Facebook広告とは、文字通りFacebook上で表示される広告のことです。
世界で最も人気のあるSNSの一つ、Facebookに広告出稿できる上に、ユーザーの関心や属性に基づいて配信先の絞り込みができます。
またInstagramもFacebookと同じMeta社が運営していて、広告はFacebookと同じ管理画面を使用します。
広い意味では、Instagram広告もFacebook広告の一種だと言えるでしょう。
非常に優れたPR手段であるFacebook広告の、特長や仕組みをまとめました。
この記事は、以下のような方を対象としています。
・効果的なPR方法を探している
・SNSを使ってPRをしたい
・Facebook広告の導入を検討している
目次
Facebook広告には、さまざまなメリットがあります。
Facebook広告は他の多くのWeb広告と同様にそれぞれのユーザーが関心を持っている可能性が高い広告が表示される仕様です。
そして、Facebookは実名での登録を推奨しています。年齢や性別、住んでいる地域などもそれに付随するものです。
実像とは異なる人物になりすましているユーザーが少ないため、ターゲットとする層に的確に広告を届けられる可能性が高くなります。
2023年6月現在、Facebookには約2,600万人、Instagramには約3,300万人もの月間アクティブユーザーがいると言われています。
アクティブユーザーの多くは、1日に何度もSNSを開くものです。
通勤時間、仕事の休憩中、夕食後のリラックスタイム。膨大な数のターゲットに、あらゆるタイミングでアプローチできます。
タイムライン、ニュースフィード、ストーリーズなど様々な場所に表示できます。
画像、動画、スライドショーなど、フォーマットも豊富です。
ターゲットに合わせ発信方法を工夫すれば、より良い結果を得られるでしょう。
最低出稿額100円から始められ、最初のハードルが非常に低いのも魅力です。
広告のジャンルによっては月に数万円程度でも十分な効果が期待できます。
まずは低予算で始めてみて上手くいきそうであれば予算を増額するのもよいでしょう。
簡単、かつ優れた効果測定機能を持っています。
単純な成約数やクリック数だけでなく、費用対効果なども詳細に確認することが可能です。
ABテストなどの機能もあるので、様々なパターンを試しながらブラッシュアップを続けていけます。
Facebook広告で選択できる配信先とフォーマットを紹介します。
配信先の種類を解説します。
前述の通り実名性が高く、正確なターゲティングが期待できます。
30代、40代のユーザーが中心で、ビジネス目的での利用が多い傾向です。
ニュースフィード、右側広告枠、ストーリーズ、インスタント記事、インストリーム動画などに配信可能です。
Facebookが提供するメッセージアプリですが、Facebookに登録しなくても利用可能で、利用者は全世界で月間13億人以上と言われています。
ユーザーと広告主が、直接やりとりできるという点も強みです。
受信箱、ストーリーズ、広告メッセージなどで配信できます。
写真や動画をメインに投稿するアプリで、若い世代を中心に人気があります。
他のSNSに比べて拡散力は弱いとされていますが、ハッシュタグを上手く利用することで、多くの流入を獲得することが可能です。
フィード、ストーリーズ、発見タブなどに配信できます。
Audience Network(オーディエンスネットワーク)は、Facebookと連携している様々なアプリやWebサイトに広告を配信できるサービスです。
アメリカではGoogle Playの上位500の無料アプリのうち、30%以上に配信可能だと言われています。日本でも、dメニューや食べログなどの人気サービスが連携しています。
バナー広告、ネイティブ広告、インストリーム動画、動画リワード広告などで配信できます。
フォーマットの種類を解説します。
1枚の画像とテキストのみで掲載するフォーマットです。
シンプルゆえに作成の手間、コストを抑えられます。
Facebook広告を始める第一歩として適したフォーマットだと言えるでしょう。
さまざまなパターンを作成して、効果を比較するという運用もおすすめです。
初心者、ベテラン問わず、使い勝手が良いのも魅力です。
動画とテキストで構成されるフォーマットです。
画像よりも圧倒的に情報量が多く、自動再生されるのでユーザーの目を引きやすいというメリットがあります。
しかし画像に比べ、手間がかかりコストも高くなるという点には注意が必要です。
動画は目立つ分、クオリティが低いとイメージの低下に直結してしまう点も頭に入れておかなければなりません。
1つの広告につき、最大で10点の画像や動画を表示し、スクロールできるフォーマットです。画像、動画にはそれぞれ別のリンクをつけられます。
ひとつひとつをじっくりと見せられるので、アピールしたい要素が多いときにオススメです。
いくつもの商品をカタログ風に見せたり、1つのストーリーを構成したり、さまざまな工夫ができます。
3~10枚の動画を音楽と組み合わせて、スライドショー形式で表示するフォーマットです。
ひとつひとつは静止画なので、動画よりも手軽に作れます。
それでいて、自動再生なので注意を引きやすいというメリットがあります。
通信料が少なく再生もスムーズです。
カルーセルとは違い、別々のリンクを貼ることができない点には注意してください。
メインとなる画像、または動画の下に商品画像を並べられるというフォーマットです。
メインビジュアルで気を引く、ストーリーを伝える。そこから商品画像に誘導し、購入にいたるというスムーズな導線が実現できます。
ブランディングからコンバージョンまで、一貫して行うことが可能です。
仕組みと課金方法について、ひとつずつ解説します。
Facebook広告は、オークション形式を採用しています。
オークションというと一般的には金額の多寡によって決まるものですが、Facebook広告において重要視されるのは広告の「全体的な価値」です。「総入札額」とも呼ばれています。
全体的な価値は、以下の要素によって決定されます。
価格がすべてではないものの、大切な要素であることは間違いありません。
ひとつのクリックやインプレッションにつき、どの程度支払うかという意思を示します。
ユーザーが広告に対して、目標となるアクションを起こす見込みのことです。
具体的にはクリックやコンバージョンなどのことで、これらが起きる見込みが高いほど、推定アクション率も高くなります。
ユーザーからの良い反応(いいね!、シェア等)、悪い反応(広告の非表示等)を総合的に分析し、客観的な判断が行われます。
また、扇情的な表現や情報隠蔽などは、低評価の対象となる場合があります。
Facebook広告の課金方式には、インプレッション課金・クリック課金の2種類があります。
広告が表示された時点で、課金される方式です。
コンバージョンよりも、見てもらいたいという目的の広告でよく用いられます。
ブランドイメージの醸成や認知度のアップに効果的です。
広告がクリックされた時に、課金される方式です。
表示されただけでは費用が発生しないため、コストパフォーマンスのよい方式だと言えるでしょう。
申し込みや購入など、具体的なコンバージョンが欲しい時に用いられます。
コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンス。
3つのターゲティング方法について解説します。
ユーザーがプロフィールで公開している情報や、デバイスやアプリ利用状況などを元に設定されます。
年齢や性別、居住地などの基本的情報の他、学歴、職歴、「いいね!」したページや投稿内容などが対象です。
自社が保有する顧客データ(メールアドレスや電話番号、FacebookのユーザーID等)と、Facebookのユーザー情報を照合して、該当するユーザーを絞り込む方式です。
既存顧客へのアプローチに効果的です。
カスタムオーディエンスに興味・関心が近いユーザーを対象とする方式です。
1~10%の間で設定可能で、数字が小さいほどカスタムオーディエンスに近いユーザーを絞り込めます。
新規顧客獲得に効果的です。
Facebook広告は優れた機能を持ち、ユーザー数も多い優れたPR手段です。
上手に使えば、素晴らしい成果を得られるでしょう。
ただし、出来ることが多い分、設定は詳細に行う必要があります。
なんとなく広告を出しているだけでは、期待したような効果は得られないかもしれません。
フォーマットや仕組みを正しく理解し、目的を明確にした上で広告設定を行ってください。
この記事がその一助になれば幸いです。
いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば嬉しいです。
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