WEBサイトを制作する際に、WEBデザイナーや制作会社からワイヤーフレーム(サイト構成案)やデザインデータを共有されると、今までふわっとしていたイメージが目に見えるようになり、実感が湧きます。
しかし、WEB制作に詳しくないと、ワイヤーフレームやデザインデータを見ても正解が分からず、「とりあえず見やすいし綺麗だから問題なさそう…」と感じてしまいます。WEBサイトを公開した後、継続的に多くのユーザーにサイトを訪れてもらうためには、WEBサイト設計時からユーザーや自社ブランディングをしっかり考慮することが大切です。
この記事では、WEBサイト制作時に、ワイヤーフレームやデザインデータで確認すべきポイントを解説していきます。以下のような悩みや疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
・ワイヤーフレームの正解がよく分からない
・制作会社からデザインを共有されたけど、何を確認すべきか分からない
・WEBサイト制作で、失敗せずに高い成果を出したい
目次
ワイヤーフレームやWEBデザインを確認する際は、大まかに見た目を確認するだけではなく、ユーザビリティー(ユーザーの使いやすさ)を意識することが大切です。
「良いWEBサイト」と聞くと、デザインが洗練されたスタイリッシュなサイトをイメージしがちですが、WEBサイトの利用者や目的に合わせて導線が整備されており、ユーザーがスムーズに目的を達成できるように設計されているかどうかが大切です。
具体的なユーザビリティーの確認ポイントは、以下の通りです。
・ユーザーが求めるコンテンツや情報にスムーズにアクセスできるか
・WEBサイトの機能やコンテンツを直感的に理解できそうか
・スマホからでもWEBサイトのボタンやフォームが操作しやすいか
・WEBサイトがスムーズに読み込まれるか
例えば、サイトが最も訴求したい情報まで到達しにくかったり、スマホで確認した際に見にくい・使いづらいと感じる場合は、改善が必要です。
レスポンシブデザインとは、PC、スマホ、タブレットなど、画面サイズが異なるそれぞれの端末からアクセスした場合でも、画面サイズに合わせてデザインを正しく表示することです。
「PCからは正しく表示されるのに、スマホからアクセスしたらデザインが崩れている…」ということがないよう、隅々まで違和感がないか確認するようにしましょう。
レスポンシブデザインの確認ポイントは以下の通りです。
・それぞれの端末(PC、スマホ、タブレットなど)で正しく表示されているか
・画面に合わせてレイアウトが適正に配置されており、コンテンツが見やすいか
・メディア(画像や動画)が画面に合わせて表示されているか
・異なる画面サイズでも、ボタンやリンクなどが操作しやすいか
デザインが正しく表示されていても、実際にスマホから操作してみると操作性が悪いケースもあるので、WEBデザインをチェックする段階で、実機から直接確認しておくようにしましょう。
ナビゲーション設計とは、ユーザーが求めているコンテンツや情報へスムーズに到達できるようサイト全体の情報を整理し、設計することを指します。
しっかりとしたナビゲーション設計をすれば、必然的にユーザーにとってのユーザビリティー(使いやすさ)が向上するため、ユーザーの離脱率が軽減されたり、リピート率を上げることができます。
ユーザーが使いやすいナビゲーション設計のポイントは、以下の通りです。
・サイト全体のコンテンツを階層構造化する
・コンテンツをカテゴリー分けしたり、タグで管理する
・主要コンテンツにアクセスできるようナビゲーションメニューを配置する
・ユーザーの現在地がわかるようにする(パンくずリスト、ページ数など)
・サイト内検索機能を設ける
・関連するコンテンツがある場合は提案する
ナビゲーション設計では、コンテンツをグループ・階層構造化するだけでなく、コンテンツへ遷移するための導線や仕組みを整えたり、ユーザーがサイト内のどこにいるのかをすぐに把握できるような工夫が求められます。
サイト内に流入したユーザーをガッチリと掴み、ユーザー体験を向上させるには、「コンテンツの見やすさ・わかりやすさ」が最も重要です。
コンテンツの見やすさ・わかりやすさが整っていると、ユーザーがどの部分に目を通せば良いのかが一目で分かるようになるので、情報を理解しやすくなります。ユーザーが情報をスムーズに理解できると、結果的にサイトからの離脱率を減らすことができ、サイトが求める目的(=成果)の達成へとつながるでしょう。
見やすくわかりやすいコンテンツづくりのポイントは、以下の通りです。
・フォントの種類、サイズ、行間、行長などが整っており、読みやすいか
・色使いやトーンが整っており、コンテンツは読みやすいか
・背景色とのカラートーンが近すぎて見にくくなっていないか
・テキストは適度に装飾・強調され、ユーザーが読みやすいか
・ユーザーが分かりにくそうな内容はグラフや画像で補足できているか
WEBデザインとしての見やすさ・美しさだけでなく、フォントの種類やサイズ・テキストの装飾などにもこだわることでメリハリのあるコンテンツとなり、ユーザーにとって読みやすく、理解しやすくなります。
サイト全体のデザインが、自社のブランディングと一致しているかどうかも重要なポイントです。WEBサイトは、ユーザーが自社のブランドイメージを一番に確認できるツールであるため、ユーザーが受ける印象や期待感に大きく影響すると言っても過言ではありません。
例えば自社がクールなブランドイメージを掲げているのに、ユーザーへの親しみやすさを意識するあまり柔らかいトーンを感じるデザインになってしまうと、意図しないブランディングへとつながります。
自社のブランディングと一致した、一貫性のあるWEBサイトを制作するためにも、デザインデータを確認する際には、以下のポイントを確認しておきましょう。
・自社のロゴやカラー、フォントなどが、サイトのデザインに反映されているか
・コンテンツのコピーやメッセージが、自社のブランディングと一致しているか
・アイコン、ボタンなどの要素は、デザインに一貫性があるか
・独自のブランドイメージを保ちながらも、競合他社と差別化できているか
サイト全体のデザインはもちろん、サイト内のコピーやメッセージに至るまで、自社のブランディングと一致しているか隅々まで確認しておくと、失敗の少ないWEBサイトが出来上がるでしょう。
この記事では、「ワイヤーフレームやデザインの何を確認すべきか分からない」という方のために、ワイヤーフレームやデザインデータで確認するべきポイントを解説しました。
「良いWEBサイト」と聞くと、デザインが洗練されたスタイリッシュなサイトをイメージしますが、サイトの利用者や目的に合わせて導線が整備されており、ユーザーがストレスを感じずに目的を達成できるサイトづくりが大切です。
継続的に多くのユーザーにサイトを訪れてもらうためにも、WEBデザインとしての美しさだけでなく、ユーザーの使い心地や見やすさを意識した設計ができているかを意識しながらデザインデータを確認してみましょう。
いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば幸いです。
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