SGE とは?Google の新検索体験、Search Generative Experience(SGE)について解説!

更新日: 2024.05.20

正式公開版である、「AI Overview」に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

AI Overviewとは?Googleの新機能に関して解説 | デジタルマーケティングの改善メディア | 株式会社センタード
https://www.centered.co.jp/blog/ai-overview/

SGE とは?Google の新検索体験、Search Generative Experience(SGE)について解説!AI が生成する回答が検索結果トップに。

AIが生成する回答が検索結果トップに!SGEの機能とは?

Google I/Oで発表された「Search Generative Experience(SGE)」は、AIが生成する回答を検索結果のトップに掲載する機能です。

通常の検索では、複雑な質問や一つの正しい回答が存在しないような状況に対応するのは難しいケースもありますが、SGEはAIが動的に各キーワードの答えを出力することからこのような課題にも対応できるとされています。

また、GoogleはAIを活用した検索においても検索広告を専用広告枠に表示し続けるとしていることにより、広告と検索結果を明確に区別できるようになります。

生成AIの検索導入においては、「責任ある慎重なアプローチをとる」という方針を掲げています。
このため、Googleはまず「Search Labs」と呼ばれる実験プログラムを立ち上げ、SGE(Search Generative Experience)を導入します。

この実験プログラムは、米国内のChromeブラウザ(デスクトップ版)およびGoogleアプリ(Android、iOS)で利用できる予定で、初期段階では英語のみに対応します。米国のユーザーのウェイトリスト登録は既に10日から開始されており、SGEの利用は数週間後にスタートする予定です。

 

関連コンテンツの提示により、より多角的な情報を獲得!SGEのリッチな検索結果とは?

AIによって動的に生成された回答は特定のソースから引用したものではなく、またソースの提示は行われません。代わりに、関連するコンテンツをSGEが提示します。

これにより、ユーザーはより多角的な情報を得られるようになります。具体的な回答の特定のソースは提示されないものの、関連コンテンツは提示されるためSEO対策を行なうコンテンツの作成者は関連コンテンツのクリックによる流入が期待できます。

対話的な検索体験を実現!SGEの会話モードとショッピングクエリでのSGEの活用例

SGEの最も魅力的な機能の一つは、対話的な検索体験を実現する点です。ユーザーは単発の検索ではなく、会話のような形で質問を継続することができます。

これは、より詳細な情報や個別のニーズに対応するために非常に有用であることから、ECサイト運営者も確認しておく事を推奨します。複雑な商品に関する質問や比較検討が必要な場合でも、SGEの生成した回答がユーザーの検索意図をより一層満たす内容となることが想定されます。

SGEによるローカル系クエリ(地域に関連したキーワード)の内容

また、SGEはローカル系クエリ(場所に関連する検索キーワード)で、該当する場所の写真やレビューを提供します。つまり、地域に関連したクエリを入力すればそれに応じた結果が生成されるということです。写真やレビューなどの情報はGoogleマップのビジネスプロフィールから掲載され、一部クエリでは写真は表示されません。
このことから、ローカル系クエリではSGEがローカルSEOにも影響を与える可能性が出てくると考えられます。例えば、周辺の飲食店を検索した時には、人気店舗と地図がリスト化されて表示されるといった状態などがあげられ、さらに、SGEのローカル結果とウェブ検索でのローカル結果は別であることから、どちらも表示される場合もあります。

SGEの試験運用が日本でも開始!自社サイトの流入への影響は?

これまでアメリカのみだったSGEの試験運用が、2023年8月30日から日本でも開始されました。
そこで、SGEの引用に関してやアクセス解析への影響を、弊社での実例を交えながら検証・考察していきます。

SGEへの引用基準・要因は?

日本での試験運用後、弊社で実際にコンサルしている案件の対策キーワードでSGEに引用されている例が確認されました。
これは、とあるサービスの外注・委託を行う企業様の案件であり、「業者」掛け合わせのキーワードにおいて見られました。当該キーワードにおける順位は、現在4~10位以内となっていますが、SGEにおいてサイト名やサイト内ページのテキストが引用されており、またサイトへのリンクが貼られていました。当該サイトより上位に来ているサイトでも、引用されていないサイトも見られています。
このことから、検索結果での順位が絶対的に反映されるものではなく、高ければ必ず引用されるかというと、そうではないということがうかがえます。ただ、あまりにも順位が低くても引用はされない可能性があり、弊社で確認している限りだと、10位以内のサイトにおいて引用されることが多いようです。

また、上記のキーワードでは、競合企業のサイトやフリーランスへの発注サイトが混在していた一方で、SEOでは検索結果傾向が類似している「会社」掛け合わせキーワードをSGEで見てみると、フリーランス系のサイトは掲載されず、法人のサービスサイトが掲載されている傾向が見られました。
このことから、これまでSEO上は同義と考えていたキーワードも、SGEの対策ではより細かく分類した上でコンテンツを作成する必要が出てくると考えられます。

アクセス解析への影響

では、流入の数値ではどうなっているかを確認しました。
まず、当該キーワードをSearch Consoleで確認したところ、一応表示回数の増加は見られました。
しかし、当該キーワードではその前の時期に順位上昇もしており、また1ページ目の表示件数が増加していることから、この表示回数の増加がSGEの影響によるものであるとは一概には言えない状態でした。
では、GAには何か変化があったのでしょうか。仮定では、おそらくSGEからの流入は自然検索流入とカウントされるであろうと考えられ、Organic Searchの数値変化を確認しましたが、特に目立って大きな変化は見られませんでした。
計測環境への影響に関しては、判断材料がまだ少ない状態であり、引き続き、最新情報や動向を確認していく必要があると考えられます。

まとめ

Googleの新たな検索体験であるSGEは、AIが生成する回答を検索結果のトップに掲載することで、より便利で豊富な情報を元にした検索体験が実現しユーザーはより迅速かつ的確な情報を得ることができるようになるでしょう。一方で、デジタルマーケティングに関わる方々にとってはその影響力が懸念されることと思います。現段階では広告関連への対応やその影響は未知数ですので引き続き最新情報を追う必要があります。

 

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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