ディスプレイ広告とは?その特徴と運用代行会社の選び方

更新日: 2024.05.08


ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に表示される広告のことを指します
画像・テキスト・動画などスタイルはさまざまですが、ユーザーの目に触れやすい位置に広告枠が設けられているので視認性が高いことがポイントです。

Yahooディスプレイ広告掲載面

今回は、ディスプレイ広告の特徴について解説します。

課金方式や運用代行会社の選び方にも触れるので、効果的なディスプレイ広告を出稿したい方はぜひご参考ください。

 

ディスプレイ広告の特徴とは?

まずは、ディスプレイ広告の特徴を解説します。

下記の表は、ディスプレイ広告とその他の代表的な広告手法との違いを一覧にしたものです。ディスプレイ広告ならではのメリットを知り、自社で導入した場合をイメージしてみましょう。

見込み客の発掘に向いている

ディスプレイ広告は、自社の商品・サービスを知らない「潜在層」にも広告を表示できます。
ディスプレイ広告のターゲット

そのため見込み客の発掘に向いており、今後自社を第一想起してもらうきっかけをつくれます。
上手に活用すれば、新規サービスの知名度向上やブランディング効果も現れるでしょう。
資料請求・新規問い合わせ・会員登録など、将来的なコンバージョンを目的とした広告にも最適です。
ただし、直近数週間以内に開催予定のセミナーの集客など、ピンポイントでターゲティングした方がよい広告には向きません。

画像や動画を使った視覚的なアプローチができる

ディスプレイ広告は、テキスト情報だけでなく画像・動画を使ったカラフルな広告にすることが可能です。
そのため視覚的なアプローチがしやすく、ユーザーの記憶に残りやすいことがメリットといえるでしょう。
WEBサイト上の目立つ部分にディスプレイ広告枠が設置されていることも、視認性アップに貢献しています。
デザイン性の高い商品の広告・知名度の高い有名人やキャラクターを登用した広告にも最適です。

リターゲティングによる繰り返しの訴求ができる

リターゲティングとは、過去に自社のWEBサイトを閲覧した人・購買経験のある人・同業他社の商品に興味を持っている人をターゲットにして広告を表示させる手法です。
購買意欲が高い層を狙い撃ちにできるので高いコンバージョンを期待でき、結果に結びつきやすくなります。
例えユーザーが全く違う項目について情報収集している最中でも、自社のディスプレイ広告が記憶に残りやすく、高い効果を発揮します。

画像・動画・イラストなど視認性の高い素材を使えばさらに記憶に残る可能性が高まるので、見込み客として獲得しやすくなるでしょう。

ディスプレイ広告の課金方式について

ディスプレイ広告の課金方式は、主に「クリック単価制」と「インプレッション単価制」の2つに分かれます。下記で一つずつ解説するので、内容を理解してみましょう。

クリック単価制

クリック単価制は、その名の通りユーザーのクリック数により料金が変動する制度です。
広告の表示自体は無料であり、興味を持ったユーザーがディスプレイ広告をクリックしてページ遷移することで初めて料金が発生します。
そのため、完全に興味を持たないユーザーに広告を表示するなど一見非効率的なことが起きても、コスト面でのダメージは発生しません。

具体的な単価はオークションで決められることが多く、1回50円から100円を相場に変動します。競合の出稿が多くなるほど単価が上がるので、あくまでも参考程度に捉えましょう。
クリック単価について、より詳しく知りたい方は「クリック単価(CPC)とは?意味や費用相場、改善方法について解説」でも解説しておりますので、是非御覧ください。

インプレッション単価制

インプレッション単価制は、公告の表示回数により料金が変動する制度です。
ユーザーから注目を集めるであろうと予想される公告が特に向いており、クリックが多くても別途費用が発生することがありません。
例えば、発売の度に社会現象を呼ぶ人気のゲーム作品や、CM・雑誌広告・該当広告なども併用する大規模なキャンペーンの訴求などに最適です。

インプレッション単価制の相場は、1,000回ディスプレイ広告が表示されるごとに50円~500円程度と幅が広いことが特徴です。クリック単価制と同じく、競合の出稿に合わせて単価が変動します。

運用代行会社を選ぶ時のポイント

最後に、ディスプレイ広告の運用代行会社を選ぶときのポイントを解説します。
運用代行会社は相場を見ながら可能な限り安いディスプレイ広告の出稿を手がけてくれる他、コンバージョン分析や管理画面最適化の提案などさまざまなサポートをしてくれます。
自社と相性のよい運用代行会社を選べば、ローコストで高い収益を上げやすくなるので、下記をチェックしてみましょう。

ディスプレイ広告以外の手法も提案してくれるか

ディスプレイ広告の運用代行会社を探す場合でも、ディスプレイ広告以外の手法も検討・提案してくれる会社を選定するのがおすすめです。

自社がディスプレイ広告に最適だと考えていても、広告のプロが同じように考えているとは限りません。実はリスティング広告やSNS広告の方が効果の期待ができそうだったり、SEO対策およびコンテンツマーケティングによる自然流入を狙った方がよかったりする場合もあるのです。
自社に合ったWEB広告の選び方は「【3STEP】成果を上げる広告媒体の選び方!」にて紹介していますので、併せてご覧ください!

特定の分野だけでなく総合的な技術・知識を持つ運用代行会社を頼った方が、商材が変わっても長期的に付き合いやすいというメリットも存在します。

WEBサイトやLPの改善施策を提案してくれるか

広告だけでなくWEBサイトやLPの改善施策を提案してくれる運用代行会社であれば、クリック率だけでなくコンバージョン率も上げられます。

ディスプレイ広告を出す目的の大半は、購買・問い合わせ・資料請求などのコンバージョンであり、コンバージョンがないと広告費用を回収することができません。しかし、せっかくユーザーがクリックした先のWEBサイトもしくはLPのクオリティが低いと、短時間で離脱されてしまうのです。

クリックした結果、「面白いサービスだ」「自分も購入・申し込みをしてみたい」と思ってもらえるような魅力的なサイトを作り、訴求していくことが重要です。

まとめ

ディスプレイ広告の特徴は、主に下記の3つです。

  • 見込み客の発掘に向いている

  • 画像や動画を使った視覚的なアプローチができる

  • リターゲティングによる繰り返しの訴求ができる

課金方式は「クリック単価制」もしくは「インプレッション単価制」であることが多いので、競合の出稿状況も見ながらコスト削減を意識してみましょう。

また、ディスプレイ広告の運用にお困りの場合、運用代行会社を活用するのもひとつの手段です。

ディスプレイ広告以外の広告手法にも詳しく、WEBサイト・LPの改善施策も提案してくれる会社であれば、コンバージョンやブランディングにも効果が現れます。今回解説した内容をもとに、自社に合う運用代行会社を探してみてはいかがでしょうか。
WEBマーケティング会社の選び方の解説をしている記事もございますので、参考にしてみてください。

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監修者プロフィール

木島 怜史

木島 怜史

株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート

前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。

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