。あわせて、robots.txtで表示用のクローラーを止めていないかと、Search Consoleの「検索の生成 AI 設定」も見ておきましょう。

  • Q2効果が出るまでの期間はどのくらいですか?

    A.Google・OpenAI・Perplexityの公式の案内では、効果が出るまでの期間の目安は見当たりません。AIの回答は同じ質問でも変わることがあるため、確かめる質問と頻度を先に決め、同じ形で記録しながら変化を見ていくと判断しやすくなります。

  • Q3BtoB企業にもAEO対策は必要ですか?

    A.業種だけで要否は決まりません。自社の顧客が調べる質問でAIによる概要が表示されるか、AIの回答で候補として比べられているかを確かめてから判断するのがおすすめです。

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