- 業種
- EC
CTR5倍・CPA60%改善──雑貨ECが実現した費用対効果の高い広告戦略とは
提供サービス
- WEB広告運用代行
- 課 題
- 購入CPAを抑えたい
- 改善結果
- CTR:約5倍に改善
- 購入CPA:約60%削減
広告運用において、「CTRが上がらない」「購入CPAが高止まりしている」といった悩みは、多くのEC事業者が抱える共通課題です。
本事例では、雑貨を扱うECサイトがCTRを約5倍に改善し、購入CPAを約60%削減した取り組みを紹介します。
クリエイティブ戦略の見直しから、媒体横断のマルチチャネル施策まで、段階的な改善を積み重ねたプロセスにご注目ください。
課題:低CTR・高CPAで広告費の費用対効果が見合わない
当初、クライアントのECサイトでは、広告を配信してもクリック率が伸びず、購入1件あたりの獲得コストが高騰していました。
商品やブランドの魅力を十分に伝えられていないクリエイティブや、曖昧なターゲティング設定が成果低迷の主因となっていました。
施策:3つの軸で広告運用を再設計
1. クリエイティブの最適化と多様化
過去の配信実績をもとに高パフォーマンスのクリエイティブ要素を分析し、商品訴求型のバナーを中心に刷新。特に人気カテゴリを訴求したビジュアルとコピーを採用し、ターゲットの関心を瞬時に引く設計としました。
また、A/Bテストを継続的に実施し、効果の高い要素の抽出・反映を繰り返すことで、広告効果を段階的に向上させました。
2. ターゲティングとキーワードの最適化
リスティング広告では、CVRの高いキーワードに予算を集中し、効果が薄いワードは除外設定で予算浪費を防止。
SNS広告では、年齢・興味関心などのセグメント再設定を行い、より購買意欲の高い層へのアプローチを強化しました。
さらに、サイト訪問ユーザーへのリターゲティング広告を積極的に展開。特定商品の閲覧履歴を活用し、関心度の高いユーザーへ追従することで、コンバージョン率を大きく引き上げました。
3. マルチチャネル戦略による接点最大化
リスティング広告とInstagram広告を組み合わせ、検索意図に合わせた能動的アプローチと、ビジュアル訴求による受動的アプローチを両立。
さらに、Criteoを活用した高度なリターゲティングで、商品ページ訪問ユーザーに対して関連商品の広告を配信。これにより、ユーザーの検討フェーズに応じた広告接触が可能となり、スムーズな購買導線を構築しました。
成果:CTR約5倍、購入CPA60%削減を実現
3つの施策を段階的かつ連携して実行した結果、CTRは従来の約5倍へと改善し、購入CPAは60%削減。
成果の高いユーザー層に効率よくアプローチできる体制を整えることで、広告費の費用対効果が大幅に向上しました。
今後の展望
今後は、既存の広告運用に加えて、LTV(顧客生涯価値)を視野に入れたリピート顧客向け施策や、SNSキャンペーンとの連携を通じたユーザー生成コンテンツ(UGC)活用など、多角的なマーケティング展開を計画しています。