Twitter広告は、世界的に利用者の多いSNSであるTwitterに広告を出稿できるサービスです。
誰でも利用でき、少額から運用できることから、多くの企業に利用されています。
しかし、Twitter広告の仕組みや料金形態が理解できず、利用を躊躇っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下のような方を対象に、Twitter広告について詳しく解説していきます。
● Twitter広告の仕組みが複雑に感じている方
● Twitter広告の料金形態がわからない方
● Twitter広告が自社に適しているかわからない方
導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Twitter広告は、Twitter上に配信する広告プラットフォームです。
出稿すると、以下の項目に広告を掲載できます。
● タイムライン
● 検索結果
● おすすめユーザー欄
情報拡散力の高いTwitterで配信できるため、効果的なアプローチが可能です。
Twitter広告には、以下3つの特徴があります。
● 若年層にリーチできる
● ターゲティング精度が高い
● 二次拡散が期待できる
それぞれ詳しく解説していきます。
Twitterは若年層に人気のSNSです。
令和3年に総務省が行なった年齢別のSNSの利用率調査では、10代の67.4%、20代の78.6%がTwitterを利用しているというデータが出ています。
参照:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省
そのため、若年層がターゲットの広告を配信する際は、効果的に訴求を行えます。
Twitter広告は、ユーザーのツイート内容やフォローしている人の傾向などの情報を元に、配信できます。
反応を示しそうなユーザーに焦点を当てて広告を表示できるため、親和性の高いユーザーへの訴求が可能です。
Twitterのターゲティング精度はSNSの中でも特に高いため、高いコンバージョン率が期待できます。
Twitter広告には、通常のツイートと同様にいいねやリツイートができます。
いいねとリツイートによる二次拡散は、課金されないため、拡散されただけ費用を抑えて広告を表示できます。
ユーザーニーズに沿った広告クリエイティブを制作すれば、共感を呼び、拡散に繋げることが可能です。
Twitterで配信できる広告は、以下の5つです。
概要 | |
別のアプリやWebサイトへの誘導を目的とした広告。幅広い層の利用者にリーチできる。 | |
Twitter上のフォロワー獲得を目的とした広告。Webサイトやアプリなど他媒体への誘導は行わない。 | |
「タイムライン」や「話題を検索」の目に留まりやすい場所に配信されるため、膨大なリーチにつなげられる広告。表示方法によって「トレンドテイクオーバー」「トレンドテイクオーバープラス」「タイムラインテイクオーバー」に分類される。 | |
Twitterでライブ放送を行う機能。配信フォーマットによって「ライブ配信」と「イベントページ」の2つに分類される。 | |
Twitterのコンテンツパートナー(報道機関など)が配信する動画の冒頭に表示できる動画広告。配信面の選び方によって「Amlifyプレロール」か「Amplifyスポンサーシップ」に分類される。 |
参考:Twitter
訴求内容やターゲットユーザーに応じて、最適な広告を選べるのも、Twitter広告の強みです。
たとえば、集客やブランディングには、「プロモ広告」や「フォロワー獲得広告」、情報の拡散が目的なら「Twitterテイクオーバー」など、目的に応じて使い分けましょう。
Twitter広告は、ターゲティングの種類が豊富です。
そのため、広告に興味を持ちやすいユーザーを絞り込んで、効果的な配信が行えます。
Twitter広告の代表的なターゲティングを表にまとめました。
ターゲティングの種類 | ターゲティングの基準 |
フォロワーと類似ユーザー | フォローしているアカウント |
興味関心 | 特定のカテゴリーへの興味関心 |
キーワード、絵文字 | ツイートや検索に含まれるキーワード |
映画、テレビ番組 | 映画やテレビ番組への反応 |
イベント | イベントへの参加履歴 |
テイラードオーディエンス | ユーザー層 |
会話トピック | 会話の内容 |
ツイートエンゲージャー | ツイートへの反応 |
他にも、地域や言語などオーディエンスの特性に応じてさまざまなターゲティングが存在します。
ブランディングやキャンペーンの告知、集客など、広告配信の目的に合わせて適切な設定を行いましょう。
Twitter広告の費用体系は、オークション形式の入札型です。
広告配信者が広告のクリックやリンク先への遷移など、費用が発生する条件を指定し、アクションがあった際に事前に設定した金額がかかります。
条件ごとに異なる費用が設定でき、いいねやリツイートなど条件に含まれないアクションが発生しても、料金はかかりません。
また、最低入札金額は設けられていないため、少額でも広告掲載が可能です。
課金方式と入札方式にもさまざまな種類があるため、それぞれ詳しく解説していきます。
Twitter広告の課金方式は、以下の6つです。
課金方式 | 目的 | 費用相場 |
クリック課金 | Webサイトやアプリへの誘導 | 1クリック:24円~200円 |
インプレッション課金 | 認知度の向上 | 1,000インプレッション: 400円~650円 |
フォロー課金 | フォロワー獲得 | 1フォロー:40~100円 |
エンゲージメント課金 | ツイートのエンゲージメント率 向上 |
1エンゲージメント:40~100円 |
アプリインストール/クリック課金 | アプリのインストール数や 起動回数の増加 |
1インストール(起動): 100~250円 |
再生数課金 | 動画の再生数増加 | 1再生:5~20円 |
目的に応じて、適切な方式や金額は異なります。
事前にターゲットのニーズや自社が訴求したいポイントを明確にした上で、最も費用対効果が高い方法を選択しましょう。
Twitter広告には、下記3つの入札方式があります。
概要 | |
入札額が自動的に最小限の費用で最適化される | |
費用発生の条件ごとに、支払いの上限を設定する | |
事前に目標額を設定し、1日あたりの平均額が目標に近づくように自動調整される |
上記のうち、よく利用されるのは自動入札と上限入札単価です。
自動入札は、細かい設定が不要なため、初心者におすすめです。
一方で上限入札単価は、運用しながら成果を細かく調整できるため、市場分析やA/Bテストを行いながら出稿したい人におすすめです。
また目標入札単価は、Webサイトへの誘導数またはコンバージョンやフォロワーの獲得を目的としている場合に利用できる入札方式です。
それぞれの概要を把握し、適切な方法を選択しましょう。
Twitter広告を効果的に運用するために、以下3つのポイントを押さえましょう
● オーディエンスを明確にする
● Twitter広告の指標を理解する
● 多様な広告フォーマットを活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
商品やサービスなど、広告の内容に合わせて以下の3つを明確にしましょう。
● オーディエンスの特性
● オーディエンスタイプ
● 既存のオーディエンス
ターゲットユーザーの興味のあるトピックや活動地域、性別や年齢などが絞り込めば、効果的に広告が打ち出せます。
広告を届けたいオーディエンスを明確にすれば、ターゲティングの精度が上がり、広告の費用対効果が上がります。
Twitter広告は、闇雲に運用しても成果は得られません。
指標を理解して分析や改善を繰り返してはじめて、認知の獲得や集客などのコンバージョンにつながります。
インプレッションやエンゲージメント、クリック率など指標の意味を理解して運用しましょう。
Twitter広告では、ターゲットに適したフォーマットの活用が特に重要です。
注目が集まり、拡散される広告クリエイティブが作れれば、追加で費用をかけずに多くのユーザーに広告を届けられます。
また、クリック率やコンバージョン率の向上も期待できます。
特にクリック率は、クリック単価の決定指標となる品質スコアを上げる要素にもなるため、より低単価での広告運用が可能となります。
Twitter広告を使えば、Twitterを利用しているたくさんのユーザーに広告を届けられます。
さまざまなユーザーが利用していますが、ターゲティングの精度が高く、広告フォーマットの種類も豊富なため、効果的なアプローチを行えます。
費用はオークション形式で、最低金額も設けられていないため、誰でも気軽に出稿可能です。
しかし、成果を上げるにはTwitter広告の仕組みの理解やオーディエンスの明確化が必須です。
この記事を参考に、効果的にTwitter広告を運用してください。
いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば嬉しいです。
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