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複数事業サイトのSEO改善で自然流入3倍、CV2倍へ──新規サービスの成長を加速させた戦略的SEOコンサルティング
提供サービス
- SEOコンサルティング
- 課 題
- どの事業(サイト)から改善に着手すべきか判断できない
- SEOに関する社内の知見が不足
- 新規事業のサイトでは認知度が低く、効果的な対策方法が不明
- 改善結果
- 自然検索からの流入数増加
- 流入したユーザーのエンゲージメント関連指標の良化
- CV関連指標の増加
複数の事業を展開している企業にとって、それぞれのウェブサイトの最適化と集客強化は避けて通れない課題です。
本事例では、4つの異なる事業を展開するクライアントが、サイトごとの優先順位付けとSEO戦略の再設計を通じて、自然検索流入を約3倍、CV数を約2倍にまで改善した施策をご紹介します。
課題:複数サイトを抱える中での優先度の不明確さとSEOノウハウの不足
クライアントは、新規サービスを含む4つの事業サイトを運営していたものの、以下のような課題を抱えていました。
- どのサイトから改善に着手すべきか判断できない
- SEOに関する社内の知見・経験が乏しく、戦略立案が困難
- 特に新規サービスの認知度向上に対して明確な方針がない
- サイト仕様による改善制限と、数値分析の仕組みが未整備
こうした複合的な問題を解決するため、包括的なSEOコンサルティングの導入が必要とされていました。
施策:優先順位の明確化とSEO基盤の再構築
各事業サイトの分析と戦略的優先順位付け
初期段階では、各サイトの現状を定量・定性的に分析。
競合比較や流入傾向、改善余地を評価した結果、将来性と改善余地の大きい新規事業サイトを優先対象として選定しました。これにより、限られたリソースを集中投下する体制を構築しました。
内部SEOとUX改善による基盤強化
優先サイトに対して以下の内部施策を実施。
- title・meta descriptionタグの最適化
- 内部リンク構造とURL構造の整理
- ALT属性の追加、サイトスピード最適化
- サービス間相互リンクやFAQ追加によるUX向上
コンテンツ戦略の実行
- キーワード調査に基づく新規コンテンツの継続的作成
- 既存記事のリライトとメディア価値の強化
- 業界トレンドに関連したコラムコンテンツの定期更新
分析体制の構築と改善サイクルの確立
Google AnalyticsおよびSearch Consoleの導入により、正確なパフォーマンス追跡が可能に。
これを活用した月次レポート分析・競合モニタリングを実施し、継続的な改善サイクルを回せる体制を構築しました。
成果:自然流入3倍、CV・売上2倍の飛躍的成長を実現
施策開始から6ヶ月で、新規事業サイトでは自然検索からの流入が約3倍に拡大。
これに伴いCV数も約2倍に増加し、最終的には売上も2倍近くまで成長。SEO施策が、事業成果へ直結する形で貢献したことが証明されました。
この成果は、検索流入の増加のみならず、サービス詳細ページの構成最適化やCV導線の整備によって、CVR自体も向上させたことが大きな要因となっています。
今後の展望
今後は、新規事業サイトで得られたナレッジをもとに、他事業サイトへのSEO施策展開を進行予定です。さらに、検索流入だけに依存しない多チャネル展開や、コンテンツSEOの深化によるメディア戦略の高度化も視野に入れています。