この記事は以下のような方を対象としています。
・これからSNS広告を始めたいと思っている方
・SNS広告の媒体はどれがいいのか悩んでいる方
・ターゲットに合わせてSNS広告の媒体を使い分けたい方
これからSNS広告を始めようとしているものの、どの媒体を使うのが自社に合っているのかわからない…という方は多くいらっしゃいます。
確かにSNSの媒体は数多くありますが、メインとなるユーザー層の年齢・性別や、ライフスタイルはそれぞれのSNS媒体ごとに特徴が出るものです。
今回は、ターゲットとする相手に合わせて、適切なSNS広告の媒体を選ぶためのコツについて解説していきます。
目次
SNS広告を始めるには、まず自社の広告がどんなターゲットを狙っているかを明確にしましょう。
ターゲット分析に必要な情報としては、年齢・性別や、趣味、職業、興味のあるモノ・コト、SNSを使うシーンなどです。
最初に、既に自社の顧客となっているユーザーがどんな特徴を持っているかを分析してから、次にどのSNSに自社の顧客になりそうなユーザーが多くいるのかを調査します。
例えば、流行に敏感な若い女性が自社の顧客であれば、似た特徴を持つユーザーが多く利用しているのはInstagramです。
Instagramは20代の女性がメインのユーザー層であり、利用シーンとしては、2017年の流行語ともなった「インスタ映え」の言葉の通り、「映える」写真を撮影して他のユーザーと共有することが主流です。
または、Webサービスやアプリをよく利用する若年層がターゲットであれば、X(旧Twitter)が適切です。
X(旧Twitter)が持つ非常に強い拡散力や、投稿の手軽さ・流れの速さは、日頃からインターネットに慣れ親しんでおり、気軽にSNSを使いたいと考えている層に魅力的に映ります。
若年層ではなく、40代のビジネスマンがターゲットであるならば、Facebookが向いているでしょう。
Facebookは基本的に実名で利用するSNSのため、信頼度の高いイメージがついており、ビジネス目的で利用するユーザーが他のSNSよりも多めです。
そのため、年齢層も比較的高くなる傾向にあります。
Instagram広告は、とにかくビジュアルで伝えることが重要です。
写真や動画で魅力を伝えやすい商品・サービスであれば、Instagram広告が適しているといえるでしょう。
Instagramは画像・動画の投稿が中心のSNSであり、投稿の中のテキストよりも、ビジュアル部分が投稿の印象の大半を占めます。
また、10代~20代の若年層が多く利用していることから、「コト消費」と呼ばれる、物を手に入れることよりも体験に価値を置くような消費の仕方をするユーザーが多めです。
つまり、Instagramでは、「この体験を誰かと共有したい」と思ったときに、それを画像や動画という形で表現し、投稿しているユーザーが多くいるのです。
そんなユーザーに対して、広告という形で自社の商品・サービスを届けるには、「ストーリーテリング」が向いていると言えます。
ストーリーテリングとは、その名の通り、広告の内容にストーリーを持たせることです。
ただ写真を撮影して見せるのではなく、それを見たユーザーが、そこからどのようなストーリーを想像するか?を考えて広告を作りましょう。
共感を得られるストーリーが作れれば、広告の効果も大きく高まる可能性があります。
企業とユーザーの間での対話を重視する場合、X(旧Twitter)広告が向いています。
X(旧Twitter)には、投稿に対しての返信や、いいねはもちろん、再投稿が簡単にできる機能が備わっています。
これらのやりとりを通じて、たくさんのエンゲージメントを生むことができるのがX(旧Twitter)の大きな強みであり、この強みを利用したキャンペーンを実施している企業も多く存在します。
例えば、特定のハッシュタグとともに、特定の内容の投稿をすることで抽選に参加できる、といったようなキャンペーンです。
こうしたキャンペーンを実施することで、ユーザーがその商品について積極的に投稿をしてくれるようになり、その投稿を見た他のユーザーが、「なんだかおもしろそうなことをやっているぞ」と注目し始め、それがやがて大きな動きを生むのです。
エンゲージメントの高めやすさ、投稿の拡散力の強さを利用して、ユーザーが「参加したくなる」キャンペーンを実施することができれば、まさに「客が客を呼ぶ」状態を作り出せるでしょう。
10代の中高生など、特に若い世代をターゲットにする場合、TikTokが有効です。
TikTokは、比較的新しいSNSで、短い動画の投稿を中心とします。
TikTokが注目され始めた当初は、音楽に合わせたダンスや口パクを動画として撮影したものの投稿が主流で、今でもそれらの投稿は人気があり、盛んに行われています。
それに加えて近年では、見れば思わず誰もが笑ってしまうような「お笑い」の動画も増えてきています。
「動画コンテンツは好きだけど、ダンスや音楽は…」と最初はあまり乗り気でなかった層も、様々な種類の動画が投稿されるようになったことで、TikTokの利用を始めるケースが多いようです。
ユーザーに共通する特徴としては、「スマホネイティブ」なことが挙げられます。スマホとともに育った世代が多く利用しており、スマホがエンタメの中心になっているのです。
そのため、X(旧Twitter)のユーザーと近く、SNS上で行われるキャンペーンへの参加に積極的なユーザーが多くいます。
ハッシュタグを使ってたくさんの動画の投稿を促し、ユニークな投稿や完成度の高い投稿を企業側でピックアップするような取り組みがあると、ユーザーの参加意欲がかきたてられ、より多くのユーザーに自社の商品について知ってもらうことができるでしょう。
地域密着型のビジネスは、インターネットを使ったSNS広告と相性が悪いと考える方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
地域密着型ビジネスでSNS広告を活用するなら、Facebook広告を利用するのがおすすめです。
なぜなら、Facebookは実名登録のSNSであり、様々な個人情報を入力しているユーザーが多いことから、他のSNSよりも詳細なターゲティングが可能なためです。
例えば、職場や通っている学校を登録することができますが、こういった情報は、そのユーザーがどの地域で生活しているかを知るのに役立てることができます。
自社の店舗がある地域で生活しているユーザーがわかれば、そのユーザーに対して、地域に根差したローカルな情報コンテンツを提供することも可能です。
ユーザー目線では、自分の生活圏に関する情報がFacebook上で流れてくれば、それを「自分ごと」として見やすく、ターゲットを限定しない広告よりも興味を持ちやすくなります。
地域密着型ビジネスでは、Facebookが持つ豊富な個人情報データを活用することで、その地域にいるユーザーとの結びつきを強めていきましょう。
扱っている商品やサービスに合わせて、各SNSが持つ特徴から最適な媒体を選ぶ方法についてご紹介してきました。
国内で人気のあるSNSの中でも、それぞれユーザー層には違いがあります。
その違いと、自社の顧客がどんな人であるかを理解して、SNS広告の戦略を組み立てていくことが大切です。
今回ご紹介した内容をもとに、ターゲットとなるユーザーが多く利用しているSNSはどこか探してみてください。
いかがでしたでしょうか?皆さんにとって有用なコンテンツとなっていれば嬉しいです。
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