- 業種
- BPO
CV数は最大5倍へ──BPO企業の広告成果を変えた、LP改善とCV導線最適化の取り組み
提供サービス
- WEB広告運用代行
- 課 題
- コンバージョン(お問い合わせ)が伸びない
- CPAが高騰している
- 改善結果
- コンバージョン数も当初から2倍以上に増加
- CPAも半減に成功
資料作成やデザイン支援など、業務効率化を支えるBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)企業の価値は年々高まっています。一方で、無形サービスであるがゆえに、オンライン広告によるリード獲得の難易度は高く、成果が不透明になりがちです。
本事例では、月1~2件だったコンバージョンを3~5件へと改善した、あるBPO企業の広告運用再構築プロジェクトを紹介します。
課題:運用はしているが、成果が出ない広告配信
当初、クライアント企業は別の広告代理店にて広告配信を実施していました。
しかし、月に数件しかCVが出ず、費用対効果に課題を感じていた中、運用体制の変更が必要となり、弊社へご相談いただきました。
限られた広告予算の中で、確実に成果を出せる広告運用への転換が求められていました。
施策:CV導線の再設計と運用精度の向上
LP改善提案とCVポイントの拡張
まず着手したのは、コンバージョンポイントの見直しです。当初のCVは「お問い合わせ」のみで、ハードルの高さがCVR低下の一因と考えられました。
そこで、「資料請求」という中間CV導線の設置を提案。よりライトなアクションを促すことで、リード獲得数の底上げを図りました。
また、LPは外部の制作会社が保守を行っていたため、弊社広告運用担当が改善ポイントを分析し、具体的な改善案をご提供。
ヒートマップ分析やUI視点から、ファーストビューやCTA配置の見直しを図りました。
マイクロコンバージョン分析によるキーワード精査
CV数の最大化には、最終CVだけでなくマイクロコンバージョンの可視化が不可欠です。
そこで「資料ダウンロード完了」「フォーム入力開始」などのマイクロCVを設定し、ユーザー行動を精密に追跡。どのキーワード経由で有望な行動が取られているかを分析し、入札戦略に反映しました。
時間帯別入札調整で配信効率を最大化
BtoB領域では、広告配信のタイミングがCV率に直結します。
本案件では、平日ビジネスタイムを中心とした時間帯に絞り、広告の配信強化を実施。無駄な配信コストを抑えつつ、ターゲットユーザーの行動に沿った配信設計を行いました。
キーワード戦略の継続的最適化
日々の運用においては、CVデータやマイクロCVの動向をもとにキーワードごとの入札単価を調整。
成果が見られないキーワードは除外設定を行い、運用効率の最適化を進めました。運用開始から半年~1年で有効なキーワードが蓄積され、より精度の高い入札戦略が実現しています。
成果:コンバージョン数3~5件に安定化、予算内で最大の成果を実現
こうした継続的な改善施策の結果、広告配信後のCV数は月1~2件から月3~5件へと安定的に改善。
限られた予算内でも、PDCAを日々回し続けることで、広告の費用対効果を大きく高めることができました。
今後の展望
引き続き、蓄積された広告データをもとにしたLP改善や新たな広告チャネルの展開を検討中です。CV獲得に貢献するキーワード群のさらなる洗練や、見込み顧客の態度変容を促す施策など、マーケティング活動の深化に向けた取り組みが進んでいます。