更新日: 2024.03.28
国内におけるInstagramの月間アクティブユーザー数は、3,300万人(2019年6月時点)を超えました。
Instagram広告は、Facebookに登録されている様々なユーザー情報をもとに、ターゲティングをおこなうことができる点が特徴です。
また、Instagram広告には最低出稿金額が設けられておらず、1円から出稿ができる課金方式になっています。
今回の記事では、Instagram広告の特徴や課金方式、広告の出稿手順が分かるよう解説します。
最後には成果を出すためのポイントもまとめたので、これからInstagramの広告出稿を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
Instagram広告は、Instagram上で画像や動画形式で広告を出稿するWEB広告媒体です。
ユーザーの関心に合わせたターゲティングと魅力的なビジュアルにより、ブランドの認知度向上や販売促進が期待できます。
商品の写真や動画を用いた広告が、ユーザーのフィードやストーリーに表示されます。
Instagram広告は、ターゲットユーザーへ直接リーチし、ブランドのメッセージを効果的に伝えることができます。
Instagram広告のメリットは、ターゲット層への高いリーチとブランドイメージの向上です。
視覚的に魅力的なコンテンツを通じて、ユーザーの関心を惹きつけ、ブランドに良い印象をもってもらうことができるでしょう。。
Instagram広告には主に以下のメリットが存在し、目的に合わせて活用することが重要です。
詳細なターゲティングができる(インタレストターゲティング・類似オーディエンス)
若年層や女性ユーザーにリーチできる数が多い
企業アカウントとの親和性が高い
低予算から広告配信ができる
商品のイメージをアピールしやすい
このようにInstagram広告はブランドの魅力を伝え、新しい顧客層を開拓する強力なツールといえます。
フィード広告は、ユーザーの通常の投稿フィードに表示されるInstagram広告です。
この形式は、ユーザーの日常的なコンテンツ消費体験に自然に溶け込み、効果的なリーチを実現します。
ストーリーズ広告は、ユーザーがストーリーを閲覧中に表示される一時的な広告です。
この短期間の表示は、瞬間的な注目を集め、インパクトのあるメッセージを伝えるのに適しています。
リール広告は、Instagramの短編動画機能「リール」を活用した広告形式です。
動画コンテンツを通じて、よりダイナミックでエンゲージメントの高い広告体験を提供します。
発見タブ広告は、ユーザーの興味や活動に基づいて、発見タブに表示される広告です。
ユーザーの興味や過去の行動に合わせたターゲティングにより、関連性の高い広告を提供できます。
ショッピング広告は、商品の直接購入を促すInstagramの広告形式です。
この広告は、商品画像や詳細情報を提供し、ユーザーを直接オンラインストアに誘導します。
Instagram広告を出稿するためには、まずFacebookアカウントの作成が必要です。
Facebookアカウントを作成し、Instagramアカウントと連携させることで、広告の管理が可能になります。
キャンペーンの作成は、Instagram広告出稿の重要なプロセスです。
キャンペーンを通じて、広告の目的・ターゲット層・予算などを設定し、広告戦略を具体化します。
Facebook広告マネージャーでキャンペーンを作成し、目的や予算を設定することが必要です。
広告の入稿はビジュアルとテキストを選定し、ターゲットユーザーに向けて最適化された広告コンテンツを作成します。
効果的な広告素材は、キャンペーンの目的達成に大きく影響を与えるため必要なポイントです。
支払い方法は広告出稿の実行に不可欠で、予算の管理やキャンペーンの継続性を確保します。
クレジットカードやPayPalなど、広告マネージャーで設定可能な複数の支払いオプションから選択します。
広告の掲載は、入稿した広告が実際にInstagram上で公開されるプロセスです。
このステップでは、広告がターゲットとするオーディエンスに向けて正しく配信されるかが確認されます。
正確なターゲティングと適切なタイミングでの掲載は、広告の影響力とROIを最大化する鍵となるでしょう。
CPM(Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示される毎に費用が発生する課金方式です。
広告の露出回数を増やすことが目的となり、ブランドイメージや認知度向上に適しています。
CPC(Cost Per Click)は、広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。
ユーザーのアクションに基づいて費用が発生するため、ウェブサイトへのトラフィック増加や特定のアクションの促進を目指すキャンペーンに適しています。
CPI(Cost Per Install)は、アプリのダウンロード数に応じた費用が発生する課金方式です。モバイルアプリのダウンロードを目標とする広告キャンペーンに適しており、具体的な成果に基づいて費用が発生します。
CPV(Cost Per View)は、広告動画が10秒以上再生されるか、最後まで再生された場合に課金される課金方式です。動画コンテンツの視聴を促進するキャンペーンなどに適しており、ユーザーが一定の時間以上視聴した場合に費用が発生します。
Instagram広告の成果を最大化するためには、出稿する広告の「ゴール」を明確にすることが重要です。
明確な目標設定により、適切なオーディエンスターゲティング・コンテンツ戦略の選定・予算配分が可能になり、キャンペーンの効果を最大化できます。
キャンペーンの効果を高めるためには、下記のような具体的な目標に基づいて戦略を策定しましょう。
ブランド認知度の向上
トラフィックの増加
コンバージョンの促進
広告キャンペーンの成功には、はじめに明確なゴールを設定し、それに基づいて戦略を展開することが不可欠です。
効果的なInstagram広告には、ターゲットオーディエンスに響くクリエイティブなコンテンツの作成が必要です。
魅力的で関連性の高い広告コンテンツは、ユーザーの関心を惹きつけ、ブランドメッセージの伝達を強化します。
高品質な画像や動画、魅力的なキャッチコピーの使用が、ユーザーのエンゲージメントを促すでしょう。
ユーザー特性に合ったクリエイティブは、Instagram広告の効果を高めるための重要なポイントです。
Instagram広告においては、明確なCTA(CallToAction)を設定することが重要です。
CTAはユーザーにどのようなアクションを取ってもらいたいかを指示し、広告の目的を達成するために必要です。
「今すぐ購入」「詳細はこちら」「登録する」などの文言を使って行動を促します。
明確で誘導力のあるCTAは、広告のコンバージョン率を向上させ、成果を出すために必須です。
広告の効果を最大化するためには、A/Bテストを行い、最適な広告要素を見つけ出すことが重要です。
A/Bテストにより、異なる広告バリエーションのパフォーマンスを比較し、最も効果的な要素を特定できます。
画像の種類、コピーの文言、CTAの表現などを変えてテストし、反応の良い要素を見極めます。
A/Bテストは、広告のパフォーマンスを検証し、最適な広告戦略を導くための有効な手段です。
Instagram広告の成果を持続的に向上させるためには、PDCAサイクルを回し続けることが重要です。
PDCAサイクルにより、効果の最大化が見込まれます。これにより、市場やユーザーの変化に迅速に対応し、常に最適な広告戦略を維持することが可能になります。
キャンペーンのパフォーマンスデータを分析し、成果が出なかった部分の原因を特定して改善策を実施しましょう。
PDCAサイクルを効果的に回すことで、Instagram広告の持続的な改善と成果の最大化が可能となります。
Instagram広告に関するよくある質問
Instagram広告にハッシュタグは必要?
Instagram広告にハッシュタグを使用することは、ターゲットオーディエンスの拡大に役立ちます。
ハッシュタグは関連性のあるトピックやキーワードを含めることで、特定のコミュニティや興味関心を持つユーザーに広告を届けやすくなります。
商品やブランドに関連する人気のハッシュタグを広告に含めることで、より多くの層にリーチすることが可能です。
Instagram広告の最低出稿費用は?
Instagram広告の最低出稿費用は、キャンペーンやターゲットによって異なりますが、小規模な予算から始めることも可能です。
Instagram広告は柔軟な予算設定が可能で、少額からでも広告キャンペーンを開始できます。ただし、広告のリーチや効果は投入する予算の規模に依存します。
数百円から数千円程度の日額で小規模キャンペーンを開始し、その効果を見ながら予算を調整することが可能です。
Instagram広告は、その多様な広告形式と柔軟な出稿手順により、幅広いターゲットオーディエンスにリーチする強力なマーケティングツールです。
ビジュアルコンテンツを中心に展開されるInstagram広告は、ターゲットに合わせた多彩な広告タイプの選定と効果的なターゲティングの技量が求められます。
出稿手順の明確化・費用と課金形態の理解・成果を出すためのポイントと注意点の把握は、成功するために不可欠です。
広告の運用を始めようと考えている担当者の方にとっては、少し重荷になるかもしれません。
広告のプロが効果的に運用してくれる外注を、視野にいれてはいかがでしょうか。
こちらも合わせてお読みください
センタードでは、WEBコンサルタント×WEBディレクターが連携し、『貴社のビジネスを成功に導く』サポートをします。WEBマーケティングに関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
まずは自社の現状を知り、可能な改善施策はどういったものがあるのか、
スケジュール、予算感はどのようなものなのか等も含めて
ご説明しますので、お気軽にご相談ください。
木島 怜史
株式会社センタード WEBマーケティング本部 エキスパート
前職のWEB営業経験を経て、株式会社センタード入社。現在WEBマーケティング本部にて技術統括。 WEBマーケティングの全体戦略設計からWEB広告、SEO、WEBサイトの課題抽出・改善立案までを管轄。 顧客目標としてWEBの目標達成はあくまで通過点と捉え、部分最適化、全体最適化を経てビジネス改善を目指す。 Web Designing誌に「ユーザーの行動特性を捉えたイベント集客施策」「Web戦略全体の視点から広告予算を考察」など寄稿。 「WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座」など多数のセミナー講師も務める。 ウェブ解析士、GAIQ、Google広告等各種資格保有。業界歴10年以上。
セミナー
さらに学びたい方や、弊社のサービスについて知りたい方向けに通常セミナーや、時間を限定しないオンデマンドセミナーを用意しています。
開催セミナー一覧資料ダウンロード
デジタルマーケティングに関するお役立ち資料や、弊社サービス資料をダウンロードいただけます。
サービスの
お問い合わせ
センタードのサービスに関するご質問やお見積もり、ご発注など様々なお問い合わせはこちらからお気軽にお願いします。
お問い合わせフォーム