- 業種
- 消費財レンタル
CPA約35%改善、CV数2.4倍──BtoB向け少額予算広告運用で成果を最大化した戦略的配信事例
提供サービス
- WEB広告運用代行
- 課 題
- 資料請求の増加
- 見込み顧客からの受注数増加
- 改善結果
- CV数10件/月→24件/月
- CPA20,000~30,000円→10,000円前後へ改善
限られた予算内で成果を求められるBtoB広告運用では、いかに無駄を省き、ターゲットに効率よくアプローチできるかが鍵となります。
本事例では、屋外イベントや式典、興行イベントを検討する法人担当者をターゲットに、CPAを約35%改善(20,000円→13,000円以内)、CV数を2.4倍(10件→25件)に増加させた運用手法をご紹介します。
課題:CTR・CVが伸びない少額予算環境下での広告運用
当初、広告配信はされていたものの、予算が限られる中で成果に直結しないクリックが多発し、CPAが高止まりしている状況にありました。
また、ターゲットの行動時間や媒体選定、ユーザー行動に基づくアプローチにも課題があり、戦略的な見直しが求められていました。
施策:3つの軸で広告配信を再設計
1. キーワードの最適化で無駄なクリックを排除
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除外キーワードの設定
検索クエリを定期分析し、BtoC層や配信地域外からのクリックを除外設定。無駄な予算消化を抑制しました。 -
獲得効率重視のキーワード管理
CPAが高騰しているキーワードを停止し、CVにつながる語句へ配信を集中。成果に直結するキーワードへ優先投資することで、限られた予算でも成果を引き出す体制を構築。 -
広告グループ間のクエリ競合回避
複数商材を扱うクライアントに対し、グループごとの役割を明確化。相互除外設定により、検索意図とのマッチ度を最大化しました。
2. MCV(マイクロコンバージョン)最適化による行動理解と予測
- 「フォーム到達」「電話タップ」「LP滞在時間」などのマイクロCVポイントを定義・計測し、見込み度の高いユーザーを可視化。
- これらのデータをもとに、自動入札戦略で類似行動ユーザーへの配信を強化。早期段階からの的確なターゲティングにより、CV効率を引き上げました。
3. 配信スケジュール最適化で効率的なリーチを実現
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曜日別調整
CV効率が低い日曜日・長期休暇中の配信を抑制し、平日中心にシフト。配信集中化によりCPAを低減。 -
時間帯別調整
特に指名検索では深夜時間帯(2:00〜6:00)を除外し、ターゲットユーザーの稼働時間に的を絞った配信で成果を高めました。
成果:CPA削減とCV倍増、配信効率を劇的改善
本施策の結果、広告パフォーマンスには以下のような明確な成果が確認されました。
- CPA:20,000円 → 13,000円以内に改善(約35%削減)
- CV数:月10件 → 25件(2.4倍)
精密なキーワード調整とユーザー行動の深掘り、配信の最適化によって、限られた広告費の中でも最大の効果を引き出す運用が実現。
また、MCVの活用により、見込み度の高いユーザーを精緻に捉えることで、早期接触からのCV率向上にも貢献しました。
今後の展望
現在は、MCV分析に基づいたLP改善や、商材別のパーソナライズ広告への展開も視野に入れ、さらなる獲得単価の最適化とCV数の拡大に向けた施策が進行中です。