- 業種
- 日用品メーカー
広告精度の見直しでCV数3倍に──日用品メーカーが挑んだEC集客改革の全貌
提供サービス
- WEB広告運用代行
- 課 題
- ECモールへの送客が少ない
- CPAが高くなってしまっている
- 改善結果
- 月170~200CVだったものから、月600~700CVに増加
- CPA1500~1800円程から、CPA300円~500円程に抑えられた
売上向上の鍵は広告運用の見直しに──日用品メーカーが挑んだEC集客の再設計
「広告は出している。けれど、思うように成果が上がらない。」
そんな課題を抱えていたのは、ある日用品メーカー。自社で製造・販売までを手がけるBtoC企業で、主にECモールを販売チャネルとして活用していました。
広告施策としてリスティング広告を行っていたものの、ECサイトへの送客数やコンバージョン(購入)数の伸び悩みが大きな課題となっていました。
センタードにご相談いただいたのは、まさにその打開策を模索していたタイミングでした。
「配信して終わり」ではない、精度重視の広告運用へ
プロジェクトがスタートしてまず着手したのは、配信精度の見直しです。
単に広告を出すのではなく、ユーザーごとの反応に基づいて訴求を最適化していく運用体制を構築しました。
具体的には、以下のような取り組みを実施しました。
広告文のABテストで、反応が取れるクリエイティブへ
複数パターンの広告文を用意し、クリック率やCVRの差異を検証。
コンバージョンにつながった広告文の傾向を分析し、良いクリエイティブには積極的に予算を配分。一方で効果の低い広告文については内容の見直しやリライトを重ね、精度を高めていきました。
キーワード精査による無駄の削減と集中投資
配信キーワードの中には、表示回数が多くてもクリックされないものや、クリックされてもCVに至らないものが存在していました。
こうしたキーワードは一つひとつデータで評価し、成果につながる傾向のあるキーワードに注力。不要な配信を抑えることで、限られた予算を有効に活用する運用へとシフトしました。
LP改善とヒートマップ分析によるCV導線の最適化
広告の先にあるLP(ランディングページ)についても、ヒートマップ等の分析結果を基に改善提案を実施。
ユーザーの離脱ポイントを可視化し、ファーストビューの構成やCTAの配置を改善することで、広告の成果を最大限に引き出す工夫を行いました。
施策の成果:CV数は約3倍、CPAも大幅に改善
これらの施策を複合的に運用した結果、ECモールへの送客数は着実に増加。CV数は従来比で約3倍にまで成長しました。広告費に対するCPA(顧客獲得単価)も大幅に改善され、効率的かつ成果に直結する広告運用体制を実現しました。
この成果により、クライアント企業は「今後の成長の起点ができた」と評価。広告は単なる費用ではなく、確実に利益を生む投資へと変わったのです。
中長期的な視点での成果最大化を支援
今回の成功の要因は、「広告を出すこと」ではなく「広告を活かし続けること」にありました。細かなABテストとデータ分析、広告クリエイティブとLPの最適化、そして成果につながる配信精度の追求。これらの積み重ねによって、初めて広告が“売上を伸ばす手段”として機能し始めます。
今後も私たちは、日用品メーカーをはじめとしたBtoC企業のECビジネスを、広告運用から支えていきます。