リスティング広告代理店の選び方とは?成果を出せる会社の特徴を徹底解説

更新日: 2024.07.12


WEB広告での集客が世間一般に定着しその難易度が上がるにつれて、リスティング広告運用代行会社の正しい選択の重要性は高まっています。

リスティング広告での集客に注力する企業の方の中には、「リスティング広告運用を代行してほしいけど、どんな運用代行会社を選べばよいのかがわからない」といった悩みをもっている方も多いのではないでしょうか。この内容ではそんな方々に向けて、正しいリスティング広告の運用代行会社の特徴を、わかりやすく解説していきます。

センタードでは広告成果だけではなく利益を追求するリスティング広告運用代行を提供しています。
また、リスティング・ディスプレイ広告からSNS広告など様々な広告媒体をお客様の課題に合わせて、費用対効果を最大化させるよう広告運用を行います。
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リスティング広告とは

リスティング広告とは、Google・Yahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト広告のことです。
この広告は、検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーが特定のキーワードを検索した際に、そのキーワードに関連する広告が自然検索の結果よりも上部に表示される仕組みです。

リスティング広告は、そのキーワードに関連する商品やサービスに興味関心があるユーザーへ直接アプローチすることができます。

この仕組みは、広告がクリックされた際にのみ課金されるクリック課金型(PPC:Pay Per Click)で運用されるため、広告費用を効果的に使うことが可能です。
たとえば、「東京 ホテル」と検索したユーザーには、東京のホテルに関する広告が表示され、ユーザーがその広告をクリックした場合にのみ広告費が発生します。

このように、リスティング広告はターゲットを絞った広告配信が可能であり、検索エンジンを利用する多くのユーザーに対して高い精度でリーチすることができるため、非常に効果的な広告手法として広く利用されています。

関連記事:【初心者向け】リスティング広告とは?基本の仕組みや費用・やり方まで解説

リスティング広告代理店とは

リスティング広告代理店とは、企業や個人に代わってリスティング広告の配信を代行する組織や会社です。

リスティング広告をより効果的に運用するためには、クライアントのビジネス目標やターゲットに基づいた戦略を立てることが重要となります。
そのために、適切なキーワード選定や広告文の作成、予算配分、そして日々の運用調整を行う必要があります。

リスティング広告の成果は運用担当者の実力によって変動するため、広告運用に関する専門的な知識と豊富な実績を持つ広告代理店がオススメです。
例えば、新商品のプロモーションを行う際、広告代理店はターゲットユーザーにリーチするためのキーワードの選定や広告文を作成し、最適なタイミングで広告を配信します。

また、運用中には広告パフォーマンスを継続的に分析し、必要に応じてキーワードや広告文の調整を行うことで、広告の効果を高めることができます。
広告代理店は、クライアントのビジネス目標や目的に合わせた戦略設計を行い、広告運用と管理、さらに広告成果の最適化までを一貫してサポートすることが可能です。

リスティング広告代理店の費用相場

リスティング広告代理店の費用相場を知ることは、予算設定と広告運用のために必要です。

本節では、手数料型、定額型、成果報酬型の3つの料金体系について詳しく解説します。
各モデルの特徴を理解することで、自社に適した料金体系を見極め、最適な広告代理店を選びましょう。

手数料型

手数料型の料金体系は、広告代理店がクライアントの広告予算に対して一定の割合を手数料としている方法です。

通常、手数料の割合は広告予算の20%程度が一般的となっており、配信にかかる広告予算に比例して手数料が増加します。

月額予算が少ない場合、手数料とは別に少額の固定費用が発生する広告代理店もあります。
例えば、30万円以下のクライアントの場合、月額固定で5万円の費用を別途請求される場合もあります。

手数料型は比較的シンプルで理解しやすい料金体系であるため、初めてリスティング広告を導入する企業にも適しています。

定額型

定額型の料金体系は、広告費用によって一定の手数料が設定されている方法です。

手数料が固定されているため、予算管理がしやすく、今後の計画も立てやすいというメリットがあります。
また、広告費用が大幅に増加した場合でも手数料が一定であるため、費用対効果が高まることがあります。

しかし、広告代理店にとっては広告費用の増減に関係なく一定の報酬が得られるため、クライアントの広告運用における効果を最大化する必要性がなくなり、手数料型に比べて広告の成果が悪くなる可能性もあります。

そのため、広告代理店の選定時には、どれだけクライアントの成果を達成してくれるかをしっかりと確認することが重要です。

定額型の料金体系は、特に予算が限られている中小企業や、安定した費用管理を望む企業に適しています。

成果報酬型

成果報酬型の料金体系は、広告の成果に基づいて手数料を支払う方法です。

例えば、クリック数、コンバージョン数、売上高などの特定の指標に基づいて手数料が決まることが多いです。
具体的には、1クリックごとにいくら、1コンバージョンごとにいくら、あるいは売上高の何パーセントといった形で手数料が設定されます。

成果報酬型は、クライアントと広告代理店の利害が一致しやすいため、両者にとってメリットがあります。
クライアントは成果に応じた支払いを行うため、無駄なコストを抑えることができます。
一方で、代理店は成果を出すことで報酬が増えるため、広告パフォーマンスの向上に全力を注ぐことができます。

しかし、成果が不確定な場合や、業界や市場の変動によって広告効果が予測しにくい場合には、広告費用の予測が難しいというデメリットもあります。

また、成果報酬型を採用する際には、成果の定義や測定方法を明確にする必要があります。
例えば、コンバージョンとしてカウントするアクション、売上高の計算方法、クリックの有効性など、具体的な基準を設定することで、双方の認識のズレを防ぐことができます。

リスティング広告代理店の選び方

本節では、サービス内容、認定代理店、実績、知人からの紹介や評判の4つの観点から最適な広告代理店を選ぶ方法を詳しく解説します。
ポイントをしっかりとチェックして信頼できる広告代理店を見つけましょう。

サービス内容

広告代理店といっても、確実に自社のニーズを満たせるとは限りません。

例えば、リスティング広告をGoogleやYahoo!のみに配信するのではなく、Microsoft広告など他にも広告を掲載したい場合は、事前に対応可能かどうか、その広告の運用実績があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

また、SEOやコンテンツマーケティングなども含めて提案をしてもらえる会社であれば、より包括的にデジタルマーケティング戦略を立てていくことが可能です。

認定代理店

GoogleやYahoo!、Metaなどの認定代理店であるかどうかも重要なポイントです。

認定代理店は、各広告の運用に関する専門知識と実績を持っていることが証明されているため、より効果的な広告運用が期待できます。

GoogleやYahoo!、Metaの公式サイトで認定代理店のリストを確認することができます。

一定の実績がある会社の中から、自社の広告出稿の目的に合う認定代理店をピックアップし、広告運用代行を依頼する際の参考にしましょう。

実績

自社と同業界の他社の運用実績があれば、成果を出してくれるまでのスピードが早いことが考えられます。

同業界と一口に言っても、サービスの強みなどによって全く同じように運用すれば成果が出るというわけではありませんが、成果の良いキーワードや広告文、運用のノウハウを持っている可能性があるため、効率的かつ効果的な広告運用を行ってもらえる可能性が高いです。

知人からの紹介や評判

リスティング広告代理店を選ぶ上でおすすめな選び方は、すでに交流のある他社のマーケティング担当者や経営者などに紹介してもらうことです。

広告運用に関して知識が無い場合、広告代理店を選ぶことは難しく、実際に運用を任せてみないと分からない部分も多くあります。

過去にリスティング広告の代理店に依頼した経験がある知人や担当者にアドバイスをもらうことで、安心して任せられる広告代理店を選ぶことができます。

関連記事:リスティング広告の代理店10社を比較!依頼する場合の注意点やポイントを紹介【2024年最新版】

リスティング広告代理店を選ぶ際のポイント

成果を出せるリスティング広告代理店の特徴を紹介していきます。

依頼を検討している方の中には、成果、結果がどうというよりも「いかに安価に運用を代行してもらえるか」「運用はどこでやっても一緒なのでは」と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、それだけではなく広告代理店に依頼した事によるメリットや恩恵を最大限受けるために作業領域や知識を優先した会社選びを実践することをおすすめします。

広告アカウントの開示

広告アカウントの開示が可能かどうかを確認しましょう。

アカウントの権限を共有することで、自社でも広告運用の状況をリアルタイムで把握することができ、配信における透明性を担保することができます。
また、将来的に自社で広告運用を行う場合にも役立ちます。

アカウントの所有権もどちらにあるのかも含め確認しておくことが重要です。

最低契約期間

最低契約期間についても確認しておきましょう。

短期間の契約から始めてみて、広告代理店のサービスや成果を確認し検討する期間を設けることも重要です。
長期契約を結ぶ前に試験的に運用することで、広告代理店が自社に適しているかどうかを見極めることができます。

費用

広告配信を行う際にかかる費用は初期設定費用や代行手数料、LPやバナーの制作費用等が挙げられますが、配信手法や配信媒体によっても費用は変動するため、費用体系について明確に理解しておくことが非常に重要です。

一般的に初期設定費用は3~10万円程度で、月額の広告運用手数料は広告予算の20%といわれています。
LPやバナーを制作する際には追加で費用が発生しますが、単にデザインを制作するだけでよいのか、マーケティング戦略込みで制作するのかによって費用は異なります。

また、広告予算が大きい場合は広告運用手数料も増加する傾向があるため、費用対効果を考慮することが重要です。
例えば、安価な広告代理店でも成果が低ければコストパフォーマンスが悪くなることもあります。

費用の透明性も確認し、見積もり時に詳細な内訳を確認することが大切です。

レポートや定例会などの報告の頻度

広告代理店がどのくらいの頻度でレポートを提出し、定例会を開催するかなどを確認することは、広告運用の進捗状況や成果を把握するためには欠かせません。

例えば、月次で定例会を実施し、詳細なパフォーマンスレポートを提出してもらえる代理店であれば、広告運用の状況をタイムリーに確認し、必要に応じて迅速に戦略の見直しを行うことができます。
報告の頻度や形式について事前に確認し、自社のスタイルに合った代理店を選ぶことが大切です。

また、それらを通じて現状のパフォーマンスや傾向、検証結果によるレビューをもとに改善施策や、場合によっては新規施策の提案など施策のパフォーマンス向上に寄り添ってくれるような広告代理店がおすすめです。

WEB制作事業にも精通している

クライアントの状況や商材に対して最適な施策を提案してもらうことは前提としてありますが、さらに広告の遷移先となるWEBサイトやバナー、LP(ランディングページ)などWEBにおける制作分野に精通していることも、運用代行会社を選ぶ際に重要なポイントとなります。

お問い合わせや購入などゴールは様々ですが、ユーザーがそれらのゴールにたどり着くまでに通過するのがWEBサイトやLPとなるため、集客した後の獲得率をどのように改善するべきか、全体を通して数字を見ながら分析する姿勢が自社の広告による成果改善だけでなく、その先のビジネスとしての売上・利益の改善につながります。

WEB戦略全体の設計を行える

リスティング広告は、検索をしているユーザー向けの広告であるという性質から、ニーズがはっきりしている顕在層をターゲットとして用いられることがほとんどです。
そのため、リスティング広告を行いたいと思っていたとしても、顕在層が少なく、認知もあまりされていないサービスなどはその強みを活かせるような条件がそろっていない場合もあります。

リスティング広告が最適な手法でない場合、別の配信手法や集客施策、例えばSEOやコンテンツマーケティングなどの広告以外の施策およびWEB戦略の提案を行ってくれるような会社であれば、自社にとって最適な施策を打つことができます。

リスティング広告代理店のメリット

リスティング広告代理店に依頼するメリットは下記の3つがあります。

メリット

  • 広告運用にかかる時間や手間を節約できる点

  • その会社の専門知識や独自のノウハウを利用できる点

  • 広告媒体や業界などの最新情報を素早く入手できる点

それぞれ詳しく解説していきます。

広告運用にかかる時間や手間を節約できる

リスティング広告の運用は、キーワードの選定、広告文の作成、入札調整、効果測定など、多岐にわたって作業が必要です。
これらを自社で行う場合、多くの時間と労力がかかります。

広告代理店へ外注することで、これらの運用業務を専門家に任せることができるため、自社のリソースをほかのマーケティング業務に充てることができます。

その会社の専門知識や独自のノウハウが利用できる

リスティング広告代理店は、広告運用に関する豊富な経験と専門知識を持っています。
広告代理店の専門知識や独自のノウハウを活用することで、より効果的な広告戦略を立てることが可能です。

例えば、どのキーワードが効果的か、どの広告文がクリック率を高めるか、どの時間帯に広告を配信するのが最適かなど、専門的な知見に基づいたアドバイスを受けることができます。
これにより、広告パフォーマンスを最大化することができます。

広告媒体や業界などの最新情報が素早く入手できる

広告代理店は、常に最新の広告媒体や業界の動向を把握しています。
新しい広告機能やトレンド、検索エンジンのアルゴリズム変更など、最新の情報をいち早くキャッチし、それを運用に反映することができます。

自社だけでは手に入れにくい情報も、広告代理店を通じて迅速に入手できるため、競合他社との差別化がしやすくなります。
これにより、常に最適な広告運用を行うことができ、広告効果の向上が期待できます。

まとめ

リスティング広告代理店を選ぶ際には、サービス内容、認定代理店、実績、知人や評判などを基に慎重に選定することが重要です。
また、広告アカウントの共有や費用、最低契約期間、総合的なWEBマーケティング対策も対応できるかなどのポイントを考慮することで、自社にとって最適な代理店を選ぶことができます。

リスティング広告代理店を利用することで、広告運用にかかる時間や手間を節約し、専門知識や独自のノウハウを活用できるメリットがあります。
さらに、最新の広告媒体や業界情報を素早く入手することで、効果的な広告運用が可能になります。
これらのメリットを活かし、効果的なリスティング広告戦略を展開していくことが、企業の成功につながるでしょう。

いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば幸いです。

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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