【2025年最新】SEO対策の費用相場は?項目別の費用相場やその仕組を解説

更新日: 2025.11.28

SEO対策にかかる費用相場と、施策別の内訳を図解するイメージ

「SEOってやった方がいいのは分かるけど、結局いくらかかるの?」と悩んでいませんか?
ホームページからの集客を増やしたい企業にとって、SEO対策はとても重要な施策です。けれども、実際にいくら費用がかかるのか、どこまで対応してもらえるのかが分かりづらく、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

SEOにはサイトの構造を整える作業や、記事の作成、専門家によるアドバイス、他のサイトからの紹介など、さまざまな種類の取り組みがあります。そして、その内容や依頼先によって、月に数万円で済むケースもあれば、数十万円以上かかるケースもあります。

この記事では、SEO対策の種類ごとの費用相場や料金の仕組み、費用が変わる理由などをわかりやすく整理してお伝えします。どこにどれくらいお金をかけるべきかが見えてくるはずです。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基本とその施策方法までを解説します

施策別SEO費用の早見表

SEO対策といっても、その中身は一つではありません。
戦略の設計からページ構造の調整、記事の制作、他サイトからの紹介獲得まで、目的や手段によってさまざまな種類の施策が存在します。そして当然ながら、どの施策に取り組むかによって、かかる費用も大きく変わってきます。

まずは、主な施策別における費用の目安とサービス内容を一覧で整理してみましょう。

施策別SEO費用 早見表

施策名 費用相場 主な内容
外部リンク対策 月額3〜15万円 PR記事拡散/ナチュラルリンク獲得/寄稿・広報連携
コンテンツSEO(記事制作含む) 記事単価2〜5万円/月額20〜50万円 検索意図設計/構成案作成/SEOライティング/画像・内部リンク最適化など
内部対策 スポット10〜50万円/月額5〜15万円 HTML最適化/CMS改修/タグ調整/構造・速度改善など
SEOコンサルティング 月額10〜50万円(内容により変動) 戦略設計/KPI設計/定例MTG/改善提案/社内体制レビュー
SEOツール利用 無料〜月額10万円 順位計測/競合分析/内部構造分析/レポート出力など
Webサイト構築・リニューアル 初期費用100万円〜 SEO設計を含む新規サイト立ち上げ/全体リニューアル支援

施策別のSEO費用とサービス内容の違い

SEOと一口に言っても、その内容や目的は施策ごとに大きく異なります。費用も「何をどこまで対応するか」によって幅があるため、見積もりを比較するうえでは、金額だけでなく支援の中身(サービス範囲)を正確に把握することが重要です。

この章では、主要なSEO施策ごとに「費用感」と「具体的にどのようなサービスが含まれるのか」を解説します。
自社にとって本当に必要な施策を選ぶための判断材料として、各施策の特徴と費用の目安を整理していきましょう。

SEOコンサルティング|月額10〜50万円

SEOコンサルティングは、サイトの現状を分析し、課題に応じて最適な施策方針を提示するサービスです。自社内にSEOの専門知識がない場合でも、外部の専門家の支援を受けることで、検索順位や流入数の向上を目指せます。

サービス内容は、キーワード設計や競合調査、KPI設計、SEO施策の優先順位づけ、進捗に応じた改善提案、レポート提出など多岐にわたります。実行は社内担当者が担うケースと、外部にすべて任せるケースで分かれます。

費用は支援範囲によって異なり、ライトな助言中心なら月額10〜15万円、戦略設計から実装レビュー・伴走支援まで含む場合は月額30〜50万円程度が相場です。初回診断のみをスポットで依頼する場合は10万円以下で対応可能なこともあります。

SEO施策は「何をやるか」より「どう進めるか」の設計が成否を分けるため、明確な戦略をもったコンサルの存在が重要です。

SEOコンサルティングの料金プラン比較表

SEO対策の費用相場と施策別内訳の早見表。外部リンク対策(月額3〜15万円)、コンテンツSEO(月額20〜50万円/記事単価2〜5万円)、内部対策(スポット10〜50万円)、SEOコンサルティング(月額10〜50万円)、サイト構築(初期100万円〜)の金額目安と主なサービス内容を図解

内部対策|スポット10〜50万円/月額5〜15万円

内部対策は、Webサイト内部の構造やコードを最適化することで、検索エンジンに正しく評価されやすくするための基礎的な施策です。
具体的には、titleタグ・見出し構成(hタグ)の調整、パンくずリストや内部リンク設計、表示速度改善、モバイル対応、画像のalt属性の設定などが含まれます。

費用は対応範囲と技術レベルによって異なります。
一度きりのスポット対応で構造全体を整える場合は10〜50万円前後、運用フェーズでの微調整やCMS側の対応を含む場合は月額5〜15万円程度が相場です。

とくにページ数が多いサイトやWordPress以外のCMSを使用しているサイトでは、改修に手間がかかるため、対応内容に応じて費用が大きく変わる傾向があります。
「見た目」には直接現れない施策ですが、SEOの土台としてコンテンツや外部施策の効果を最大限に引き出す役割を担います。

内部対策の料金プラン比較表

プラン名 費用目安 主な対応内容 向いているケース
スポット診断 10〜20万円 タグ構造診断/速度チェック/構造レポート作成 まず課題を把握したいサイト全般
診断+実装支援 20〜50万円 CMS改修/構造調整/パンくず・内部リンク設計含む 中〜大規模サイト/技術支援も必要な場合
月額保守 月額5〜15万円 ページ追加時の構造対応/新着記事のSEO内部調整など 長期的な運用改善を行いたい場合

 

コンテンツSEO|記事単価2〜5万円/月額20〜50万円

コンテンツSEOは、ユーザーの検索意図に沿った記事やページを作成し、自然検索からの流入を増やす施策です。単に文章を書くのではなく、検索ボリュームのあるキーワードの選定、構成案の設計、競合調査、SEOライティング、画像・内部リンクの最適化など、多くの工程を含みます。

費用の目安は1記事あたり2〜5万円程度で、月に5〜10記事を外注するケースでは月額20〜50万円程度が相場です。上位表示を狙うためには、単なる記事量産ではなく、検索意図に深く切り込んだコンテンツ戦略が不可欠になります。

また、医療・法律・金融など専門性の高い分野では、執筆者の選定やファクトチェック体制も求められるため、1記事5万円〜10万円以上の高単価になることも珍しくありません

記事単体の発注も可能ですが、中長期的な成果を求める場合は、KW設計・分析・改善を含むパッケージ型の依頼が効果的です。

コンテンツSEOの料金プラン比較表

プラン名 費用目安 内容 向いている企業
記事単体制作 2〜5万円/記事 KW選定/構成/ライティング/画像・リンク調整 特定KWでスポット的に上位表示を狙いたい
月間記事発注 月額20〜50万円(5〜10本) 企画提案/構成案/記事制作/納品後改善案 継続的に流入を増やしたい企業
高単価専門領域対応 5〜10万円以上/記事 専門ライター起用/監修対応/E-E-A-T対策込み 医療・法律・金融などの専門メディア

外部リンク対策|月額3〜15万円

外部リンク対策は、他のWebサイトから自社サイトへリンク(被リンク)を集めることで、検索エンジンからの評価を高める施策です。Googleはリンクを「信頼の投票」として扱うため、ナチュラルかつ関連性の高いリンクの獲得はSEO効果に直結します。

具体的な手法としては、プレスリリース配信、提携メディアへの寄稿、SNSやメディアでシェアされやすいコンテンツ制作などが挙げられます。最近では、自作自演リンクやリンクファームといった不正手法(ブラックハットSEO)への取り締まりが強化されているため、リンク元の品質が極めて重要です。

費用は、月額3万〜15万円程度が相場です。安価なサービスでは数十本の被リンクが一括で提供されることもありますが、その多くは不自然なリンクである可能性が高く、ペナルティリスクを伴います。信頼できるSEO会社に依頼し、「どこから、どのような文脈でリンクされるか」まで確認できることが選定基準となります。

外部リンク対策の料金プラン比較表

プラン名 月額費用目安 主な内容 注意点・備考
PR配信+被リンク獲得 3〜8万円 プレスリリース配信+自然リンクの発生支援 コンテンツ側の工夫も必要
ナチュラルリンク施策 8〜15万円 SNS施策/共感型コンテンツ/提携先メディア活用 施策設計力と広報的視点が問われる
自作リンク販売型 1〜5万円(非推奨) リンクファームなどによる短期施策(違反リスク大) 長期的なSEOには不向き。使用は推奨されない

SEOツール活用|無料〜月額10万円

SEOツールは、検索順位やキーワードの動向、競合サイトの調査、内部構造の最適化状況などを可視化・自動化するための支援ツールです。ツールを活用することで、属人的になりがちなSEO施策の進行管理や効果測定を効率化できます。

代表的な用途としては、検索順位チェック、被リンク分析、キーワードボリューム調査、ページ構造診断、構成案作成支援、競合比較などがあります。

費用は無料ツールも存在する一方で、高機能な業務用ツールでは月額3万〜10万円程度かかるケースもあります。特に、大規模なキーワード管理や多ドメイン対応を行う場合は有料版が必須になります。

無料ツール(Google Search ConsoleやGoogle Analytics)だけでも最低限の施策は可能ですが、戦略的にSEOを進めたい場合や複数サイトを横断的に管理したい場合は、専用ツールの導入が有効です。

SEOツールの料金プラン比較表

ツール種別 月額費用目安 主な機能 備考
無料ツール 0円 GSC/GA/PageSpeed Insightsなど 初心者でも使いやすく、導入障壁が低い
中価格帯ツール 3〜5万円 順位チェック/競合比較/内部構造診断 中小企業向け。特定業務に特化した製品が多い
高機能ツール 6〜10万円 KW戦略/サイト横断分析/チーム共有機能など 複数サイト管理や大規模SEOプロジェクト向け

Webサイト構築・リニューアル|初期費用100万円〜

SEOを意識したWebサイトの新規構築やリニューアルは、単なるデザイン変更や機能追加とは異なり、サイト全体の構造・導線設計・コンテンツ配置をSEO視点で最適化する作業です。

検索エンジンに評価されやすい構造を前提に、カテゴリ設計・パンくず・内部リンク・ページ速度・モバイル対応・構造化データまで反映した設計が必要です。
リニューアル時には、既存ページの評価引き継ぎ(リダイレクト設計)も重要なポイントになります。

費用は対応範囲によって大きく異なりますが、中小規模サイトでも初期費用100〜300万円程度が目安です。特にECサイト、多言語対応サイト、LP群を内包するメディア型サイトなどでは、機能要件とSEO設計の両立が必要となり、さらに高額になる傾向があります。

一度の構築で長期的なSEO基盤が整うため、予算を投じる価値のある施策です。

Webサイト構築・リニューアルの料金プラン比較表

プラン種別 初期費用目安 主な内容 向いている企業
SEO設計付き構築 100〜200万円 カテゴリ設計/内部リンク/基本SEO構造設計 新規サイト立ち上げ/中小企業
フルリニューアル 200〜500万円 既存評価の引き継ぎ/構造再設計/CMS再構築 現行サイトのSEO課題を根本改善したい場合
多言語・大規模対応型 500万円以上〜 多言語対応/EC・マルチドメイン構成/高速表示設計 海外展開/大規模サイト/複雑な構成の企業

料金体系別に見るSEO費用の特徴

SEO対策の費用は、施策の内容だけでなく「どのような契約形態で支払うか」によっても大きく変わります。たとえば、毎月一定額を支払う月額固定型や、成果が出た分だけ費用が発生する成果報酬型など、契約方式の違いでコスト構造も施策内容も異なります。

この章では、主要な3つの料金体系(固定型・成果報酬型・スポット型)を比較し、それぞれの特徴・費用感・向いている企業のタイプを整理していきます。

月額固定型・成果報酬型の比較表

比較項目 月額固定型 成果報酬型
支払い形態 月額10〜50万円(内容により変動) KWごとに成果達成時のみ課金(1KW数千〜数万円)
支援内容 施策全体の設計〜実行(包括支援型) 順位改善が中心。内容は限定的なケースが多い
契約期間 3ヶ月〜12ヶ月の中長期が基本 6ヶ月〜12ヶ月程度が一般的
メリット 計画的な施策運用が可能/改善PDCAが回せる 初期費用が抑えられ、成果に応じた支払いで済む
デメリット 成果が出るまでコストが継続する 一時的な順位達成に偏り、長期戦略に不向きな場合も
向いている企業 戦略的にSEOへ取り組む中堅〜大手企業 短期的な成果試験や、限定KW対策を希望する企業

月額固定型の特徴と費用感

月額固定型は、あらかじめ定めた範囲のSEO支援を継続的に提供する契約形態で、最も一般的に利用されている料金体系です。
キーワード設計、内部施策、コンテンツ企画、順位モニタリング、レポート提出など、SEOに必要な業務を包括的にサポートします。

費用の相場は月額10万〜50万円程度で、対応範囲の広さやサポート体制によって変動します。コンテンツ制作や実装代行まで含める場合は、月額100万円を超えるケースもあります。

最大のメリットは、継続的な改善活動が行えることです。検索順位の変動やアルゴリズムのアップデートに合わせた調整も可能なため、競合が多い市場や長期的な施策を求める企業に向いています

ただし、成果にかかわらず固定費が発生するため、レポート内容や実施施策の透明性、効果検証の体制を契約前に明確化しておくことが重要です。

成果報酬型の仕組みとリスク

成果報酬型は、特定のキーワードでの順位達成を条件に費用が発生する契約形態です。
たとえば「○位以内に入れば1キーワードにつき月○円」というように、結果に応じて費用が変動します。固定費を抑えたい企業にとっては、リスクの少ない導入方法として選ばれることがあります。

費用相場は、1キーワードあたり数千円〜数万円/月が一般的です。複数キーワードで成果が出れば、総額が数十万円規模になるケースもあります。

ただし、順位のみを成果指標にしている点に注意が必要です。一時的な上位表示を目的とした施策(被リンク増加など)に偏りやすく、CV(コンバージョン)や流入の質を意識した戦略設計がされない傾向もあります。

また、順位変動の激しいキーワードでは月ごとの費用変動が大きくなり、コストコントロールが難しい点もデメリットです。
成果報酬型を利用する場合は、対象キーワードの選定基準や成果測定ルールを事前に明確にしておくことが不可欠です。

スポット型契約の特徴と注意点

スポット型契約は、SEOの特定施策だけを単発で依頼する料金形態です。たとえば「構造化データの実装」「タイトルタグの全体最適化」「コンテンツリライト」「初回診断レポート」など、期間を区切って明確な業務を行う形式です。

費用は5万円〜50万円程度で、作業内容・ボリューム・技術的難易度によって大きく変動します。診断だけを行うケースでは10万円以下のケースもあれば、CMS改修を含む内部施策やKW戦略設計など、戦略的かつ実装が絡む場合には数十万円になることもあります。

この契約形態のメリットは、必要な施策に絞って無駄なく依頼できる点です。既に社内にSEO実行リソースがある企業や、一時的な課題解決を目的とした企業に向いています。

一方で、スポット対応ではSEO全体の一貫性や継続的改善が難しいため、単体施策の効果を最大限活かすには、自社側にもある程度の運用力・理解が求められます。

費用対効果を最大化するSEO会社の選び方

SEO対策を外注する際、費用の安さや知名度だけで判断すると、期待した成果が得られないことがあります。
実際に成果につながる会社かどうかを見極めるには、いくつかの基本的なチェックポイントがあります。ここでは、費用対効果を高めるために、SEO会社を選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介します。

自社の目的に合った提案ができているか

まず大切なのは、「自社が達成したい目的に対して、適切な提案ができているか」です。
たとえば、「とにかく順位を上げる」「アクセスを増やす」といった表面的な話だけでなく、問い合わせや資料請求など、ビジネスにつながる成果を意識した提案があるかを確認しましょう。

目的と施策のつながりが見えない場合は、成果が出にくい可能性があります。

実績や支援内容が明確に示されているか

信頼できるSEO会社は、どんな企業を支援してきたか、どんな施策をしてきたかを具体的に示しています
ホームページや資料の中で、業種や会社規模別の支援事例が掲載されているか、また施策の成果が説明されているかを確認しましょう。

「どこまで対応してくれるのか」「得意な領域はどこか」などもチェックポイントです。

進め方や報告内容に不明点がないか

SEOはすぐに効果が出る施策ではないため、進め方や成果の報告方法が明確であることが重要です。
契約前に以下のような内容を確認しておくと安心です。

  • 毎月の報告内容やレポートの項目

  • 提案や改善内容の共有方法

  • 担当者との連絡手段(メール、チャットなど)

進捗が見えにくいと、不安やトラブルにつながりやすいため、透明性のある運用体制かどうかを確認しましょう。

費用の内訳と対応範囲が合っているか

費用対効果を考えるうえで、「何にいくらかかっているのか」が明確になっているかは非常に重要です。
同じ月額費用でも、対応範囲が狭ければ割高になる可能性がありますし、逆に金額が安すぎる場合は対応内容に不安が残ることもあります。

料金だけで判断するのではなく、価格に対して適切なサービスが提供されているかを確認しましょう。

このような観点からSEO会社を選ぶことで、費用に対して効果の高い施策を受けられる可能性が高まります
迷ったときは、複数社に相談して比較することも有効です。

SEO対策で成果を出した実際の企業事例

SEOへの投資で最も重要なのは、「かけた費用が、どれだけの利益や資産として返ってきたか」です。ここでは、単なる順位上昇に留まらず、「事業成長」と「広告費削減(CPA改善)」を同時に実現した2社の事例を紹介します。

事例① IT系サービス(BtoB):リード獲得数が2.5倍増、広告費換算で数千万円の価値を創出

あるクラウド型BtoBサービス企業では、リスティング広告への依存度が高く、CPA(顧客獲得単価)の高騰が経営課題となっていました。 そこで、「広告費をかけずに優良リードを獲得し続ける仕組み」を作るべく、SEOによるサイト構造改革に着手しました。

【実施した施策】

  • 構造設計: コンバージョン(CV)への導線を徹底的に見直すサイト構造の再構築

  • キーワード戦略: 顕在層(今すぐ客)だけでなく、潜在層を拾うカテゴリ設計

  • 資産型コンテンツ: 専門性の高いナレッジ記事の制作(月5本×6ヶ月)

  • CRO(率の改善): LPのCTA改善による、離脱防止とフォーム到達率の向上

【投資と成果6ヶ月間で月額コンサル費30万円+記事制作費25万円を投資。 結果、検索流入は2.1倍に増加し、月間リード獲得数は132件から340件(約2.6倍)へと激増しました。

特筆すべきは「リードの質」です。検索経由のユーザーは課題意識が明確なため、広告経由よりも商談化率が高く、LTV(顧客生涯価値)の高い優良顧客の獲得に成功。広告費を一切増やさずに売上基盤を盤石化させました

事例② ECサイト(BtoC)においてCVR1.7倍増、検索流入が「売れる店舗」へと変貌

自社ブランド雑貨を扱うECサイトでは、「集客は広告頼み、サイトに来ても買わずに離脱」という穴の空いたバケツ状態に陥っていました。 課題は、商品を並べただけのカタログ的なサイト構成。そこで、「検索意図(ユーザーの悩み)」と「商品」をなめらかに繋ぐ導線設計を行いました。

【実施した施策】

  • カテゴリ対策: ビッグワードに頼らず、購買意欲の高い「ロングテールキーワード」を網羅

  • 接客型コンテンツ: ユーザーの利用シーンを想起させる読み物記事(月5本)と商品ページの連携

  • 回遊性強化: 「記事を読む→商品が欲しくなる→購入ページへ」というスムーズな動線の設置

【投資と成果】 月額支援費15万円+記事制作費25万円というコストパフォーマンス重視の投資を実行。 半年後、検索流入は約3倍に拡大。さらに重要な指標であるCVR(転換率)は0.8%から1.4%(1.75倍)へと劇的に改善しました。

単に人が集まるだけでなく「買う気のある人」が集まるようになったことで、検索経由の月商は180万円から320万円(+140万円/月)へアップ。一度作ったコンテンツが24時間365日接客し続ける、資産性の高い集客チャネルが完成しました。

まとめ:SEO費用を最大化する運用のコツ

SEO対策は単なる作業の積み重ねではなく、戦略・体制・目的に応じて投資対効果を大きく変える施策です。最適な予算配分を行い成果を最大化するためには、次のような視点が求められます。

まず、自社にとっての「KPI(重要業績評価指標)」を明確にすることが重要です単なる検索順位やアクセス数ではなく、問い合わせ数やCVR、LTVといった事業成果に直結する指標を追うことで、SEO施策が本当に価値を生んでいるかを測ることができます。

また、SEOの本質は「継続的な改善」です。コンテンツや構造を一度整えたとしても、ユーザーの検索意図や競合環境は変化し続けます。特に成果が見込める重要な記事やサービスページは、データをもとに定期的な改善・リライトを行うことでパフォーマンスを維持・強化できます。

とくに、内部リンクの最適化はコンテンツSEOの効果を支える重要な要素のひとつです。

加えて、SEOを孤立させず、他のマーケティング施策と連携させることも大切です。広告・SNS・メルマガ・オウンドメディアなどと連動することで、SEO単体では拾いきれないユーザーの流入や認知獲得にもつなげることが可能です。

業者選定時には、「料金の安さ」だけでなく「施策範囲の透明性」「ホワイトハットSEOの実施」「KPI設計・レポート体制の有無」などを確認し、信頼性と伴走力のある支援会社を選ぶことが、長期的な成果を得る鍵となります。

SEOは短期的な広告施策とは異なり、中長期で自社サイトを「資産」として育てていく取り組みです。的確な戦略と実行体制のもとで継続的に取り組めば、広告に依存しない安定した集客経路を確立でき、結果的にマーケティング全体のコストパフォーマンスを大きく改善できます。

目先のコストだけで判断せず、「何を目的に、どのような成果を目指すのか」「そのために何を外注し、何を内製化すべきか」といった観点から、自社にとって最も合理的なSEOの進め方を設計することが、成果につながる最大のポイントです。

現在デジタルマーケティングにおいてお悩みがある方や、
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まずは自社の現状を知り、可能な改善施策はどういったものがあるのか、
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監修者プロフィール

平岡 悟

平岡 悟

株式会社センタード 代表取締役

WEBマーケティング歴25年。セプテーニとSBIホールディングスのJVでの金融広告事業をはじめ不動産・人材・旅行・化粧品等多業界広告での経験を経て2010年に株式会社センタードを設立。クライアントワークでWEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの改善設計まで、自社ではSFA/MAを活用したインバウンドマーケティングからインサイドセールスまでを統括。現在も実践の最前線でAIでWEBマーケティングを最適化しサービス強化。1,300社以上の実績と顧客満足度96%、顧客推奨度90%を実現。
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よくある質問

  • Q1GoogleのSEOにかかる費用は?

    A.Google検索で上位表示を目指すSEO対策には月額5万〜50万円程度が一般的です。コンテンツ制作や内部対策を含めた包括支援では、月50万円以上かかるケースもあります。成果報酬型や単発型、継続型など契約形態によっても費用は異なります。

  • Q2SEO対策の費用対効果は?

    A.SEOは広告と違い、中長期的に集客効果が持続する点が大きなメリットです。一方で、成果が出るまでに時間がかかるため、投資回収には4〜12ヶ月以上の視点が必要になります。検索ボリュームやCVRに応じた費用対効果の見極めが重要です。

  • Q3SEOの料金表はありますか?

    A.一律の料金表を持たない業者が多く、施策内容・サイト状況・業界の競争度によって金額は大きく変動します。参考までに、内部対策は月10〜30万円、コンテンツSEOは1記事3〜5万円が相場です。詳細な料金は見積もりベースとなるのが一般的です。

  • Q4お金をかけずにできるSEO対策は?

    A.状況や知識にもよりますが、社内で対応可能な無料のSEO対策は多数あります。
    ・タイトルやディスクリプションの最適化
    ・キーワードを意識した自然な文章作成
    ・内部リンクの整理と設計
    ・alt属性の適切な活用
    ・サイト構造やパンくずリストの整備
    ・モバイル対応や表示速度改善
    上記は無料で実行できる施策ですが、継続的に改善を行える体制とキーワードやWEBマーケティングにおける戦略性が重要です。
    本格的な成果を目指す場合は、外部の専門家と連携することも効果的です。

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